▼絶縁の娘と修復したい | テレフォン人生相談(てれじん@)

▼絶縁の娘と修復したい

P:加藤諦三 A:三石由起子

 

相談者:67才女性(一人暮らし) 
家族:夫10年前に他界

 

相談内容:

 
次女(37才、既婚、子供6才、3才)に絶縁された。
昔は、次女に孫もでき、次女に呼ばれるとすぐに出向いて・・・、引っ張りだこになるくらい幸せいっぱいだった。
2年前、今まで働きずくめだったので、第二の人生を・・、と思い、いろいろな会に入ったり、習い事をしたり、携帯電話も持つようになった。
そんなとき、あるコンサートに行った時に次女から電話があった。3~4回かけて来たようだが、それに気付かず出なかったことに次女が猛激怒。
その日、次女の家に泊まりに行く予定だったので、行ってみると、叔母さんの家に泊まりに行くように、とドアに張り紙がしてあって泊めてもらえなかった。
次女が結婚した当時にあげた布団も全部送り返してきた。
次女に電話しても切られ、手紙を出しても、くちゃくちゃにされて玄関に投げ捨てられている。
孫にどうしても会いたかったので、物置に隠れて孫を待っていた。すると、いないと思っていたはずの次女が出てきた。声をかけたが、無視して出かけてしまった。すると、孫が帰ってきたので孫と話をしていると、次女も帰って来た。何やってるの?いやらしい、と言われただけで無視された。
携帯電話のことが全ての始まり。携帯電話が原因だったので今では携帯電話もやめてしまった。
自分だけ我慢していればいい・・・、と考えてはいるのだが・・・。

 

アドバイス:三石由起子

 
手紙を出したと言ったが、手紙には読む前から不愉快な内容の臭いがするものは分かる。電話も同じ。電話をかけても用件はなかったはず。あなたは愚痴を言っただけだろう。電話も出る前に臭う。
物置で待っていたと言ったが、子供にしてみれば、なぜこんな所に祖母がいるのか、なぜ母親は家に入れてやらないのか、なぜ仲良くなれないのか、と母親に対して不信感を抱く。そんな子供たちを見たら次女は当然腹が立つ。
今の段階では修復は無理。
次女は母親をあてにしていると、悲しくなるし、身動きもとれなくなる。最初から母親をあてにしないと考えたら楽。だから、次女は母親をあてにしないと思い切った。次女は本気。
あなたの言うとおり、あなたが我慢すればいい。
あなたは中途半端。第二の人生を・・、と言ったが、それはどうなったのか?習い事も続けていないはず。全てが中途半端。
好きなことを見つけて自分の心を埋めていかなければ娘でも成熟した付き合いはできない。あなたが幸せを見つけるべき。携帯やコンサートが原因ではない。あなたが一人で楽しめるような方法を見つけるべき。
あなたが、いつも楽しいような心を持てば、手紙を書いても楽しいことが書けるはず。そういう手紙だったら開けてみたいと思う。

 

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