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「日本政府は逃げずに対応して」

/免疫力の低下、目の乾きや痛み、悪夢や感情の鈍磨など症状/被害の因果関係を認めました。


2012年9月30日 ヒロシマ=ナガサキ=フクシマ=NIPPON !! コメント (1)

(2013.06.06.入力)

 旧日本軍・遺棄毒ガス事件
 日本政府は支援早く


 東京高等裁不当判決
 中国人被害者ら訴え


「日本政府は逃げずに真正面から対応して」-。


 旧日本軍の遺棄毒ガス兵器の被害者で原告の丁樹文さん(33)が中国から来日。東京高等裁判所の不当判決(21日)に憤りながらも、日本政府による人道的支援施策の実現を訴えました。


 丁さんは2003年8月、中国黒竜江省チチハル市の地か駐車場建設現場で被害に遭いました。建設現場から毒ガスの液体(イペリットとルイサイトの混合剤)が入った五つのドラム缶が掘り出され、作業員や子どもを含む近隣住民が被毒。1人が死亡、丁さんを含む43人が負傷しました。


 判決は政府の法的責任を免罪し、控訴を棄却。他方で一審判決同様、旧日本軍が遺棄した毒ガス兵器と被害の因果関係を認定し、「(原告らの)生命、身体への被害は甚大であり、その精神的苦痛、肉体的苦痛は極めて大きい」と認めました。


 弁護団は、「判決が認定したこれらの事実を直視すれば、日本政府の責任は明確」だと強調。


 丁さんは「事件から8年。私たちは苦痛の中で生活している」と訴えました。


 丁さんは事件後、小さな傷も治りにくいなど免疫力の低下、目の乾きや痛み、悪夢や感情の鈍磨などさまざまな症状に苦しみました。


「仕事もできず、ずっと家に閉じこもってイライラし、収入が得られないことで女房ともよくけんかした。精神的にもつらかった」


 現在も右太ももが針に刺されたような痛みやかゆみに襲われます。(略)


 この数ヶ月で40~50代の原告2人が亡くなりました。1人は肝臓がんでした。


 日本の医師は「発がん物質であるイペリットが重大な影響を与えている」と指摘します。


 昨年6月にトラックを購入、1人雇用して運送業を始めることができた丁さんですが、仲間の死に「『もしかしたら自分も』とショックは大きい」と不安を隠しません。


 被害者の中で定職を得たのは丁さんだけです。多くが就労に苦労し、安定した収入がないまま。


 視力や肺機能、体力、集中力の低下、性的不能などに苦悩しています。


 成長期に被害に遭った子どもたちは、学習機能の低下により高校進学を断念。


 弁護団は「人生に展望を見いだせなくなっている」と案じます。


 治療は対症療法しかなく、再発や他の病気の発病など、「症状が進行し、本来なされるべき医療が受けられない不安におびえた毎日を余儀なくされている」(弁護団)状態です。


 原告・弁護団、支援者らは提訴以来、すべての被害者への医療と生活の保障を求めてきました。



 国の責任明確に(略)


 24日に超党派で開かれた「化学兵器被害問題の解決を考える院内問題」で、南典男弁護士は原爆被爆者や、茨城県神栖市の毒ガス被害者の制度を参考にした支援施策案を明示。遺棄化学兵器処理事業(00年から実施)の「現行予算(200億円超)の1.5%程度の予算が組まれれば、救済制度はつくれる」とし、一刻も早い被害者救済を求めました。


 集会呼びかけ人の一人、日本共産党国対委員長の穀田恵二衆院議員は、「国の責任をはっきりさせ、真の解決をめざしたい」とのべ、(略)、各党議員が政治解決への決意を語り、丁さんを励ましました。


(本吉真希記者)
(日本共産党 http://www.jcp.or.jp/
 機関紙「しんぶん赤旗」http://www.jcp.or.jp/akahata
 2012.09.30.(日曜版))</blockquote>


>建設現場から毒ガスの液体(イペリットとルイサイトの混合剤)が入った五つのドラム缶が掘り出され


 ……この、まったく同じ事件が、


「地中に埋設された放射性廃棄物」では起こり得ない、とか、


 誰が、考える……??


 ……(==#)……