「クリミナル イギリス編」 2019年 イギリス 原題:Criminal: UK 全3話 犯罪/サスペンス (監督)ジム・フィールド・スミス (出演)ニコラス・ピノック、キャサリン・ケリー、リー・イングルビー、マーク・スタンリー
あらすじ)
1話)養女を殺害した容疑で逮捕された義父は、警察の問いに終始、「黙秘(ノーコメント)」を通し続けるが・・。
2話)妹への暴力が許せず、義兄を殺鼠剤で殺そうとした女が、犯行の詳細を自白し始めるが・・。
3話)密入国者を乗せたトラックを遺棄した疑いで捕まった運転手が自供しない限り、荷台の人間の命が危なくなるが・・。
感想)
動画配信サイト“Netflix”にて9月20日から配信されたミニシリーズの最新作だ。
イギリス、ドイツ、フランス、スペインの4ヵ国で、現地言語で製作された各3話の合計12話で構成されたアンソロジーシリーズだ。
尋問専門の警察官が勾留中の容疑者から自白を取るまでの過程を各話45分でスピーディーに描く。
ほぼ8割以上が取調室で、銃撃戦や逮捕劇、刑事達の日常生活等は一切登場しないのが特徴だ。
正直、尋問中に相手が犯人だと確証する決定的な場面が分かり辛く、または強引で大満足には至らずだ。
だが、淡々と時に激しい口調で犯人を問い詰める刑事達の姿は渋くてカッコ良い。
また、絶妙な感情の変化を見せる容疑者達を、演技派のデイビッド・テナント、ヘイリー・アトウェルが見事に演じている。
さて、残る3カ国を観るか思案中。お国によって描き方がどう違うか興味津々ではある。
個人的満足度/★★★★★★★★☆☆