観音様の応化力(おうげりょく)に何を感ずるのか? 玄侑宗久さんの観音力を再び考える | 考える道具を考える

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玄侑宗久禅師の「観音力」の続きです。

観音様の特徴は、33に変化することと言われているそうです。
33という数字は、無限にという意味だそうです。
(千手観音が流行しましたね。千の手とは、どんなことにも応ずる力のようです)

人間の様々な苦しみに対応するために、その人に合わせて無限に変化する力を観音様はもっている。この応じて変化する力を「応化力」(おうげりょく)というのだそうです。

私はこんな人間だ!と決め付けるのではなく、色々な状況に応じて変化することができる力を信じること。本来の私、これが私の本質などというものは、そもそもないのだという考え方ですね。だから、状況に応じて最適な選択をする。そのこと自体悪いことではないという指摘です。

良くいえば柔軟性、悪く言えばいい加減?

自分が見る自分の姿は、他人が見る自分の姿とは恐らく相当違う。他人から指摘される自分の欠点などに出会うと、衝撃が走る。だから自分を客観視することができないと、そういう他人からの指摘に右往左往することになる。応化する力を信じるならば、それは、長所でもあるのですね。

何となく自信が沸いてきます。

でも、そんな理屈をある人に話していたら、こんな風に罵られました。

  ‥そんな都合のいい言葉はないわ!
   それは単なる自分の優柔不断を正当化しているだけじゃない?

はは。優柔って悪いこと?