
今から丁度130年前の今日、1878年5月14日は、大久保利通が東京・紀尾井坂で、石川県の元加賀藩士らに刺殺された日(命日)ですね。
幕末の日本の政治、経済体制を確立し、内務省という日本の官僚組織の原型を形作ったのが大久保利通だったとされています。
明治維新では、尊皇攘夷派の中心人物西郷隆盛、桂小五郎(後の木戸孝允)とともに「維新の三傑」と呼ばれていますが、暗殺されたときは47歳の若さでした。
薩摩の下級藩士として生まれ、その後、物静かながら理論家として成長していく大久保利通(NHK大河ドラマでは、原田泰造さんが好演しています)は、島津斉彬死後、薩摩を取り仕切る島津久光(大河ドラマでは山口祐一郎さん)のもとで公武合体運動を推進し、薩長連合を成立させた中心人物でした。
政権についた後は、諸外国の実態をつぶさに見て、日本の開国後の国際化に奔走し、岩倉具視らと結んで慶応3年(1867)12月、王政復古のクーデターを敢行しましたね。
この間、日本の改革のために武力を持って全国の士族の討伐を実施し、その反動で暗殺という惨い最期を遂げることになります。盟友西郷隆盛とは、朝鮮出兵に関して対立し失脚させるなど、動乱の時代の人間関係には、様々な悲しい出会いと別れが付きまとっています。
但し、大久保のその政治的手腕、その威厳のある態度には他を寄せ付けない凄みがあったとされています。日本の政治家の姿の原型ともいえるかもしれませんね。
今後の大河ドラマでの大久保利通がどのように変遷して描かれるのか、楽しみではあります。