駅前を中心にファーストフード的なラーメンチェーンとして
展開を続けている日高屋。
私は東京に住んだことはありませんが、
就職活動や出張で東京を訪れたときはたまに寄ったりいました。
すごい印象は強いわけではないですけれど、
「無難」だなって感じで何度かあの390円のラーメンを食べたことを覚えています。
さてさて、何で急に日高屋?ですよね。
昨日いつものように何気なく日経MJを手に取ったら、
なんと一面を飾っていました。
私がふと気になったキーワードを紹介してみます。
1.極意は「そこそこ」
2.駅前一等地への9割出店
3.家賃は坪6万
4.アルコール売上比率14%
このなかでいちばん驚いたのは、
家賃坪5~6万というところです。
以前は飲食業の方といろいろお話させていただく機会が多く、
飲食店の収益構造について教えていただいたことがあったのですが、
通常のラーメン屋であれば、家賃比率はなんとか10~15%程度には抑えたいと思うところ。
※高いショッピングセンター等に出店したとしても。
私の知っているところでは、ラーメンやであれば月坪30万は
上々のほうではないでしょうか。
しかし、その月坪30万だとすると、この場合は家賃は20%をシェアしています。
これまた一般的な飲食店のフードおよびレイバーコストの合計は、
業種にもよりますが、50~60%になりますから、
ここに家賃の20%を乗せると70~80%にもおよびます。
その他の水道光熱費、厨房機器の減価償却、など食料原価・人件費以外の
科目も入っていくと完全に赤字だと思うんです。
それでも出店のペースが上がっているのは、
採算がとれているからに他なりませんよね。
記事によるとセントラルキッチンで仕込みはしておりますから、
フードコストが標準よりもずっと低いんでしょう。
粗利率の高いアルコールの出品比率が高い点も特筆できますね。
※それとドリンク類はオペレーションがシンプルですし。
※これまた郊外のショッピングセンターになれば、
飲酒運転の規制によるアルコール比率は1~3%程度とのことです。
低単価ラーメンで高家賃の駅前立地で戦う。
かなり売り上げがとれないと一気に赤字転落する危険な運営に見えて
仕方なかったのですが、そんな危険な領域だからこそ、
他の競合を引き寄せず、ものにしていっているのかもしれませんね。
体を張ったブルーオーシャンを築いているとでもいうのでしょうか。
この企業について少し調べてみることにしたいと思います。