エゴン・シーレ展に行きました。
ネットでは、今年最高の展示会だと言っていました。
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今から1世紀前にいたオーストリアの画家です。
気になった作品を幾つか紹介して行きたいと思います。
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【装飾的な背景の前に置かれた様式化された花】(1908)
エゴン・シーレ(1890-1918)
シーレが17歳の時にクリムトと出会います。
そして、ウィーン分離派の影響を受けます。
自由な作風を目指したシーレは、アカデミー卒業前に退学をしてクリムトのグループと共に道を進みます。
80年代のミュージシャンの尾崎豊みたいですね・・・
クリムトは、背景に金色の絵画が有名です。
金色の背景は、日本の狩野派などの屏風画のオマージュからだそうです。
そんな師匠のクリムトの金に対抗して、銀色が特徴的なシーレの作品です。
また、ゴッホが亡くなった時期に自身が誕生したので、
「ゴッホの生まれ変わりかも」と言っていたみたいです。
言うだけの才能が、彼には備わっていると思いました。
植物の絵にも力強く勢い有るような気がします・・・
シーレはクリムトに聞きました。
「僕には才能があるか?」
「才能があります・・
それどころか、ありすぎる」
と言われました。
末恐ろしい芸術家が、花開こうとしていました。
次は、シーレの自画像についてです。
つづく