保育実習・幼稚園実習の中でも設定保育は逃れることができません。
絵本を読むにも設定案を書く幼稚園もあれば、特に細かくない園もあります。
導入→主活動→活動のまとめ→片付け→次の活動へのつなぎ
一日の生活の流れを切ってはいけない!という園が多いです。
絵画制作は特に園によってさまざまで、私の居た園ではかなりきっちり「こういう風に書きなさい!」といった作品つくりをしていました…
あまり参考にならないかもしれませんが、流れだけでも記しておきます。
まず、導入
・手遊び
・絵本、素話、エプロンシアター、パネルシアター
など、子どもの興味を引き、集中出来る環境を整えることが目的です。
季節や、主活動に沿ったものを行うといいです。
年中組(4歳児)の絵画制作活動の流れを書いていきますね。
年中組:30名:職員1名 45分設定保育
主活動:はらぺこあおむしの絵を描く
ねらい:のびのびと絵画制作を行う。友達の話を聞き、アイデアを取り入れたりする。
準備物:四つ切画用紙・新聞紙・絵具(共用絵の具)・筆・小筆・水入れ・雑巾
(導入前に保育室の机を片付ける)
導入(5分)
・キャベツの中からあおむし出たよ(手遊び)
・絵本読み聞かせ「はらぺこあおむし」
主活動(30分)
・絵具を使い、あおむしの絵を描く
☆どんな形か、子どもと言葉のやり取りを行いながら描く。
手本はあまり上手に描かないこと。(子どもが難しくて出来ない、と思わないよう配慮する)
手本は書き終わったら伏せる。(真似にならないよう)
・画用紙を一人一枚配り、描く
☆主線は一つの色で描くと、集中力が欠けないそうです。
・絵本を思い出すよう言葉がけをし、早く描けた子には周りに果物や道・草など小筆を使って描くよう導いていく。
片付け(10分)
・一人ひとり絵棚に片づける。ぶつからないように歩いていく。
☆絵具が垂れないように、画用紙の持ち方を指導する
・筆や床をきれいに片づける。
☆早くできた子から片付けを行い、絵本を静かに読むなどをして全員の活動を揃えていきます。
簡単に書きましたが、こんな感じ(^-^)/
幼稚園の場合、主活動は10時半~11時過ぎまでなので、この後は排泄に行って昼食です。
午前のほうが子どもの集中力も高いので…
お始まり~排泄~朝の会~出席確認~導入→設定保育といった流れですね。
日案に記すときにはもっと細かく流れを準備しておきます。
子どものコンディションや天候によって左右される主活動もあるので
今日はこれ!絶対これ!!と決めてかかるのではなく、柔軟に対応できるようになりたいです…