Cal Fire 2017 続報
前回「wildfire」で書いた山林火災、3週間経っても終息していません。
前回紹介した「CAL FIRE」のサイトのincident informationによれば、
最大規模とみられるNuns Fireの鎮火率は99%で、あと少しの様です。
焼損面積は合計210,000acres以上(850平方km以上)、日本での目安だと、
京都市(827.9平方km)や佐渡島(854平方km)の面積に相当します。
(出火翌日の10/9にESA Copernicus Sentinel-3Aが撮影した海上に流れる煙の衛星画像)
contains modified Copernicus Sentinel data (2017), processed by ESA, CC BY-SA 3.0 IGO
(上空約800kmから撮影されており、横:約600km x 縦:約500kmの範囲が写っています。)
南西方向に300km以上煙が流れています。拡大すると、炎色まで見分けることが出来ます。
(これで大体高度200km相当で、北端はLakeport、
南端はSan Francisco、約150km四方の範囲です。)
この様にとても大規模な火災ですので、いろいろなところに被害が及んでいます。
Charles M. Schulz Museum:(六本木に出来たスヌーピーミュージアムの本家)
Schulz氏が最後に住んでいた自宅は焼失、街の中心部にあったミュージアムは
まだ整理中、そのすぐ隣にあるアイスホッケー場(スケート場)はようやく再開。
「Charles M. Schulz Museum and Research Center Closed Until Further NoticeOctober 20, 2017」
(彼の名前を冠したCharles M. Schulz–Sonoma County Airportは無事だった模様です。)
Keysight Technologies:(日本法人はキーサイト・テクノロジー合同会社)
馴染みが無さそうに感じる人が多いかも知れませんが、Hewlett-Packardから
創業時から本業であった電子計測機器事業を分割して生まれた会社です。
公式アナウンスでは主要な4棟の建物は無事であると報告されていますが、実は・・・
「Keysight Technologies' Corporate Headquarters Impacted by Northern California Fires」
・・・無事ではなかった2棟の建物の方には、HPの79年の歴史を物語るhistorical archives
(歴史的資料)が収められていて、これを焼損してしまった様なのです。220万ドル分とか。
「Hewlett-Packard historical archives destroyed in Santa Rosa fires」
(ROBERT DIGITALE THE PRESS DEMOCRAT)
参考:「Vintage Hewlett-Packard Archive」(こちらは有志による記録保存サイト)
The Wine institute of California:
「Media Update: Wildfires in Northern California」
火災発生前に85%以上が収穫を完了していました。しかし約1200あるワイナリーのうち
11のワイナリーが深刻な被害を受けた様です。今年はそこまでなのでしょうが・・・
火災で発生した大量の灰の影響は、来年以降にならないと予測できず、また復旧
と言えるレベルになるまでには数年を要すると考えられます。
(雑):Francis Ford Coppola(映画監督のフランシス・フォード・コッポラ氏)が経営する
ワイナリーもNapa Valley(ナパバレー)にありますが、被害については触れていません。
参照:「Inglenook」(Niebaum-Coppola Estate Winery, L.P. d/b/a Inglenook (“Inglenook”). )
(以上)


