2016年5月18日 明治学院記念館音楽礼拝での演奏 | アイリッシュ・ハープ研究家、奏者、制作者、音楽教育者 寺本圭佑

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2016年5月18日(水)
音楽礼拝「寺本圭佑 ベーミッシュ・ハルフェ独奏」
明治学院記念館

2015年8月、ドイツの古楽ハープ製作者エリック・クラインマン氏のワークショップで制作したベーミッシュ・ハルフェによる演奏。http://ameblo.jp/telyn/entry-12083690048.html

演奏曲目
1. ジェームズ・ベタ James Betagh, Turlough O’Carolan (1670-1738)
1742年以降に出版された『カロラン断片』と1778年頃にジョン・リーが出版した曲集の中に見られるカロランの作品。ドリア旋法が用いられている。4分の4拍子のエアの後に8分の6拍子のジグが続く。18世紀後半のハープ奏者のレパートリーには見られなかった。

2. グラウンド Ground, William Croft (1678-1727)
パーセルの次の時代に活躍したイングランドの作曲家クロフトの作品。ジョン・ブロウに学び、後にウェストミンスター寺院のオルガン奏者になる。

3. ロフタス・ジョーンズ Loftus Jones, Carolan
カロランは古いハープ音楽に民謡や当時流行していたイタリア・バロック音楽を採り入れて独自の音楽を創造した。高音と低音の対比を効果的に用いた華やかな曲。

4. オコナー氏 Mr O’Conor, Carolan
1742年以降に出版された『カロラン断片』にのみ記された珍しい作品。アイリッシュ・ポンド紙幣に描かれたカロランの肖像の背景にこの楽譜が使われていた。

5. マイケル・オコナー Michael O’Conor, Carolan
18世紀アイルランドの盲目のハープ奏者 カロランの作品。4/4拍子のエアの後、6/8拍子の軽快なジグが続く。

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https://sites.google.com/site/dririshharp/home

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http://ameblo.jp/telyn/entry-12148802091.html