中国版空母打撃群?:16 遼寧 他6隻が演習

 

太平洋側に出て演習を行ったと思ったら、すぐに引き返して、こんどは東シナ海側で

実弾演習を行っています。通常運航で15日分の燃料しか積んでいないはずなので、

補給艦を随行していない状態では、適当なところで止めるしかないとは思いますが。

# Jane'sの記述では、この空母がフル稼働した場合、3-4日毎に補給が必要とのこと。

 

中国空母が沖縄―宮古間通過」(Jiji)

動画:中国空母「遼寧」、台湾近海で軍事演習」(AFPBB)

04/20[公表]中国機の東シナ海及び太平洋における飛行について」(PDF)(防衛省・統合幕僚監部)

04/20[公表]中国海軍艦艇の動向について」(PDF)(防衛省・統合幕僚監部)

04/21[公表]中国海軍艦艇の動向について」(PDF)(防衛省・統合幕僚監部)

J-15(Garudtejas7/Wikimedia Commons) 16 辽宁 (Baycrest/Wikimedia Commons)

 

04/20のH-6(轟炸六型,退役したTu-16の中国版)爆撃機2機の飛行は、海軍の

J-15(歼-15,Su-33の中国版)との連携を意識したものである可能性が高いです。

艦艇については、海上自衛隊が番号を控えたうえで写真撮影していますので、

型式、艦名および所属、それに海军360へのリンク等を付記しておきます。

 

001型航空母舰 16 辽宁 (2012) 遼寧艦航艦編隊 青島航空母艦軍港 (海军360)

052C型驱逐舰 150 长春 (2013)东部战区海军  (海军360)

052C型驱逐舰 151 郑州 (2013) 东部战区海军  (海军360)

052C型驱逐舰 152 济南 (2014) 东部战区海军  (海军360)

052D型驱逐舰 154 厦門 (2017) 东部战区海军  (海军360)

054A型护卫舰 538 烟台 (2011) 北部战区海军  (海军360)

054A型护卫舰 547 临沂 (2012) 北部战区海军  (海军360)

 

所属を見ると判る様に、統一された空母打撃群ではなく混成になっており、また、

複数伴随するはずの攻撃型潜水艦補給艦の姿もみられませんので、あくまでも

演習示威行動)のための編成であることが判ります。

 

青島(北海艦隊)の事情:大型艦船用の埠頭は一応出来ています。Google Map

(隣は901型综合补给舰 965 呼伦湖 (2017) 45,000dt-48,000dt (海军360))百度百科

 

ただ、艦載機のJ-15(推定24-26機)を充分に収容できる飛行場がありませんので、

葫芦岛市绥中机场、または、中国人民解放军海军舰载机综合试验训练基地

Google Map)を暫定的に使用していると考えられます。

 

それでは青島Google Map)から離れていて利便性に劣るので、2019年に完成を

予定している青岛胶东国际机场Google Map)に民間空港の機能を移管した後に、

閉鎖予定の青島流亭國際機場Google Map)を軍用に転用する可能性が高いです。

 

中国人民解放军海军舰载机综合试验训练基地:

滑走路上に描かれた甲板の形状とスキージャンプ 着艦ワイヤ(現)用?

カタパルト発進試験用設備         着艦ワイヤ(新)用?

スキージャンプは背中合わせに2か所設置されており、一応同時使用も可能です。

着艦ワイヤ用は隣の滑走路の両端に向かい合わせに設置されており、こちらも

一応同時使用が可能ですが、南側のものはワイヤ4条、北側のものはワイヤ3条

なので、南側には現行設備に合わせたもの、北側には将来設備を想定したもの、

という切り分けをしている可能性があります。カタパルトは2種、試験用でしょう。

 

さて、東シナ海側に戻ったこの艦隊、実弾演習まで始めちゃいました。

 

中国、東シナ海で実弾演習 空母「遼寧」も参加」(AFPBB)

中国、海上演習で空母「遼寧」に戦闘機着艦」(AFPBB)

中国空母「遼寧」が東シナ海で実弾演習…「日本牽制」」(中央日報)

 

写真を見る限り、艦載機のJ-15以外にも、Z-8(SA 321の中国版)Z-9(AS 365の中国版)

の姿がみられます。たた、どちらも通常の哨戒機型の様で、早期警戒ヘリ早期警戒機

姿はみられませんでした。 # 卡-31舰载预警直升机がいても良さそうだったんですが・・・

 

電磁式カタパルトについて:

2017/01/27「曝中国国产003航母将采取电磁弹射」(多维新闻)

中国新型国产航母将采用电磁弹射技术(图源:央视视频截图)

 

4隻目以降の空母では電磁カタパルトを使用するだろう、という内容の記事ですが、

黄浦江上と同じ場所(Google Map)を見てみると、これが2列に増えています。

北側の従来のものは長さが800m強、南側の新規のものは長さが400m弱、

扱い方の似たリニア実験線の施設と対比すると、そのスケールが判ります。

 

(以上)