先日の勉強会「不眠と薬」で思い出したこと。

 

ずいぶん前に不眠で薬を飲んだ経験があるので、不眠の辛さはよくわかります。

私の場合は、ある出来事で負の感情が膨大になり、コントロールができなかったのが原因でした。

心療内科で、ある出来事に原因がある場合、価値観やその出来事の受け止め方が変わらないと、改善まで時間がかかりますね・・・と言われた記憶があります。

不眠状態が続いたままだと正常な思考はできないので、まずはゆっくり眠るようにと睡眠薬や抗不安薬が処方されました。

 

勉強会参加者の方から、どうやって薬をやめたのですか?と質問があり、

思い出してみたのです。

 

元々薬に不信感があり、長期間飲むつもりはなかったので短期間でやめました。

そして、自分の性質、思考の癖、価値観や受け止め方など、じっくり探るようになりました。

依存症やインナーチャイルドについても、考えてみました。

専門の方にお願いしたのではなく、本など参考にして自己流です。

 

同じ頃、乳がんが発覚して、がんになるような性格や思考傾向に気づき、

「ある出来事」より「乳がん」の方が大きな出来事になり、

「ある出来事」は気にならなくなったという、妙な結果になりました。

がん再発しないよう、心の問題や意識、価値観、思考などの改善に興味を持つようになり、自分を変えたいと思うようになりました。

そして、不眠があっても不眠が気にならなくなり、不眠でもんもんとすることはなくなりました。現在は、朝までぐっすり眠っています。

 

不眠の時も、がんの時も、

気持ちの整理をつけたいし、この先どうなっていくのか不安だし、

ただただ話を聴いてほしい時期がありました。

幸い、がんの主治医はなんでも言える医師だったので、精神的に楽でした。

いろいろ不安があっても、なんでも言える場所があると思うだけで、不安が軽減しました。

 

気持ちを吐き出せる場所、そんな場所がほしかった。

なんでも言える場所がほしかった。

でも、そういう場所はなかなか見つかりませんでした。

そういう気持ちがあって、

なんでも言える相談室をいつか開きたいと思っていたことを、

思い出しました。

 

身内や親しい人には言いたくないこと、言えないこと、

身内や親しい人だから言えること。

第三者や他人には言いたくないこと、言えないこと、

第三者や他人だから言えること。

いろいろな想いがありますので、適した場所があるはずです。

 

VitalForce相談室では、なんでもよろず相談を行っています。

話を聴いてほしい時、なんでも言える場所としてご利用していただければ嬉しいです。