映画「アンロック/陰謀のコード(2017)」 | 助六ノ映画鑑賞残日録

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「アンロック/陰謀のコード」 2017年 イギリス・アメリカ 原題:Unlocked 98分 サスペンス/アクション (監督)マイケル・アプテッド (出演)ノオミ・ラパス、マイケル・ダグラス、トニ・コレット、ジョン・マルコヴィッチ

 

 

あらすじ)

アリスはCIAの凄腕の尋問官だったが、過去のパリで起こったテロ事件を阻止することができず、今ではロンドンのコミュニティセンターで働きながら英国情報局(MI5)に情報提供していた。

 

ある時、イスラム過激派のリーダーから過激派分子に重要なメッセージが送られることが判明し、アリスはCIAからその伝達方法を使者から聞き出す任務を受ける。

 

アリスは、使者との信頼関係を築き、情報を得ることに成功するも、自分に任務を命じたCIAが偽物だと判明し、激しい銃撃戦の末に尋問現場から逃走を図る。

 

辛うじて脱出に成功したアリスは、元上司でCIAのロンドン支局のエリックを頼るのだが・・・!!

 

 

感想)

大作ではないが、監督、出演俳優は豪華で意外と見応えがあった。特に俳優陣は主役級を揃えて本気度が伺える。

 

冷戦が終わっても、諜報員達の戦いは終わらない。戦う相手が共産主義国家からイスラム過激派へと変わっただけだ。

 

世界各地で起こるテロ事件を未然に防ぐための情報収集に、分析官や尋問官の任務は重要だ。情報を制する者が戦争に勝利する。

 

しかし、主人公のノオミ・ラパスが演じるアリスは尋問官でありが、工作員なみの戦闘能力で暴れまくる。

 

撃ってよし、殴ってよしと格闘能力が半端ない。設定上、尋問官の必要性があったのか少し疑問だ。

 

偽のCIAの登場から物語は急激に面白くなるが、敵と判明しても冷静に対処するアリスの能力に脱帽だ。

 

組織内に裏切り者がいることが発覚するが、感のにぶい助六でも分かるほど、演出があからさまに怪しかった。

 

テロ攻撃の手法、場所、その理由はドラマや小説などでは馴染みの設定なので斬新さはないが、そこに至るまでの緊張感は良かった。

 

ぜひとも、特殊部隊並みの戦闘力を備えたアリスを主人公にした続編を同キャストで製作して欲しい。

 

個人的満足度/★★★★★★★★☆☆