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ever onward -音楽・プラットホームでご飯を食べていくため -

会社員でいる傍、音楽・WEBプラットホームサービスを立ち上げたいと思い、個人事業主としてサイト運営を2018年春からスタートさせます。


昨日はWEBプラットホームを立ち上げる事を書いてみましたが

如何に筆者が現在レコード会社に居て目も当てられない現状かという事が少しは伝わった

かと。


今日は10年間続けてきた、レコード会社の移り変わり状況を書いていきたいと思います。


何かの参考になれば救われるな。


筆者がレコード会社に勤めだしたのは2007年の始め、世間的にはコブクロさんが売れ始めて

浜崎あゆみさんもまだアリーナパンパンにできていて、GReeeeNさんという謎の集団が

「愛唄」で大ヒットしていて(今の若い子分かるのかな?)

もっと言えば、安室奈美恵さんが返り咲く少し前、

J-POPのオリコンチャートがアイドルとかアニソンに犯されていない時代の話

(それが悪いという意味ではなく)


わかりやすい表を拝借しました。


※ ガベージニュース参照図


そう、ここ数十年の中ではパッケージ&配信で最高売り上げを出していました。


この頃といえば、今思えば凄い羽振りのいい業界で、

宣伝費も小さなアーティストでも数百万規模、制作費は今の2倍・3倍

(ネームバリューに寄って差が激しいのですが)は制作宣伝に使えて、ほとんどの

レコードメーカーは媒体接待に使用する交際費を今と比べると、湯水の様に使えていた時代


なぜ、この頃ここまでもバブルだったかというと、

You Tubeもまだそこまで世間に知れ渡っておらず、スマートフォンが登場する前、

当たり前にみんなガラケーを使っていた時代 =ネットが現在の様に普及する前の話。

ちなみに、スマートフォンの立役者iphone3Gが出たのが2008年。


2007年の音楽番組といえば

月曜日 フジテレビ「HEY! HEY! HEY!」ダウンタウンさん司会のバラエティ音楽番組

水曜日 NHK「SONGS」年齢層高めの視聴者層を掴んでいた 音楽番組

木曜日 TBS「うたばん」とんねるず石橋さん、SMAP中居さん司会音楽番組

金曜日 テレ朝「MUSIC STATION」タモリさん視界の生放送音楽番組

金曜日 日テレ「音楽戦士MUSIC FIGHTER」キングコングさん司会音楽番組

金曜日 フジテレビ「僕らの音楽」対談+コアなミュージシャン展開 異色の音楽番組

金曜日 NHK「MUSIC JAPAN」NHKホールでの観覧収録音楽番組

土曜日 フジテレビ「MUSIC FAIR」大人なアーティストが出演する大人っぽい音楽番組

土曜日 TBS「CDTV」深夜の音楽番組の殿堂 チャート形式音楽番組

日曜日 テレ東「みゅーじん」年齢層高めの視聴者層を掴んでいた音楽番組

日曜日 日テレ「Music Lovers」スタジオライブ形式(観覧あり)の音楽番組


ド深夜のコアな音楽番組を含まずともこの数の音楽番組があった時代。

今は本当に片手で納まるほどにしか、音楽番組がなかった事を考えると視聴率も取れて

見られていた事が伺える。


そして、ライフスタイルではまだガラケー時代でYou Tubeも普及していない事を

考えると携帯でできていた事は限界があった。もちろんTwitterもない時代なので、

正直、携帯でメインでやっていた事はショートメールぐらいじゃないかと。

ガラケーの普及率も調べていないが、おそらく2007年、2008年がピークのはず。

それを証拠に前年比 着うたダウンロード数が飛躍的に増加している。


上記で言いたい事は、学校・職場での共通の話題はテレビのネタが多く、

特に若い子の流行に敏感な子たちは音楽番組・深夜音楽番組で紹介されるコアな

アーティストまで追いかけていた。

従って、それは口コミという本当に原始的なレベルで世の中に浸透して行っていた。

それこそ、テレビ以外の媒体でも雑誌は今よりも販売部数飛躍的に売れていたし、

ラジオのレーティング週だって豪華な賞品が準備されていた時代だ。

情報がまだコントロールできていた時代、すなわちヒットを作りやすい環境だったという事

一斉にメディアで露出する事ができれば、ある程度ヒットを生み出せていた。


現状は、十人十色様々な人が自分に合う情報を自分のペースで自分の好きな様に情報を

得て、ゲームだってわざわざ、友達の家に集まらなくても、オンラインで対戦できる。

そりゃ、音楽だって趣味が細分化して散らばって行き、売り上げたいと思っても

思う様な売り上げを立てられなくなるわなと。


時代が移りゆく毎にレコード会社も考え方をアップデートしなければならなかった

タイミングは本当は2008年だったと思う。

正直、CDバブル期と言われた2001年頃からの考え方を未だに引きずっている人たちの方が

多い。(それも当たり前で、CDバブル期前後のタイミングでレコード会社社員は増えているのだから。)

いわば、10年ほど遅れを取ってると言ってもおかしくない音楽業界。


そして、行き着く先が、握手券を封入した接触販売という高カロリーLOWリターンな

やり方まで行き着くという事。

(接触をさせるという事はイベント運営費として出て行く経費も多いという意味で)


上記のざっくりした検証すら、冷静にできていない音楽業界は正直本当に行くところまで

行くと思う。ただ、それを傍観し、終わって行くのを見届けるという事も正直、

自分としてはできない。


だから最後の悪あがきという意味も込めて、春から立ち上げる音楽プラットホームサービスを

敢えてトライする事に決めた。

多分、音楽業界関係者目線からすると、「そんなの流行るわけないじゃん」と一蹴されると

思うが。逆にそう思われるぐらいの方が、時代に合うかもしれないと思ってみたり

するもんです。(超ポジティブ)


失敗しても良い、失敗からまた新たな事が思い浮かぶかもしれないという期待も込めて

早く、世に「arma」という音楽プラットホームサービスを展開していきたい所存である。


色んな目線で、音楽を楽しむ余裕が生まれて欲しいと切に願います。