サプリメントに強い薬剤師、サプリメントファーマシストのtelohan(てろはん)です。
こんばんは!
お節料理で欠かせない【黒豆】!
ホントに美味しいですよね!
さて、何故、黒豆を煮るときに
錆びた釘を入れるのか?
ご存知ですか??
それは、
色を安定化させるため!
なんです。
黒豆の皮の部分に含まれる
【アントシアニン】という色素は熱に弱く、
そのまま黒豆だけ煮てしまうと、
色素が壊れてしまい、赤茶けた色になります。
錆びた釘を入れることにより、
鉄が煮汁に溶け出します。
溶け出した鉄とアントシアニンが
くっつくと壊れにくくなるので、
黒豆の色が綺麗になるのです。
この金属とくっつき、安定化することを
【キレート形成】と言います。
この【キレート形成】、
実は色素だけに限った話ではないのです。
薬を飲む時に、困ってしまうことが!!
2種類の薬を飲む時に、
金属が含まれる薬を一緒に飲むと、
消化管の中で、
2つの薬がくっついて安定化。
→薬が体に吸収するのを邪魔してしまう
→薬が効かなくなります。
これからご紹介する、
A×Bの組み合わせには注意です!!
【A】
・抗生物質
セフェム系、テトラサイクリン系、ニューキノロン系です。医師、薬剤師に聞いてみてください。
・甲状腺ホルモンの薬
チラージンという薬ですね。
・胆汁分泌を促す薬(ウルソデオキシコール酸)
田辺のウルソとかですね。
【B】
金属が薬?になるの?という方!
結構、身近な存在なんですよ!!
①鉄剤
貧血の治療役として使われるのが鉄剤(フェロミアなど)です。女性がよく使っています。
②アルミニウム剤
制酸剤、胃酸が出すぎた際に、
胃酸を中和する為に飲むことがあります。
身近なところだと、
キャベジンUなどに含まれます。
③マグネシウム剤
便通を良くする為に飲みます。
女性によく処方されますし、
ドラックストアで購入することができます。
酸化マグネシウムという名前が有名ですね。
たくさん書きましたが、
A×Bの組み合わせ、意外と身近にあります。
今回は、黒豆に釘を入れる理由から、
薬の飲みあわせを紹介してみました!
黒豆の煮汁をコーヒーに入れて飲むと、
結構コクが出て、
美味かったりするんですが、
鉄分が含まれるので、
薬Aを飲む際には気をつけてくださいね!
本日もここまで読んでくださり、
ありがとうございました!!
ちなみに!
ナスの漬物を作る際に、
ナスをミョウバンで揉みこむのは、
ミョウバンに含まれる
アルミニウムが鉄の代役を担っています。
鮮やかな色のナスの漬物を作るにも、
そんな知恵が隠れているんですね!!
