昨年に入手したヨタハチにはガソリンヒーターが車載されていた。。
しかしながらそのガソリンヒーターは動作しない。。。スイッチ入れてもウンともスンとも言わない。
これは新品の画像だが取り外したプラグを見てもコイル断線は無いし、テスターでチェックしたが正常
である。
Webasto製で型番がHL18というガソリンヒーター
(末尾にある記号DはDIESELで燃料は軽油、BはBENZINで燃料はガソリン)
これは新品の画像だが取り外したプラグを見てもコイル断線は無いし、テスターでチェックしたが正常
であり多少は汚れていても良さそうだが、全く汚れても劣化もないのが不思議だった。
排気管をチェックすると多少は黒い煤が付着しており使用されていた事が伺えた。
このWebasto HL18Bというヒーターはヨーロッパでは結構有名で、日本国内でもキャンピングカー等に搭載されて
いた時期もあるようだが製造後40年以上は経ってそうである。

なんとか故障原因を探るためにインターネットを駆使してマニュアルを探しまくった。
そのマニュアルによるとコントローラーは3種類ほどあり、その一つに私のヨタハチに付いているスイッチに似ているスイッチと接続図面があった。

それを読み進めていくとどうやらドイツ語表記の色であるBr(ブラウン)とBl(ブルー)を勘違いしていたり、汎用のスイッチで誤魔化した取付けであるように見受けられた。
ちなみに赤はrtで緑はgnであったので以下の画像の結線は大胆にも間違っていた。
これは前オーナーの前のオーナーが動作しなくなったHL18Bを自分で何とか修理しようと、取り付けマニュアルを見てスイッチ結線をやり直したが、逆に色記号を読み違えてスイッチに結線した事により点火せずグロープラグを疑い新品交換しても点火せず修理を諦めたのではと推測できる。ひょっとしたらバッテリーからの電源供給の端子がちぎれていただけだったかもとも思える。
ただ既存スイッチが使えたとしてもIOスイッチなので温度コントローラーがないと快適動作しないと考え、あちこち探したが見当たらず仕方なくEbayで探すと送料込みで38000円程度で動作温度管理が出来そうなコントローラーが見つかった。しかし高いなぁ~とやる気(購入意欲)が出ない。
さらにEbayユーロで探すと☆見つかった。オファーでUS$81にして貰えたのでほぼ半値以下送料込みで購入出来た。

そのコントローラーが手元に届くまで半月の猶予があるので、その間にヨタハチの配線チェックを行った。するとWebastoヒーターのヒューズへ送られる電源ラインがバッテリ手前で外されていた。
こりゃスイッチ入れても反応しないのは当たり前だと思いながらバッテリーへの接続を行った。
さて昨日届いたコントローラーを図面を見ながら慎重に接続した。
コントローラーはシガーライターの下辺りに配置してみた。
全てのチェックを終えてスイッチを入れるとグリーンのランプが灯ってWebastoHL18Bのファンが回り始めた。
しかし2分程度で停止してしまう。この症状は長い間使ってない場合に燃料が燃焼室に届くのに時間がかかって結果、点火できずに終わる症状のようだ。
根気強く3~4回試みるがやはり自動停止する。
でももう一度!!と強気な私は再チャレンジ。同様にファンが回る音がして・・・途中からジェット機の音のようなキーンという音と共にグオーーーッとファンヒーター特有の燃焼音が聞こえた。
慌ててキャビンからエンジンルームへ向い排気管を触ってみるとおおおっつ熱い!!そして室内に向かうジャバラに触れると暖かくなっている。
当然ヨタハチのキャビン内は冬場のガレージの寒い気温では無く、暖かく快適な湿度へと変化した。
これで真冬のドライブは快適に楽しめそう♪ ただし雪は駄目( ^o^)
で、翌日に尼崎までの道のりをべバストガソリンヒーターを起動させドライブしてみた結果!!
もう暑すぎて堪らずスイッチをオフにした(汗)。
そして帰りは夜で気温が下がり気味であるので、スイッチONでダイヤルは1/3に絞って
快適に過ごせました。






