「マネーショート」を観た。
過去のサブプライムローン問題やリーマンショックの時に、株式、不動産などは大暴落をしたが、その時にCDSを大量に買って儲けた人たちの話である。
つまり、彼らは不動産の大暴落に賭けたという事だ。
彼らの購入したCDSは保険の一種であり、証券である。
私は彼らのように大儲けをしたいが、それは簡単には行かない。
以前、私は株のデイトレードを行っていた。父親が死に、団信が払い戻され、彼の所有していたマンションの残債が無くなった。その売却資金の内400万円の資金を母親から借りて行った。
2年近く、毎日トレードをした。結果、生活費を差し引いて、240万円が残った。生活費を考えればプラスのトレードではあったが、その事にはあまり意味がない。厳しい結果だった。
トレードを本格的に始めたのが2007年、サブプライムローン問題が本格化してきた時であった。そこからの2年であったので、難しい相場ではあったように思える。
しかし、その事にもあまり意味がない。ショート(空売り)で儲ければ良かっただけなのだ。あるいは外為で円を購入すればよかったのだ。
証券投資は不動産投資より難しいと思う。間違うと大損する事がよくあるのだ。
また、証券投資はレバレッジを利用しにくい。信用取引で2階建て、3階建てで運用するのは恐ろしく心臓に悪い。リアルタイムで価格が大変動する様を見ていると、とても普通ではいられない。
信用取引以外には借金をとてもし難い。個人でやるなら、身内か、東京証券信用組合で借金する位しか方法が無いだろう。普通は法人で借金をするのだろう。
マネーショートの人物たちもそうだ。知り合いの元銀行家に協力を仰いだり、ヘッジファンドに依頼していた。まずは金主から、といった所だろう。
不動産投資は個人で行いやすい。普通に働いていれば不動産を担保にする事で借金をしやすい。
また、きちんと勉強して問題のある物件を掴まないようにしていれば、そんなに大損することは無いように思う。
無論、リーマンショックや日本の不動産バブル崩壊のようなことはたまにある。それでも数年で購入額を回収できる利回りで運用できる物件を選べば、数年経つ事で損はしない事になる。(インフレを考慮に入れなければであるが)
個人での証券の運用で大儲けをするには、初めから大金を運用できる人か、検証を重ねて再現性のある勝ちパターンを創り出せた人ではないと難しいと思う。
無理、ではない。可能だが、かなりの努力か運が必要であるような気がするのだ。
私はマネーショートの人物のような頭脳がなく、努力もしなかった。
今は日本の不動産市況が高騰しており、警戒すべき時期だ。
高値掴みに十分注意し、レバレッジを掛け、鑑識眼やリフォームの腕を磨き、大きな利益を上げてみたい。
余談だが、マネーショートの人物同様、私も今のこの金持ちと貧乏人の格差の大きさは間違っていると思う。
第二次世界大戦は、大恐慌で貧富の差が大きくなった時に勃発した。放置すれば戦争になるかもしれない。暴力でこの差を覆そうとしてしまうのだろう。
そこまでは行き過ぎなのかもしれない。
ただ、隅田公園を歩くと家の無い人がとても多い。近くの山谷には生活保護を受ける家を持たない人が多い。
彼らは決して怠け者だからと言うわけではない。多くの場合、実は社会がうまく機能していない事がとても関係する。家すら無い彼らを見るにつれ、この格差は間違いだと感じる。
金持ちになりたいとは思うが、この格差は何とかして是正したい。