人生初のスノボで思いのほか滑れたことで
まんまと調子に乗った アザ女 は、
翌週も 純白の大地・新潟 へと降り立っていた。
木の葉落としすべり は既にマスターしたので
今度は ターンの練習 を徹底的にしたいと希望したところ、
豚トロ王子が選んだゲレンデは
傾斜が緩やかで初心者にやさしい シャトー塩沢 。
先週行った石打丸山スキー場の少し先にある。
先週と同じく夜中に横浜を出発し、明け方現地に到着。
駐車場の目の前にあるポニー牧場の馬舎から
かわいいポニー が顔を覗かせないかとワクワクしていたが、
何も起こらなかったのであきらめて爆睡。
朝、宿のオープンと同時にレンタルの申し込みへ。
ここはあらかじめ申し込み用紙に必要事項を記入するらしい。
紙を見ると「□の枠内は必ずご記入ください」とあり、
借りたい用具や足のサイズを記入する欄が設けられている。
が!そこにはなぜか 体重の記入欄 まで!!
おいおい、体重なんて石打では聞かれなかったぞ。
スノボのレンタルにおける体重データの必要性
について大いなる疑問を抱いたが、後からレンタルルームのおじさんに
「ちゃんと書かなきゃダメだよ~」
とつっこまれるのも面倒なので、
豚トロ王子の視線を遮りながら ×キロごまかして記入 。
(×の数字はご想像にお任せします)
紙を渡してしばらく待っていると、おじさんが私を呼んだ。
「はいっ、じゃあこれ着てくださいね」
…渡されたのは 明らかにスキーウェア 。
しかも何と言うか…一昔前のインストラクターが着ていたような、
お世辞にも「カッコいい」とは言えないシロモノだ。
「あの~…スノボなんですけど、
ウェアってこれしかないんですか?」
「う~ん、うちはみんなそれなのよ~」
おいっ!
とりあえずカッコだけでも一丁前のボーダー
でいたいのに、
まともにすべれない上にスキーウェアでスノボやるなんて
ますますカッコ悪いじゃないかっ!!
(初心者のくせにゼータク言ってすみません…何でもとりあえずカッコから入る人間なんです)
しかしどんなにダサくても自前の服をおろすわけにはいかないので
泣く泣くスキーウェアを着て出たゲレンデには、
「げげっ!人っ子一人いない!!!」
…リフト乗り場のおじさん以外 誰もいなかった 。
だがゲレンデ独占状態は、コントロールの危うい初心者の練習には
願ってもない条件である。
「くそ~!このダサさを払拭するような
キレのあるターンを絶対決めてやる!!」
アザ女 改め ダサ女 は意気込んで板をはき、
豚トロ王子とともにリフトへ向かった…
<後編へつづく>