
「考具」(2003年4月 阪急コミュニケーションズ刊 著者加藤昌治氏)については、私が「考える道具を考える」というタイトルをブログに被せたときから書かなければならないと思っていた。
内容に共感しているからではなく、著書のタイトルのつけ方が、私の考え方に近いと思ったからだが‥。
しかし、今年の2月から、このブログをはじめてから、この著書について書く気持ちにはなれなかったのも事実だ。つまり、この本は、考えるための道具について一覧しているだけの本なのだが、その1つひとつの道具についてのコメントがいかにも表面的で、道具そのものに対する使い込みも、意図も、何も考察されていないことにむかついていたからだ。(マインドマップの記述はいかにもお粗末)
そして何よりも、思考やアイデア発想についての本だと思ってはいけないからだ。
唯一広告代理店の社員らしい工夫は、写真にあるようなペーパーが挿入さていることだろうか? 立ち読みを想定して、こんな開き直ったメッセージを入れているのも、奇を衒っているだけのしろものだが、ここまで大胆に立ち読みを奨励した本はなかったので、注目はできるものだが‥。
ということで、この本のことはもう書かないが、やはり、道具は様々な思考の体験のための重要なメソッドであり、ツールであるのだから、1つひとつの考える道具については、大切に取り扱っていきたいと思うのです。