吉備大臣入唐絵巻 | 気ままに「てくてく日記」

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コロナも弱体化して、
ひと段落ついてきました・・・

変わりつつある下町の
“気ままな”生活日記です。

 

 
技術×力・ボストン美術館展(2)
 
 
 
 
【吉備大臣入唐絵巻】
 
全長24メートルある絵巻です。
 
一列に並びノタノタと牛歩の様に観ながら歩いて観ました。
 
24メートルは、長ーーーいです。
 
あしあとあしあと
 
遅い人に合わせて観るので、のんびり長閑です・・・
 
 
 
 
絵巻が作られたのは、後白河院時代(平安末期〜鎌倉初期)になります。
 
内外に日本国の文化をアピールする為に製作されたみたいです。
 
かなりの大作です。
 
・・・・
 
 
しかし昭和初期になって、お金に困った持ち主がボストンに売却しました。
 
国宝級の文化財の流失したことが、当時の社会問題になリました。
 
その後重要文化財の売買が、規制されることになりました。
 
 
 
そんな作品が、里帰りしました。
 
 
 
 
 
話の中身が漫画みたいな内容です。
 
 
吉備真備(695-775)は、遣唐使して唐に渡リました。
 
しかし倭の国から来た吉備真備は、唐の官僚に生きて帰れてない高い楼閣に軟禁されます。
 
そこに先に唐に来ていた阿倍仲麻呂(698-770)が鬼になって、力を借りて難を逃れます。
 
浮遊術を使って、試験のカンニングをしたりと漫画的な内容です。
 
・・・・
 
 
 
実際の2人は有能な人物で遣唐使として唐に渡りました。
 
17年の留学を経て、吉備真備は帰国しました。
 
阿倍仲麻呂は玄宗皇帝のお気に入りで帰国を許可されず唐に残りました。
 
日本に帰った吉備真備は藤原政治の政権争いに敗れ排除されて、再び唐に渡りました。
 
そこで、唐の高官になっていた仲麻呂と再び出逢いました。
 
・・・・
 
 
 
 
 
ランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニング
 
長い本を順番に読むように長い列を作っていました・・・
 
「マンガを読んでいるみたいです!!」と即刻の声でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
※画像、右上の2人が浮遊術を使っている吉備真備と阿倍仲麻呂です。
 
 
 
 
 
 
次は、若冲の作品かと思った鳥貴族です・・・
 
つづく