アイリッシュ・ハープ研究家、奏者、制作者、音楽教育者 寺本圭佑 -24ページ目

アイリッシュ・ハープ研究家、奏者、制作者、音楽教育者 寺本圭佑

アイリッシュ・ハープ研究家、奏者、制作者、音楽教育者、寺本圭佑の教室やイベントについて書いています。

香港の方からご依頼いただいた2列弦のカーボン弦ハープが完成しました!日本画家、中井智子が妖精と小鳥の絵付けを施して大変美しい楽器に仕上がりました。


今回のお客様はすでに3台ハープを注文してくださった方で、以前、京都のアトリエリンデンにもご家族で来てくださいました。2019年3月に制作した19弦のカーボン弦ハープ(op.163, G3-D6) を2列の38弦にしてほしいとのご依頼でした。私はE6の音まであったほうが良いのではと提案し、最上部のD6とE6だけ単弦、それ以外はユニゾンに設計しました。


op.163は共鳴胴が薄かったのですが、ネックの強度を保つため、音響のために分厚くしました。弦の長さを左右で変えており、低音域の左側は長く(テンション強め)右側は短く(テンション低め)、その逆も然りに設計。これは、基本的に左手で低音域を奏で、右手で高音域を奏でるためです。また、ネックの強度を保つためでもあります。ネックと支柱の接合は今回はダボ継ぎを採用。


単弦で弾いた場合は、短い残響音のため儚い印象ですが、両手でユニゾンを用いトレモロ風に奏でると、いつまでも長い響きが得られます。この対照を生かした演奏が合っているのではないかと思いました。


まったく同じハープは2台作れませんが、同モデルの制作をご希望の方は、お問い合わせください。

queenmaryharp@gmail.com (寺本)


























Facebook ライブで説明しながら弾いています。


桂製金属弦ハープ「人魚のハープ」完成!

12弦、1150g。通算282台目。G4-D6

有機的で波のような曲線を取り入れ、日本画家中井智子が人魚の絵付けを施しました。

(17世紀のスコットランドではハープを奏でる人魚の図像資料が複数見られます)。

支柱とネックにメープルを使用。ダボ継にしました。

共鳴胴と裏板は同じ桂の板を挽き割りにしたので、継ぎ目がわかりにくく、一体感があります。

従来の12弦ハープの弦長を再計算し、テンションを高めに設定。透明感がありながらも、芯のある明瞭な響きが特徴です。

弦間は10mmから11.5mmに広げ、共鳴胴の高さも310mmから365mmになりました。

無塗装の仕上げで無垢の木のぬくもりが感じられます。




























12弦ハープのために3冊の曲集を刊行しています。

現在、『12弦ハープのための300の曲集』を編纂しているので、弾ける曲数はかなりあります。






BASEにて販売しています。一点限り。似たようなハープは作れますが全く同じものは作れません。



横浜、日吉のアトリエシナモンにて展示しています。試奏もできるのでご予約の上、ご来店ください。 

queenmaryharp@gmail.com(寺本)

【最小、最軽量】20弦桐製金属弦ハープ (op.280)

¥77,000


私が製作してきた20弦ハープ (G3-E6) のなかで最小、最軽量のモデル。ともかく、軽くて小さいので、どこにでも持ち運べますし、お部屋でも場所を取りません。A3用紙くらいのサイズ感。弦長を新たに計算し直し、従来よりもテンションを低めに設定。優しく柔らかでありながら、華やかさを秘めた響きが特徴。金属弦ハープ特有の長い暖かみのある音も。弦間が9mmと狭めなので、指を深くかけずに軽いタッチで演奏します。オリーブグリーンの新色。

BASEにて販売中。



















作品番号:280
共鳴胴:桐(高さ480mm,幅115mm,厚さ50mm)
寝かせた時の高さ:320mm
ネック:樺/ヒノキ
支柱、裏板:桐
重量:820g
音域:G3-E6(20弦:金属弦)
制作:寺本圭佑
2023年1月制作
※ハープキー、スペア弦付き
※このハープのための教本も販売中。


【ダウンロード版】https://cinamon.thebase.in/items/28696789
【書籍版】https://cinamon.thebase.in/items/29668845

もちろん拙著『20弦ハープで奏でる366の曲集』の曲がすべて弾けます。
https://cinamon.thebase.in/items/63020174

このハープは横浜教室に展示中です。直接試奏したい方はメールにてお問い合わせください。
queenmaryharp@gmail.com (寺本)