ニシンの刺し身が食べたい。

ということで、飛行機で小樽に行きニシンを釣った話。

 

の、前に、小樽の釣れた場所と釣れた仕掛けだけ先に紹介しておきます。

 

-釣れた場所

 小樽港厩町岸壁

  →自分は釣れなかったけど、隣のおじさんたちが5匹くらい釣ってた

 

 ホーマック裏

  →30cmサイズが15匹くらい釣れた。隣の慣れた人たちは50匹以上釣ってた。

 

-釣れた仕掛け

※ニシンは少し仕掛けが違う、マキエが違う、投光機の光量が違うだけで釣れる/釣れないがはっきり分かれる魚です

 2-3m隣で爆釣しているのに私は一切釣れず、お隣を真似して仕掛けやコマセを調整したら釣れるようになりました

 釣れる仕掛けを紹介するので、ぜひ参考にしてください!

 

・竿

 磯竿など3-4mくらいの柔らかい竿が良い。鈴なりに釣れると竿が折れることもあるらしいので錘負荷高めのほうがいいかも。

 私は↓のコンパクトロッド(長さ:2.7m 錘負荷(号):15-30)を持参した(公共交通機関で移動したため)。

 

・リールと糸

  なんでもいい。サビキの幹糸が5号だったので、5号くらいのナイロンが50m巻いてあれば十分だと思う。

  足元に落とすサビキ釣りで、岸壁の水深は7m程度。頑張れば延べ竿でもできそう。

 

・仕掛け

 サビキ仕掛けだが、水中ライトと集魚板をつけていた。

 水中ライトは緑と青が多かったが、どれがいいかはよくわからない。カラーチェンジできるやつが良いと思う。

 集魚板は130mmのものがよいらしい。これはつけている人いない人いたが、どちらも釣れていた。

 

 

 

・サビキ

  周りの釣れている人はケイムラサビキだったし、自分もケイムラサビキで釣った。

  ↓の「Hayabusa ケイムラレインボー」の、針9号、ハリス3号幹糸5号。

  下につけるオモリは竿と相談。7号がバックに入っていたので付けた。

 

 

・コマセ

 最初はアミヒメだけ持っていったが、釣れている人のコマセを見ると煙幕状に広がっていた。

 ホーマックで追加のコマセを探したところ、「剛のマルチインパクト」と書かれているニシン用のものがあったので購入。

 近くの人はアミエサにぬかと砂を混ぜていたので、拡散性と沈下性が大事みたい。

 マルチインパクトとアミエサを混ぜて使い始めても釣れなかったが、少し水を入れてシャビシャビにすると釣れ始めた。

 拡散性のほうが大事なのかもしれない。

 釣り終わったあとは意外とコマセが周りに散っているので、流して帰りましょうね。

 

・集魚灯(投光機)

 釣れている人はみな投光機をつけており、だいたいが発電機を使用してハイパワーで海面を照らしていた。

 私もキャンプで使ってるLEDランタンを持っていったが、一応効果はあったらしく釣ることができた。

 でも隣の発電機ライトには光量が負けていたので、準備できるならもっと強力なライトが必要。

 

 

 

 

・釣り方

 仕掛けを底まで落としたあと、1-2mくらい竿を上下させて誘う。だいたい竿を下ろすときに釣れた。

 竿の上げ下げよりコマセが漂っている位置に仕掛けを投入できているかが大事。

 潮が流れている方向を確認して、底にある仕掛けの位置にコマセが漂うように考えて投入する。



 

以下、釣行記です

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ニシンはどこでどうやって釣れるんだ?と調べたところ、2023年12月ごろは小樽にてサビキで釣れるらしい。

小樽駅近くにはいくつか釣りができる場所があるけど、流石に小樽に車で行くことは難しいので、公共交通機関でアクセスできるところを選ぶ。今回候補にしたのは以下の5箇所。

 

・小樽港厩町岸壁 →足場もアクセスも良い、釣果も良さそう。第一候補

・小樽港南防波堤 →ロケーションは一番釣れそう、でも天候に強く左右される、バス停から少し歩く

・色内埠頭    →釣果はそこそこっぽいが足場は良さそう、バス停から少し歩く。

・高島漁港    →足場もアクセスも良く、人も少ないらしいがニシンの釣果は微妙そう。

・ホーマック裏  →足場もアクセスも良い、釣具も売ってるホームセンターが近い。第二候補。

 

初日(金曜日)

初日は第一候補の小樽港厩町岸壁に行くことにした。15時半頃についたところ、平日なのにそこそこの人が居た。

Google mapのストリートビューでこの場所を見ると広い釣り場があるが、実際に行くと工事規制と水産庁のでっかい船が止まっていたため、釣りできるエリアは15人分くらいしかなさそうだった。実際、沢山の車が来るも満員で諦めて帰っていた。

16時頃には日没、皆がライトをつけ始めた。18時ごろから近くの慣れてるっぽい人たちにちょいちょいニシンがかかり始める。

期待が増すが、釣れない。ボウズのがれに置いといたイソメエサのぶっ込み仕掛けにはアブラコやでかいハゼがかかるけど、肝心の本命が全く釣れない。話を聞いたり竿や仕掛け、釣り方を見て学ぶことにする。

初日ということもあり20時半には撤収。宿に帰って明日の作戦を練る。

 

2日目(土曜日)

2日目はどこに行くか迷ったが、買い足したいものもあったので第二候補のホーマック裏に向かった。釣り場には14時頃に到着。土曜の朝早くから釣り始めているという方々の隣にお邪魔する。

ニシンはまだ1匹も釣れていないらしい。

釣り場から見た天狗山

 

15時ごろからお隣は稀に釣れ始めている。アミヒメをヒシャクで撒いてサビキを垂らすも釣れない…。

突然重くなったので根掛かりか?と思ったらちょっとずつ巻ける。エイか・・・?と思ったらイスだった。は?

 

16時半には真っ暗になり、皆投光機をつけ始めた。真似してLEDランタンで海面を照らす。

19時ごろ手持ちのアミヒメが切れるが、一匹も釣れない。

お隣さんはその間にバンバン釣っていて、マジで心が折れそうになる。

 

旅の恥は掻き捨て、と思い切ってお隣さんに教わる。

おすすめのサビキやマキエについて聞き、ちょっとだけ釣座を寄せさせていただく。

ホーマックで一通り購入してから釣りを再開。

 

コマセがうまく広がらないので、少し水を足してシャビらせたところ、テンションフォールの途中に待ち望んだアタリ。

そこからは爆釣が始まり、コマセがなくなった1時間後に終了とした。

 

だいたい30cmサイズが15匹くらい釣れた。

脂が乗っており、お腹には数の子もちゃんとあり、アニサキスもしっかりいた。

刺し身もうまい、焼いてもうまい。これが堤防からバンバン釣れるなら頑張っちゃうよなあ…。