Mañana será otro día!明日は明日の風が吹く

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日本の裏側アルゼンチン、ブエノスアイレスでの生活記録

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日本の真裏で生活するにあたって、
心に決めてきたことがあります。
私自身が、この国をこの国での生活を
本気で楽しむこと。
好きになること。
腹を括ること。

そう決めたのは
海外生活初体験の自分のためでもあったし、
ベビ子が未就学児だったからでもありました。
今年の3月に幼稚園に通い始めたベビ子は、
親の手を離れた場所で様々な経験を重ねて
今は彼女独自の価値観や見識を持ち始めているけれど、
昨年11月にアルゼンチンに来た時は未就学児でした。
常に親と一緒に生活している未就学児のものの見方や感じ方は
親のそれに大きな影響を受けるように思います。
日本に心の一部を残すのではなく、
ここにしっかり根を張って生きる姿を見せることで、
こどもも「ここ」の「いま」を
目一杯生きることができるんじゃないか、
そう思って
「日本だったらこうなのに」
「日本だったらなぁ…」ではなく、
ここに暮らすからには
ここのやり方に従おうと決めていました。

楽しもう、好きになろう、と決めてきたからなのか
肌に合ったのかわかりませんが、
この国に着いた時から、私はここが好きでした^_^
そして、暮らして一年経ったいまも、
ここが好きです。
それは私にとって、本当に良かったことのひとつ。
いくら我が子のためとはいえ、
嫌いなものを好きになろうとするのは
やっぱり難しかっただろうと思うから。

それから、
生活している中で不足を感じることがあったら、
諦めずに見つける努力をしてきたつもりです。
素敵な場所、美味しいレストラン、お洒落なお店。
ここではとても情報が得づらいので、
自分で探す努力をしました。
自分が自分らしく心地よく生活するため、
美容に関しても果敢にチャレンジしました。
髪の毛なんかは、
手痛い失敗を未だ引きずってパサパサではあるけれど…
回り道も多いし、
身をもって失敗の痛手を受けることもあるけれど…
でも、開拓するのは楽しかった。
待つんじゃなくて、受け入れるんじゃなくて、
楽しいこと、素敵なことを見つけるために
自ら動いた一年でした。
幼稚園や幼稚園にまつわる現地の人たちとのコミュニケーションに関しては
前のブログに書いたとおりです。

でも…
今年後半の私は、
少し自分に焦点を当て過ぎたかな、と
いま振り返っています。
ベビ子のためと思って幼稚園のご家族とお付き合いをしたり、
スペイン語のやりとりを頑張っていたつもりが、
それにものすごくパワーを使ってしまって
ぐったり疲れる夜が多くて…
ありがたい忙しさで生活は充実しているのに
なんだかいつもどこかが満たされなくて…
前のブログに書きましたが、
「私たち(母親)が駐在生活で日々積み重ねてることって
成果が見えないし、評価ももらえないけど、
こどもの中にはちゃんと残ってる。
自分の実にもなっているよ。」
というお友達の言葉を聞いて
やっと自分を認められたのと同時に、
「評価されたい」「認められたい」という
自分の気持ちにも気がつきました。
幼稚園が午後の三時間のみだった今年は
本当にいろいろ時間が足りなかったけれど、
来年の3月からはベビ子の幼稚園が一日になります。
時間が増えたらもう少し自分自身を整えて、
来年はいま一度「母として」「妻として」の自分を
見直したいなぁと思っています^_^
「私」は大切だけれど、
「私」として生きることも重要だけれど、
いまの私は「私」であり
「母」であり「妻」でもあるから。
「私、私!」にならないように。
初めての海外生活、挑戦が多かった今年は、
「私」で頭がいっぱいになりすぎました。

そして来年は
私がいま強く握りしめている
「私はスペイン語がうまく話せない」
を少しずつ手放そうと思います。
幼稚園のママの中に
いつも私をぐっと引っ張ってくれる人がいるのだけれど、
彼女に「いつもあなたに助けられている」と感謝を伝えたら
「私はいつも自然体なだけよ。
あなたもそうあるべきよ。」
と返ってきました。

この一年ずっと
「私はうまく話せない。
だからアルゼンチンの人たちと
うまくコミュニケーションが取れない。
もっと仲良くなりなくても、なれない。」そう思ってきたけれど、
気づけばあたたかいやりとりを交わせる相手ができています。
一回きりのやりとりじゃなく、
次の約束、次のやりとりに繋がる関係があります。
深い会話はできないけれど、
「彼女のこと、好きだなぁ」と思う人がいます。
この好意において言葉は関係ありません。
言葉は、とても重要なコミュニケーションツールではあるけれど、
それなしには人との関係が築けないというものではないのかも。
一年の終わりになって、
いまやっと気がつきました。

だとしたら、
私が常に自分の頭の上に看板のように掲げている
「私はスペイン語がうまく話せません」
は、はずすべき。
スペイン語がうまく話せないことは、
ここで暮らす私を語る上での最重要項目ではなく、
私のほんの一部分にすぎないのに、
毎日繰り返し「私はスペイン語がうまく話せない」
を私自身が意識しすぎていたように思います。
「いまはこのくらいしか話せない」で、終わり。
その先に、だからいいとか悪いとか、
ジャッジはなし。
そう心から思えれば
もっと肩の力が抜けるだろうし、
彼女の言うような自然体でいられる気がしています。
来年の目標は、このふたつ。

こうして振り返り
来年への想いをしたためてみると、
やっぱり私は一人ではないなぁと思います。
人に恵まれているし、
人に助けてもらっています。
ここにもちゃんと素敵な出会いがありました。
ありがたいなぁ、本当に。

*****

いつも以上に長いブログになりましたが、
今日これから一年ぶりに日本に帰ります。
三週間という短い滞在なので、
やらなければならないこともいっぱいだし
限られた人にしか会えない予定…
日本は寒いのかなぁ。
日本に行ったら、今度はなにを感じるのかなぁ。


まずは長旅、頑張ります!
行ってきます!アルゼンチン!
待っててね~!日本!
先週末でベビ子の今年の幼稚園が修了しました。
日本でいうところの年中クラスを終えたことになります。
日本の幼稚園にも
面接や行動観察記録のようなものがあるのかな?
ベビ子の幼稚園には面接はありませんでしたが、
年度の中間と終わりに
行動観察記録を受け取りました。
スペイン語で書かれた文章を
やっとのことで解読して、涙( ; ; )

*彼女は幼稚園での生活の様々な場面で
 イニシアチブを示しており、仲間をフォローし、
 彼女の貢献で活動を充実させています。
*彼女は誰とでも言葉と行動を共有することができ、
 幼稚園生活で発生する様々な問題を
 自発的に解決しようとします。
*新しいことに好奇心と驚きを示します。
 さまざまな提案に集中し、熱意をもって参加します。
 長時間耳を傾け、注意と関心を持って
 それを実行する能力が認められます。
*スペイン語に関して、
 彼女は彼女の年齢以上の明確な発音ができます。
 一度覚えた言葉を忘れることなく、
 スペイン語特有のイントネーションを吸収するため、
 日々練習を重ねています。
*彼女は自分の意見や感情を仲間や大人にはっきりと表現でき、
 必要に応じて議論することさえできます。
*彼女は日々、自分自身を超えることに熱心です。

先生方がベビ子のことをよく観察してくださっていることに感動。
そして、並んでいる素晴らしい評価の言葉にも感動…
親から離れた幼稚園という社会の中で、
ベビ子がどんなふうに過ごしていたのかよくわかったし、
彼女が彼女なりに最善を尽くしたのであろうことが感じられて、
本当に本当に嬉しかったし誇らしかった。

初めての幼稚園、
しかも言葉の全く通じない状態からのスタートだった幼稚園を
こんなに楽しく終えることができるなんて、
想像もつきませんでした。


私も私で、頑張った~
3月からの10ヶ月間で
お誕生日会に17回参加して、
7人のお友達のお宅にお邪魔。
同じく7人のお友達を我が家にお招きしました。
遊んだ回数を数えたら、22回!
あんまりちゃんと会話できなかったなぁ…
と凹んだり疲れたりすることも多かったのが現実だけれど、
お誘いには「Si!」と答え続けたこの10ヶ月。
私なりの最善を尽くしたつもりです。

少々走りすぎてしまったのか
やっぱり疲れが抜けなくて、
思考の方向転換をしようとしても
一年経ってもまだこの程度な自分のコミュニケーション能力や、
この一年の自分自身に
どうしても「○」をつけることができずにいたここ最近。
駐在母生活の先輩であるお友達の
「うまくやれているかわからない、
自分自身の実になっているかわからない、
そう感じてしまうような行動でも、
ちゃんとこどもの中には残るよ。」
という言葉に、久しぶりに心が軽くなりました^_^

そうかも!
日本人が一人もいない学校で、
ご家族連れの日本人との密な関わりもあまりない中で、
手探りでいろんなことに飛び込んだこの10ヶ月。
現地の人たちと関わる以外に道がなかった、
こどものためにも
幼稚園の人たちとの結びつきを強くするよう
努力するほかなかった。
日本に暮らしていたらしなかったであろう努力を
いろいろやった10ヶ月でした。
頑張った!私( ; ; )
やっと自分のことを認められた感じです。
私も私自身に
ベビ子がもらったのと同じ
素敵な評価の言葉を贈りたいと思います^_^
「彼女は日々、自分を超えることに熱心です」
あ~( ; ; )
やっと自分に「頑張ったね」って言えて
泣けて泣けて仕方ない…よかった。


おつかれさま、ベビ子。
おつかれさま、パパ。
おつかれさま、私。
アルゼンチンでの日々は私にとって
自分の「苦手」と対峙することの連続。
そんな風に感じることがあります。

私は、自分が格好悪く見えることが大嫌い。
間違うことも嫌い。
わからないことを、
「わからないから教えて」と聞くことが苦手。
コミュニケーションに関して言えば、
自分から相手に近づくのが苦手…

これまでの私は
「嫌い」や「苦手」を極力避けて生きてきました。
格好悪く見えるようなことはしてこなかったし、
間違わないように、
間違いそうなことはやらずに過ごしてきました。
そしてこれまでは、
そうやって私が避けて通ってきたことを
助けてくれたり、替わりにやってくれる誰かが
私のそばに必ずいました。
「私、それ苦手だなぁ、やりたくないなぁ」
と思っていると、
「仕方ないね」
と手を貸してくれる人がいました。
自分から相手に近づかなくても、
私の心の扉をノックしてくれる人がいて、
そういう人と関わりを持ってきました。
自分で言うのも何ですが…
本当に大きな困難なく、苦労もなく
ぬくぬく生きてきた。
だからとても打たれ弱い。
それが、私。

でも、ここでは、
私がこれまでするするっと避けて通ってきた
「嫌い」や「苦手」と向き合わずには、
一歩も前に進めませんでした。
間違いを恐れていては何もできない。
わからなかったら何度だって聞かなければ、
困るのは自分、家族、我が子。
自分でやらなきゃ誰も替わりになんてやってくれない。
こどもの怪我、病気。
そして日本人が一人もいない学校での
日々のやりとりや手続き…
どうやっても逃れられないことが山積していました。

そして、
ここでの私は基本的に格好悪い!!
スタイル抜群の美女が多いアルゼンチンでは、
東洋人なんてどんなに頑張ってもやっぱり見劣りするし、
その上言葉が不自由だから
振る舞いだってスマートになんてできるわけない。
格好悪いのは嫌い…なんて言っても、
イケてないんだから仕方ない^^;
そういう自分を受け入れるしかない笑

私が自分自身の有りようにおいて、
子育てにおいて、
なにより大切にしたいと思う自己肯定感についても、
ここでの暮らしで何度も考えされられました。
これまでずっと、
自分には高い自己肯定感があると思って生きてきたけれど、
それがここで
根本から覆されました。
私のこれまでの自己肯定感は、
言葉の通じる自分の国での
安定した暮らしに裏打ちされたものだったことに、
ここではじめて気がつきました。
満足に英語もスペイン語も話せない、
わからないことだらけで何をするにも時間がかかる。
誰かに何か尋ねるたびにオドオドしてしまったり、
笑いを顔に貼り付けなければならなかったり…
そんな自分のことを「価値ある存在」だなんて
思えなくなりました。
「こんなはずじゃない」「もっとできるはず」
「私じゃなかったら、もっとうまくやれるのでは」
ちょっと気を抜くと
そんな気持ちに心が支配されてしまう自分には
自己肯定感なんてかけらもない。
自分の価値ってどこにあるの?
なんだかいろんなことがわからなくなった時期もありました。

ここに来たばかりの時は
イタイ自分にぶつかるたび、
乗り越えなければ前に進めない「苦手」と向き合うたび、
凹みまくっていたのだけれど笑。
いまはそれにも慣れました。
40を過ぎて
こんなに自分の痛いところと向き合うことになるとは^^;
こんなに自分の無様さを見ることになるとは^^;

でも、
日本の真裏に来なかったら
私はきっと、そのままだったと思うのです。
だからいまは、
やっぱり得難い時を過ごしています。
時々苦しいけれど笑
私の人生観はここで大きく変化しようとしている。
日々そう思って生きています^_^

  
昨日は7月から習い始めたベビ子のダンスの発表会でした。


月曜日の19時開演という時間にも驚いたけれど、
会場の立派さにも驚愕。


こんな素晴らしい劇場で
アマチュアの発表会をさせてもらえるなんて。
日本では考えられません!

日本でダンスやバレエの発表会というと
練習も準備もとても大変で、お金がかかるイメージですが、
有名な先生が主催しているらしいベビ子のダンス教室は
全てがとてもカジュアル^^;
お月謝も安いし、発表会のためのお金も
衣装代、大人2人のチケット代を合わせて
5,000円に満たないくらいの金額でした。
(一人当たり何枚購入必須とか、そんな縛りもなし)
週一回のレッスンもたいしたレベルではなさそうだし(失礼…)
本番会場でのリハーサルはあったものの、
真剣に練習している感じもそれほどなかったので
正直あまり期待していなかったのだけれど(笑)
もう、最高に楽しかった!
心から感動しました。

*****

日本の教育は
発表会と名のつくものや、音楽会、運動会など、
誰かに何かの成果を見せるような場で
完璧な仕上がりを重視する傾向にあります。
発表会も音楽会も運動会の演技ですらも…
拍手喝采や歓声といったあたたかいムードよりもむしろ
ある種の緊張感が漂うものであることが多い、
というのが私の印象。
演技の後に送られる拍手は
それ自体への素晴らしさや完成度の高さ、
そしてそれを作り上げるための努力に対する称賛。

地球の裏側のこちらでは、そのあたりも正反対です。
ここでは「楽しむこと」がなにより大切。
それぞれの演技の後に送られる拍手と大歓声は
完成度や努力とは無関係。
振り付けを覚えていなくても、
上手に踊れなくても、
楽しんでその場に立っていることが称賛されます。
毎回の演技後におざなりな拍手ではなく
心のこもった本気の拍手喝采と歓声が巻き起こるたび、
私はなんだか心が震えて
いちいち目頭が熱くなってしまいました^^;


ベビ子のクラスの演目は「Let it go」。
スペイン語では「Libre soy」。
こどもたち、かわいかった♡


ほとんどなにもできてない感じの
こんなおチビさんクラスも微笑ましかったし、


ママたちで構成されている中年クラスも!


完璧に素晴らしい演技もありました。

上手な演技はもちろん素敵でしたが、
私の心に響いたのは
こどもたちやママたちのダンス。
不揃いだったり、あまり上手じゃない人がいたり…
でもみんなが本当にダンスを好きで
楽しんで踊っている気持ちが伝わってきて、
「あぁ、いいなぁ」って
観ているこちらまで自然と笑顔になってしまいました。

日本でももちろん、 楽しむことはとても大切。
でも、人前で何かを見せるような場面では
「人に見せても恥ずかしくないように」
という前提が、どこかにある気がします。
楽しめるのは、きちんとやれるからこそ。
下手の横好きという言葉はあるけれど、
日本人の感覚では
それってあまりよくあることではないのではないでしょうか。
好きだけどあまり上手にできないことに関しては、
どこかの時点で
「好きだけど…下手だから」
に変わってしまって遠ざかったこと、
私にはたくさんあります。

ここでは、その感覚はゼロ。
上手い下手とか、年齢とか、体型とか…
そういう要素よりずっと
「好きか嫌いか」が前にある、そんな感じです。
そして、
上手い下手よりも「好き」「楽しい」という気持ちが
人の心を動かすことを知って、
私はなんだか大きな衝撃を受けました。

ちゃんとできてなくても「ブラボー」な
南米の風土や教育にはもちろんマイナス面があるし、
なんでもきちんとやらせる日本の風土や教育の良さも
もちろんよくわかっています。
だから、
どちらがいいとか悪いとかそんな話ではなくて。
私はたびたび、
日本と真逆のこちらの人たちの感覚に
衝撃やら感動やらを覚えてしまう、という話です。


5歳のベビ子にとって、
昨日が人生ではじめての発表会。
素晴らしい会場で拍手喝采と大歓声を浴びて、
こどもにとっては最高に幸せな体験だったのではないかと思います。
それは、私たちにとっても同じ。
彼女のおかげで
得難い経験をたくさんさせてもらっています。


しかし…
この写真にうつりきらないくらいの生徒数なのに、
アジア系は我が家だけでした。
改めて
すごい場所にいるんだなぁと実感した夜でもありました。
なんだか…疲れが抜けきらない…
旅行は最高だったのに>_<

何度も書いているように、
家族連れの日本人が多く住むエリアとは違う場所に暮らし、
娘を現地の幼稚園に通わせている私の日常は
(日本人学校は小学校からなので、
幼稚園に関してはそもそも現地校かインターくらいしか選択肢がないのだけれど)
週に一回の日本人仲間とのタンゴレッスンを除くと
基本的に家族以外との日本語のコミュニケーションがありません。
日本人学校を中心とする日本人コミュニティの繋がりは密で、
それぞれ助け合って生活している感じだけれど、
私は日本人コミュニティには属していない。
アルゼンチン人同士も親しい間柄だと
家族同然のお付き合いをしていて、
こどもを預かりあったりやはり助け合って暮らしているけれど、
私はもちろん
アルゼンチンの人たちともそこまでのお付き合いはできていない。
宙ぶらりん、中途半端…

日本人のお友達との時間を持てても、
「この人はちゃんとご自分の視点と世界を持ってここで暮らしてるのに…
いまの私はダメだ~」
と逆に落ち込んだり、
「そんなにこっちの人に誘ってもらって
交流を持てているなんてすごいよ、羨ましいよ」
とねぎらってもらって一瞬浮かび上がっても、
またすぐに同じ疲れを感じたり^^;

あぁもう、自分が本当にめんどくさいっ。
めんどくさい自分を自分で持て余しているという
どうしようもなさ笑
心許せる数少ないこちらのお友達に
気軽な感じで話せればいいのかもしれないけれど、
自分でも自分がめんどくさいのに
このめんどくささをさらけ出したらそれこそ
「めんどくさい人ね…」
と思われちゃう気がして話せないし、
そもそもそんなことを垂れ流すのはスマートじゃない。

どこで生きていても同じことだけれど、
どう考える?なにを感じる?
心地いい?息苦しい?
たのしい?つらい?
常に自分に問いかけて、自分の中に答えを見つけていかないと。
「自分」という一本の太い軸を自分の中に立てて、
判断基準を常に自分の中に持っておかないと、
生まれ育った場所から離れた国では
特に生きにくくなる気がしています。

先月あたりからなんとなく疲れていて、
こんな感じのブログも何回か書いているのは
やっぱり時期的なこともあるのかなぁ。
自分の時間と呼べるものはいまはとても少ないので
時間的には暇ではないのだけれど、
限られたコミュニケーションしかしない日常では、
頭の中は暇なのかもしれません^^;
日本語での思考がやたら深まってしまう…

わかってもらおうとしなくてもわかってくれている人がたくさんそばにいて、
なんてことのないコミュニケーションを交わす相手がたくさんいるって、
本当に本当に幸せなことなんだなぁと
最近よく思います。

どうしようもないグチグチが長くなってしまった^^;

*****

まぁ、いろいろありますが、
幼稚園がお休みだった昨日は
親子共々日本人のお友達との時間を持てたし、
アルゼンチン人のお友達家族のあたたかい手助けに
感謝を感じた日でもありました。

今日は幼稚園後に
ベビ子のお友達宅にお呼ばれ。
明日は幼稚園での昼食会。
週末はアルゼンチン人ご家族との食事会。
今週も現地ベースのイベントが盛りだくさん。
気合を入れて、こなすとします!!


いまの季節、
ブエノスアイレスの街はところどころが紫色に染まります。
我が家からの眺めもとても綺麗。
がんばろ。
アルゼンチンは先週末、三連休。
二泊三日でワインの産地メンドーサに行ってきました。
メンドーサ旅行はこれで3回目笑
我が家は次々新しい場所に行くよりも、
好きな場所に何度も旅行するのを好む傾向にあります。
勝手がわかってくると、
よりその場所を満喫できるから^_^

アルゼンチンワインは
日本にそれほどたくさん流通していないこともあり、
ここに暮らし始めた当初は
アルゼンチンワインの銘柄をよく知らなかったのですが、
一年経ったいまは
好きな銘柄、好きなワインがわかってきました。
だから、
ボデガ巡りがますます楽しい♡というわけです。

大人的旅の目的は、
ボデガでのワインテイスティングランチ。
今回は二箇所訪れました。
一軒目はSusana Balbo Wines。
二日目のランチだったので、
夕食や翌日に余力を残しておきたくて^^;
3皿&3ワインのコースをオーダー。


ワインもお料理もとても美味しかった♡
ここは景色もお庭も素敵!


二軒目はBodega Lagarde。
最終日のランチで、
あとはもう帰るだけだったので
ここでは7皿&5ワインのコースにしちゃいました。


オーダーしたあとで、
さすがにやりすぎたか…と思ったけれど…
主人も私も、完食!!
ここのボデガ、最高♡
私たちの中で今のところのBest of Bestでした。


ワインテイスティングランチはどちらも大当たりでしたが、
当たりもあれば外れもあり^^;
前回すべてが素敵だったからリピートした宿のお料理が、
シェフが変わったらしく
正直あまり美味しくなくてがっかりだったり、
何年も連続で賞を取っているもう一軒の宿も
ホスピタリティやお料理がこれまたイマイチだったり。
そして、
こども的旅の最大のたのしみであったはずのプールが…
なんと暑過ぎて長く入れなかったり>_<
夏を前にしてこんなに暑いなんて思わなかった!


経験を生かしたつもりだったのに、
予想外の誤算や想定外もありました。

リピート好きな私たちですが、
「楽しかった、美味しかった、最高だった!」
な思い出は、
その時の幸せな記憶として留めることが幸せなのかも…^^;
なんてちょこっと思ったりもしました。

美酒と美食を巡る旅は大人的には最高。
でも三回目の今回は、
大人のたのしみを少し優先させすぎちゃったかな…
反省。
旅の締めくくりは、自宅に戻って食べた肉うどん笑
これまた最高に美味しかった~
ブエノスアイレスは本当に良い季節!
毎日いい気持ちのお天気です。


自分たちがここで生活しはじめたこの季節が、
ブエノスアイレスの四季の中で私は一番好き^_^

*****

ここに来て一年が経ち、
あと三週間あまりで年中クラスが終了しようといういま、
外国語でのコミュニケーションの難しさを
また改めて感じるようになっています。
それは私自身のことでもあり、
ベビ子のことでもあるのですが。

ベビ子のことに先に触れると、
最初の頃は存在自体が珍しくて
それだけで良くも悪くも興味の対象で。
少しずつスペイン語を口にするようになると
彼女自身の外交的な性格も手伝ってか、
ベビ子にはすぐにたくさんのお友達ができました。
それがずっと続いていくのかな、と思ったのですが、
少し様子が変わってきた気がするのです。
私よりはるかに上手にスペイン語が話せるベビ子ですが、
当たり前だけれど現地の子と同じようには話せません。
「珍しい存在」から、
「いて当たり前のクラスメート」になったことによって、
コミュニケーション能力の差が露呈してきた、
というのかな…
何人かで遊ぶときに
ちょっとだけついていけずにミソっかすっぽくなる場面を
私も目にすることがあるし、
彼女の口からそんな話を聞くこともでてきました。
女の子は5歳にもなると
コミュニケーションの肝は会話だったりするわけで^^;
そうなると当然、
ついていけなくなることもあるのだろうと思います。

でも、
語彙の少なさや文法的なことなど
現地の子に劣る部分はもちろんあるにせよ、
ベビ子のスペイン語は大人からはいつも高評価。
「アクセントや発音が完璧」
「同じクラスのこどもたちよりも
ベビ子の方がきちんと話せている」など、
クラスメートの親御さんたちからはいつも褒めてもらいます。
彼女自身もスペイン語にとても興味を示していて、
吸収しようという気持ちがとても強いのを感じます。
幼稚園で知らない単語を耳にして、
それがどうしてもわからなかった時は
必ず私に辞書で調べて欲しいと頼んできます。
私は勝手に、
ベビ子のコミュニケーションが新段階に入った、とか、
きっと大変なこともあるに違いないと想像しているけれど、
本人はそんなことは思っていなさそう^^;
彼女の前向きさと、
ここで生きていこう、仲間になろう、とする気持ちの強さに
いつも驚きます。

*****

私は、というと、最初の頃こそ
あまり話せないこととか、
スペイン語をどうやって勉強しているか、とか、
なぜここに暮らしているか、とか、
上っ面の会話で成り立っていたものが、
一緒に過ごす時間が増えるほどに
話すことが、話せることがなくなっていく悩みにぶつかっています。
つまり、能力的に。
話したいことはもちろんある、
相手のことを知りたい、
自分のことを表現したい…
でもコミュニケーション能力が追いつかない、というジレンマ。
コミュニケーションって、
会う回数を重ねるたびに深まるのが理想なのに
いつまでたっても深まらないのです>_<
だから、私を、私たちを誘ってくれる
アルゼンチンのお友達に会うたびに
ちょっと疲れる…ちょっと凹むのです…
少し前までは疲れしか感じなかったのに、
最近はちょっとした自己否定までしてしまうのです…
「私と話して楽しかっただろうか」
「次に繋がるかしら」
「なんで私はいつまでたってもうまく話せないんだろう」

でも。
外国語のコミュニケーションはそんなに簡単ではないと
ここに暮らす語学堪能な日本人のお友達たちが教えてくれました。
何年も海外で暮らしても、
外国人のご主人がいても、
時間をかけて勉強しても、
母国語ではない言葉で心の通うコミュニケーションをすることは
とてもとても、難しいのだと。
ある人はそれを「言葉の壁は高い」と言い、
またある人は「根っこの違い」と表現していました。
私のスペイン後の先生は
「言語は文化と密接に結びついている。
その国の文化を知らずに言語だけを学んでも、
深い理解には繋がらない。」
と言います。

そうなんだろうなぁ。納得。
何度も何度も、壁にぶつかるんだろうなぁ。
これからも。
自分で自分を鼓舞し、時にいたわり、
頑張るしかないのです。

*****

渡亜一年。
節目を迎えてなぜか落ちることが多い今日この頃ですが、
ありがたいことに新たなお友達との繋がりも
またできてきています。


クラスで一番仲良しの男の子。
ご自宅のプールに誘ってくれました^_^


プールの後は、仲良く映画鑑賞。
元気なベビ子は男の子とも遊びたいのだけれど、
幼稚園では女の子は女の子と、
男の子は男の子と遊ぶ傾向が強くて
仲良しの男の子はあまりできていなかったから、
とても嬉しい!

そして、
男の子との遊びの中でのお喋りの重要度は
対女の子との場合に比べると低いので、
ある意味平和で微笑ましい^_^

アルゼンチンは今週末三連休。
我が家はまた、メンドーサに旅行に行ってきます。
なんだかちょっと疲れ気味の心に
エネルギーチャージできたらいいな^_^
先週、
ベビ子のクラスのママたちとの夕食会に参加してきました。
こちらの幼稚園は12月のはじめから2月の終わりまで
長い長い夏休みに入るので、
「お休みに入る前に集まりましょうよ!」
とママグループのwhatsappで召集がかかったのです。

前にも何度か書いたように、
いまの幼稚園では
月に2回から3回のペースでクラスメートのお誕生日会があり、
そのたびに3時間程度のパーティーに親も同行するので
親同士のコミュニケーションの機会は
日本よりずっと豊富で、ずっと密。
私にも何人か
個人的なやりとりをするお友達ができはしましたが…
ママたち大勢の輪の中に入っていくのは
やっぱりまだまだ難しいのが現状。

夕食会の召集に全員が返事をするわけでもなく、
その会話自体に混ざらないママもいる中
いまいち空気も読めず悩みに悩んだのですが…
年度の終わりのこの機会を逃したら、
もう二度と勇気が出ないかも…
そう思って、参加を決意しました。
(なんだか大袈裟だけれど^^;)

その日は
幼稚園後の17時から19時半までクラスメートのお誕生日会。
その後、21時からがママたちの夕食会でした。
クラス26人のうち、参加したママは12人。

参加して、どうだったかと言うと…
途中から、会話、全くわかりませんでした^^;
お店は賑やかだし、会話は早いし、
後半はほとんど「無」になっていました。
なんとな~く、こんなことを話しているんだろうな…
ってことしかわからず。
やっぱり、賑やかな場所での大人数のスペイン語を理解するのは
いまの私には不可能でした^^;

でも、
こういう場所に参加する勇気を持てたことは
私にとっての収穫。
そして、
わからなくてもその場にいられるようになったことは
私の成長(笑)
そう前向きに捉えています^_^
参加したことに、意義があったと思う!
みんなと親しくなりたい、関わりたい、
そういう気持ちが伝われば、
それでいいんじゃないかと思います^_^


顔を隠すとあまりよくわからないし、
集合写真ではないけれど、こんな雰囲気。
ママたちみんな、とても華やか^_^
解散は1時過ぎでした。

スペイン語疲れ、気疲れ…
いろいろあったけれど笑
またひとつ、よい体験。
気持ちよく送り出してくれた主人とベビ子にも感謝。
今日は、
私とベビ子がアルゼンチンに来て
ちょうど一年の節目の日。
もう一年もここにいるなんて…
信じられない気持ちです。

一年前ここに着いた時には、
友達はもちろんのこと
主人と娘以外、誰一人知り合いもなく、
言葉もわからなければ、
アルゼンチンという国ことを
ほとんど何も知りませんでした。
レストランのメニューはちんぷんかんぷん、
スーパーでの買い物も
書いてあることがわからなくて、
困難を極めました。
自分の家も、家のまわりの道も、人も。
みんな「知らないもの」で、
毎日が冒険でした。
一年経ったいまもまだ、
私は上手にスペイン語が話せないし
聞き取ることもできません。
でも、
いまは困った時に手を差し伸べてくれる人たちが
ここにいます。
アルゼンチンの家は
私にとってまぎれもない「ホーム」になり、
心安らぐ場所になりました。
街も、道も、お店も、人も。
「知らないもの」ではなくなりました。
同じ道を歩いても、同じものを見ても、
一年前といまでは見え方が全く違います。

日本の真裏の暮らしには
もちろん不自由はありますが。
ちょこちょこ不具合のある我が家も、
切れないラップも、
ままならない美容問題も、
時刻表がなく運転の荒いバスも。
全部含めて、
私はこの国が好きだし、
この国での暮らしを楽しんでいます^_^

離れていても
いつも心の支えである日本の家族、
日本のお友達、アルゼンチンのお友達。
そして、ここに一緒にいる大切な大切な家族。
みんなに感謝。すべてに感謝。


今日のブエノスアイレスの写真。
私たちがここに着いた去年の今日も こんな気持ちの良い日でした^_^
アルゼンチン生活2年目も、
私らしく楽しもうと思います。

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昨日の夕暮れはとても不思議な空でした。


西から順番に、夕焼けと雷と虹、
そして雨が同じ瞬間の空に存在していました。
奇跡のような空。


波乱万丈なこの一年のアルゼンチン生活みたいな空から
昨日は長いこと目を離せずにいました。
週末のブエノスアイレスは、
気持ちの良いお天気でした。


あぁ、いい季節!!
我が家のマンションのプールは11月から解禁。
アルゼンチンの人々同様、
水に入るのが大好きなうちのふたりは
早速プールにでかけていきました。
さすがに水に入るには寒いだろうと思っていたら…
やっぱりまだ少し寒かったみたい^^;


私はテラスでマテを飲みながら
しばしの休日の一人時間を満喫。
ん~、幸せ♡

絨毯を買ったついでにテラス用の椅子も買ったので、
家の居心地がとても良くなりました。
こちらには大好きなIKEAのような
お手頃価格なのにオシャレな家具が揃う場所というのがなくて…
(みつけられなくて)
テラス用の椅子やテーブルも
なかなか購入に踏み切れずにいたもののひとつ。
買ってよかった^_^


ハロウィンが終わったので、
日本から持ってきた小さなツリーを出して
今年はささやかなクリスマスの飾りも!
去年のクリスマスは
まだ船便の荷物が到着していなくて、
自分の家なのに仮住まい感が強く…
心の余裕も全然なくて
クリスマスの飾り付けはほとんどせず、でした。
こうして少しでも気に入ったもので飾り付けをすると
また少し心豊かに暮らすことができる気がします。

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日付変わって今日月曜日は、朝から雨…


ものすごい雷雨の時間帯もありましたが、
ベビ子を幼稚園に送る時間には雨が上がりました。
明日からはまたお天気が回復しそう!
はやく本格的に暑くならないかなぁ。