あきらめたくもなる。 | momo*journal

あきらめたくもなる。

広報の先輩はPRらしからぬ稀有な人。
全くおしゃれじゃないし、化粧はあんましないし、好きなタイプは暴れん坊将軍で、マンガ代ははんぱなく、美容院はお金がかかるからと二年いっておらず、なんといっても34歳、34年間彼氏なし。

そんな彼女に、彼氏を作ろうというプロジェクトがたちあがった。リーダーは40代上司、メンバーは私と取引先の若人。

昨日若人と結託して、麻布で仕込み合コンをした。
上司はこない。来ると彼女が萎縮するということで
とりあえず今回は私と先輩、若人とその友人と仕込まれた上司の友達がメンバー。もちろん先輩以外はみんな仕込み。

今日のミッションは、先輩と友人を友達にして、アドレス交換をさせること。

どうなるかと心配していたが意外と席は盛り上がった。
上司の友人は、すでに上司から指令をうけていたので、先輩をジブリ美術館に誘った。

が、本当に男がいやなのか『〇〇ちゃん(私)と2人ならいくー』と。

えぇ!?私?

ちょっとびびったが『私は他にいく人いるから一緒にいってもらったらいいんじゃないですか?』とリベンジ。
どや!?と先輩の返しを待ちうけると
『このラザニアおいし~♪』と。

えぇ!?ジブリは?

その後もさらに男性陣が先輩を誘い、『今度合コンしましょうよ~』と提案すると、
『〇〇ちゃん(私)がいくならいくー』と。

えぇ!?また私!?

メンズの一人がめげずに赤外線で番号交換を提案。
『みんなで赤外線しましょうよー』
結果がよければこの際プロセスは重んじない!
多分その場にいた先輩以外の全員が思ったと思う。

‥次こそは!


『私の携帯って赤外線ついてないと思うー』

せ、先輩…
そんな携帯、あるんすか!?
全員がうなだれた。

もしかしたら先輩は結構な不思議ちゃんで相当なKYかもしれない。

だって頼んだメニューはカプレーゼとかフリットとかみんなでシェアして食べるものばかりなのに、
先輩、さっきからラザニア確実に一人で抱えてますもんね。

しかもさっきからいちごリキュールをロックで三杯も飲んでお店の人ドン引きさせてましたしね。


いい人だから、私は先輩にぜひ彼氏を作って幸せになってほしいと思っている。

でも、難しそう…