霊峰石鎚山のお山開き大祭は7月1日~10日。

激しい雨の1日、「仁」「智」「勇」の3体の御神像が信者さんたちによって頂上社へ御動座されました。

 

よく晴れた7月6日。

暑さが異常なので土小屋ルートから。

 

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期間中は入山料が500円。
入山名簿を記入すると土小屋からは緑のテープ、成就社からは赤のテープを貸与され身につけます。

 

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大祭中は、全国各地から数万人の登拝者の方が。

 

皆さん白装束で、すれ違う時の挨拶は“おのぼりさん” “おくだりさん”
普段の石鎚山で聞いたことはありません。

 

 

大祭中、成就ルートと土小屋ルートのどちらにも消防署や日赤の方が待機して、こちらにはベンチ2に救護所が設けられていました。

 

 

晴れ渡り西条市の最高気温が36度予測だったこの日、手持ちの温度計は時折30度超。

風が吹き抜ける場所以外はたまらない暑さ💦

 

しまなみ海道の橋まで良く見えます。

 

 

今日もかっこいい瓶ヶ森。

 

 

石鎚山系固有の“石鎚の光”というヤマアジサイがあります。

その装飾花は細弁の八重咲き。

もしも今でも咲くなら見てみたいと、ヤマアジサイのたびに観察。

 

 

人でごった返す二之鎖小屋に到着。
 

 

ここで神職さんが入山名簿を回収されます。

普段は開いてるのを見たことなかった二之鎖小屋では、冷たい飲み物が500円。

 

 

 今日もかっこいい北壁。

 

 

暑さと闘いながら到着した頂上には、いつもは見ない厄落としの金幣。

 

 

大祭中の土曜でもかなりの暑さのせいか、思ったほど人は多くない。

紅葉時の平日くらいでしょうか。

団体で登られてる方々が、ほら貝が吹かれる中、次々と金幣神事を。

 

 

社では御神像を身体にスリスリ。

青空にほら貝と御祈祷が響き渡ります。

 

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今日もかっこいい天狗岳…今日も見てるだけ。

 

 

前回は雲が湧いていた縦走路の向こう。

この日は堂ヶ森までも、松山市までもしっかり。

 

 

堂ヶ森の反射板を望遠で。

 

 

下山中、三の鎖で“なんまいだー”を唱えながら登られる信者さん。

 

 

白装束の皆さんの慣れた“おのぼりさん”“おくだりさん”の挨拶。

登山者さんまで白の服が多い大祭。

普段よりも厳かで、ありがたさを感じる1日でした。

 

 

皆さんの波を乱さないように、なんとか撮れた花の一部。
 
 
↓ヒメキリンソウ。

 

 

ヒメレンゲ。

 

 

この黄色はコナスビ。

ミヤマダイコンソウは終わりかけでした。

 

 

ぽつぽつと咲き始めてたシコクフウロ。

 

 

もうすぐふくらみが割れて花房が広がるノダケ。 

 

 

イシヅチボウフウ。

 

 

コメツツジにはお山開きの笹ヶ峰でたくさん…と思ってたけど諦めました(;ᴗ;)

ササユリの咲く堂ヶ森も。

猛暑と梅雨の長雨に、いくつかのお山が断念続き。

 

 

可愛いベニドウダン(*´`) 

 

 

コメツツジとおとなりさんでした。

 

 

カラマツソウ。

 

 

成就ルートでヘリがホバリングしていました。

救護所でしばらくお話した消防の方が、熱中症の患者さんが搬送されたのだと。

 

 

ふだん登山をされない方が多いこの期間は、充分な飲み物を持たず勢いで登られる方が多く、連日の熱中症患者さんだそうです。

 

石鎚の群生地に咲くササユリ。

 

 

土小屋ルートでは足を怪我された方を消防団の皆さんが担架で迎えに。

 

見守りと救護活動があればこその大祭中です。

 

 

もうすぐで登山口に到着というところで、ゆっくりと歩かれるお母さんに追いつきました。

 

30代からコロナ禍以外、毎年の大祭中に登拝されていて御歳78歳。

この日は朝5時から10時間以上をかけての下山で、今年で最後かもと言われてました。

毎年のこと、ほんとうにお疲れ様でした。

 

 

頂上社で頂いたのは大祭記念の御朱印と御神水。

剣山とのコラボ手ぬぐい。

 

 

先達会符を受けました。 

登拝3回以上で申し込むことが出来、同性子孫に受け継がれます。
男性会符は83000番代。
女性会符は18000番代。

大祭中は会符を身につけ登ります。

 

 

父も毎年7月1日に登拝を重ねていました。

祖父や弟と。

その日だけは女人禁制なので私は登らずに済むと喜んでいたのに、今になって登ることに( ˊᵕˋ* )

 

心得を読み、次の大祭期間中には父のように、参道である成就社からお祓いと神事を受けながら登りたいと思います。