江戸時代から製塩業で栄えた広島県竹原市。
その町並み保存地区へ行ってきました。
 

 
江戸から昭和の建物まで、いろんな時代の家屋が立ち並ぶ景色でした。
 
 
ちょうど雛めぐりの期間で、案内マップを数えたところ30ヶ所でお雛様が飾られています。
 
 
中に入って見せて頂いたのは塩田を経営していた「旧笠井邸」。
 
面長な顔に切れ長な目で、能面みたいなお顔が特徴の江戸中期の享保雛。
 
 
当時の町のひな祭りは豪華絢爛に進化していて、幕府に大きさや華美さを規制されたことで生まれたのが、高さ10cmにも満たない小さな雛・芥子雛(けしびな)。
 
 
こっちは源氏物語の貝合わせ。
 
 
笠井邸は明治5年に建てられた、この街並みの中にあってはまだ新しいくらいの建物。2階の梁、とても立派です。
 
 
竹原市は、日本のウイスキーの父、朝ドラ・マッサンのモデルとなった竹鶴政孝の出身地です。
ここが生家の竹鶴酒造。
 
 
盗み聞きした散策ツアーのガイドさんが“竹原のシンボル”と言っていたので、高台にある西方寺の普明閣に行ってみました。
 
 
1758年に建てられた普明閣は、京都の清水寺を模した舞台作り。
 
 
竹原の町並みを一望でき、竹原港の入江まで眺めることが出来ました。
 
 
珍しい洋館は昭和4年に竹原書院図書館として建てられた、現在は竹原市歴史民俗資料館。
 
 
製塩業や酒造業などの竹原の歴史に関する展示がされてます。(硫化式塩田↓)
 
 
竹原の地を治めた小早川家は瀬戸内の海賊・村上水軍を味方に引き入れ幾多の難局を打破しました。
観光でも味方に引き入れ、村上水軍の陣笠もあった( ˙▿˙ )
 
 
そしてここには昭和の時代の雛飾り。
 
 
資料館横の広場に、竹鶴酒造の竹鶴政孝とリタ夫人の銅像がありました。後ろの高台に普明閣がひょっこり。
 
 
お昼ごはんは町並みの中の、築200年超えの醤油蔵を改装したというお好み焼き屋さんにしました。
 
 
現在も醤油醸造所である堀川醤油さん。
お好み焼きは至って普通にお好み焼き。
醤油蔵だった建物内も改装されて至って現代のお好み焼き屋さんでした(*´֊`*)💔
 
 
現役で取り集められるレトロな”書状集箱”がある初代郵便局跡。
奥に若手アーティストさんが描かれた襖絵展示があります。
 
 
モチーフは竹原市内で1月に行われる“神明祭”。
 
 
竹や松で高さ20メートルにもそびえ立つ骨組みに色紙や藁で飾られた神明さんが、五穀豊穣・家内安全・無病息災を祈願し、一瞬のうちに真っ赤に燃えて消え去るのだそうです。
 
竹原の竹を使った竹細工の工房。
 
 
竹かごや竹バック、竹の風車まで、付けられた札にはお値段と作られた方の名前が書かれてました。
 
裏の敷地に180本並んだ風車が風に吹かれてた。
 
 
保存地区の代表的な建物が、塩田の釜屋で使う燃料問屋を営んだ旧松阪家住宅。
特徴は波打った大屋根と2階の菱形格子です。
 
 
1階出格子の透かしが、ハートに見える魔除けの猪目。
 
 
室内は江戸時代の末期に建てられ明治に改築された、はるか前に行ったことある気がするような無いような懐かし~い感じ。
 
 
お庭。
 
 
昭和の電気ストーブ。
 
 
花嫁さんの打掛と白打掛。
 
 
嫁入りダンスの上に、こんなので寝られるんだ〜って感じの高枕もありました。
 

他にもたくさん見処あるけど、この辺で。次がこの日の目的地✨
わくわくのわく~^-^♪