C/2019 Y4 (ATLAS):彗星崩壊

 

昨年最後に確認された彗星、C/2019 Y4 (ATLAS)が、ちょうどいまごろ
「最も明るくて観測しやすい」彗星になっているはずだったのですが、
予想通りに明るくはならず、崩壊したことが、改めて確認されました。

 

参考:「2020年4月 アトラス彗星が7等前後」(アストロアーツ)

参考:「星ナビ6月号は「アトラス彗星の分裂」と「360万円でEKBO発見」」(アストロアーツ)

 

Comet C/2019 Y4 (ATLAS) orbit:彗星 C/2019 Y4(アトラス)の軌道図

Tomruen (talk | contribs)/Wikimedia Commons

5月5日前後だと、だいたい「きりん座」から「ペルセウス座」方向の位置、

日没後、金星から北寄りの方向、が、位置のめやすだったのですが・・・

(国立天文台「今日のほしぞら」で表示)・・・予想通りの明るさに到達せず、

4月20日には約30個の破片に分解、4月23日には約25個の破片に減少、
という崩壊の状況が、ハッブル宇宙望遠鏡からの画像で確認されました。

 

おまけ: ハッブル宇宙望遠鏡の30周年記念ビデオが公開されています。

Hubblecast 128 (HubbleESA)

Hubblecast 129 (HubbleESA)

 

蛇足:なんとなく、BGMが欲しくなったので・・・Vangelis/Alpha(1976)

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