高円寺コモンズ。
JR高円寺駅からガード下商店街を阿佐ヶ谷方面に抜けたトッツキあたりにある実験空間・高円寺コモンズで、昨夜、KATARIBAの今村亮さんをゲストに迎えて「百人百働」というテーマのイベントが開催された。
このKATARIBAとは、今村久美さんが代表理事をつとめるNPOで、高校に、自分探しの授業を提供して、悩める高校生の心を支援する事業を行っている団体といえばいいのかな。
特に面白いのは、高校生が主役で、親子、教師などとの縦の関係や、仲間や友人という横の関係ではない「ナナメの関係」に位置するキャストと呼ばれる先輩敵存在の方々と主役の高校生が語る場を提供していること。
ナナメの関係とは、高校生からみれば、自分の悩みを話すのに「適当」な位置にいる遠くもなく近くもない存在といえばいいのでしょうか。
まぁ、昔で言えば、何処にでもいた口煩い親戚の叔父さん、近所の先輩あたりと一致するのでしょう。
‥‥
社会が成熟し、共同幻想としての「夢」を見ることもなく、将来への不安を抱えたまま青春時代を送っている現代の若者達。彼等、彼女等は、「問うても」反応のない上下の関係や、薄い友達関係の中に反映できない心の奥底の声を持っているわけですね。
そこで本来高校生が活躍する場であるはずの学校に入っていって、ナナメの関係を実現する劇的空間を設置し、問題解決しようという試みなのですね。既に70以上の高校で実現し、効果が現れているという。
この仕掛けを聞いていて、確かに主役は高校生だが、キャストとしてボランティアで登場するナナメの方々の方も、実は高校生と対話していて大きな問題解決のきっかけづくりになっているのではないかと、ふと思ったのでしたが‥‥
そういう関係性の不思議に着目してKATARIBAをやっているとしたら、仕掛け人の若いお嬢さんは、たいしたものだと関心したのでした。
年代を超えて、みんな寂しい心を持っていきている時代を、何とかしたいものですね。