マー ニシュマ?(ヘブライ語で「お元気ですか?」)

わたしが住んでいるテルアビブは、昼間の気温が連日30度を超え、暑さが厳しくなっています。

今回は、『イスラエルの野菜と果物』をクローズアップします。

イスラエルといえば、砂漠のイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

たしかにイスラエルはその国土のうち、砂漠が60%を占めています。ですが、耕作地は20%を占め、厳しい気候の中でも北から南までが細長い地形であることから、作られている野菜や果物はたいへん種類が豊富なことに驚きます。

日本ではあまり見かけない野菜や果物もたくさんありますので、ご紹介いたします!

 

まず、イスラエルで野菜や果物が売られている場所は大体3つに分けられます。

① スーパーマーケット

 

日本とほぼ変わりません。ただ、そこまで積み上げるの!?と、笑ってしまうほど野菜が積み上げられているので、気をつけて取らないと床にごろごろ…なんてこともよくあります。また、一つひとつ確認して袋へ入れないと、帰ってよく見てみると傷んでいることもあるので、要注意です。

 

② シューク(市場)

 

イスラエルを代表する市場といえば、マハネ・ユダ市場(エルサレム)やカルメル市場(テルアビブ)です。スーパーマーケットよりも安いものも多いです。

 野菜や果物の入手ルートが違うためか、お店によって値段はさまざまです。こっちのアボカドは14シェケル/kg(=約470円)、あっちのアボカドは17シェケル/kg(=約570円)、そっちのアボカドは11シェケル/kg(=約370円)と、選ぶのに迷います。鮮度もそれぞれなので、じっくり比べながら買い物をしています。

 

③ 野菜や果物の専門店

日本でいう八百屋さんの様なところでしょうか。その場で搾りたてのジュースが飲めるお店と隣接しているところも度々見かけます。

 

<日本では見かけない野菜や果物>

○コールラビ

コールラビはドイツ語で“コール”が“キャベツ”、“ラビ”が“かぶ”という意味で、その名前の通り、見た目はかぶ、味はキャベツに近い野菜です。なんとこの野菜、日本の大根の代用として使えるので、日本の煮物が恋しくなったときには、コールラビを煮ています。

 

(コールラビ1㎏ 5.9シェケル=約195円)

 

○生アーモンド

5〜7月が旬で、スーパーマーケットやシューク(市場)はもちろん、エルサレムの旧市街でもアラブ人の婦人たちが屋台を出して売っています。外側は緑色、割って白い種を食べます。塩をつけて食べるとおいしいです。

 

 

(青いアーモンド1㎏ 11.9シェケル=約400円)

 

○ナス

日本でもおなじみの野菜ですが、日本のナスとは大きさが違います。比べてみると一目瞭然。1番小さいナスが日本のナスの通常サイズです。最初は大きさに驚きましたが、何にでも使えるナスは冷蔵庫に常備されている必需品です。

 

 

 

(ナス1㎏ 4.9シェケル=約160円)

 

○スイカやメロン

日本でもおなじみの果物ですが、イスラエルでは夏は2シェケル/kg(=約68円)と破格のお値段になります。みずみずしく、甘くて美味しいのでおやつ代わりにぴったりです。

先日、レストランでスイカプレートを注文すると、クリームチーズが一緒に付いてきました。「日本では塩を振って食べる」と言うとびっくりされますが、イスラエルではクリームチーズをつけるのがおすすめの食べ方なのね、と新しい発見でした。

 

 

イスラエルには、ここに紹介仕切れないほど、新鮮で美味しい野菜や果物がたくさんあります。ぜひ、イスラエルへ来たら堪能してください!