どうも、平賀です。


いつも何か鑑賞した後の所感は、ツイッターで、詳細は記事として後日公開する流れにしていたのですが、今日観た舞台の所感は140字にまとめられず、それに、ツイッターでネタバレ気にして書くと肝心なことが伝えきれないなと常々感じていたので、本日思い切ってブログを開設しました。


その決断をさせてくれたのは、


モーニング娘。'17主演舞台 演劇女子部【ファラオの墓】(砂漠の月編)。


ここからはネタバレしまくりなので、読みたくない人は読まないでくださいね。あと、いわゆるちゃんとした記事ではないので、クオリティもあんまり求めないでください(笑

ざっくり書くので、ざっくり読んでください。

さ、本題です。


まずモーニング娘。としては最後の舞台作品出演になるであろう、これまでも毎回主役級の役を演じてきた工藤遥。とある国の暴君スネフェルを演じていたのですが、あのいつもは心優しいベビーフェイスのショートカット女子が、常に怒気と覇気を撒き散らしながら、ロングヘアーを激しく揺らしながら暴れまくり。


許婚(ふくちゃん)がキスを拒んだだけで、腹いせに奴隷(小田ちゃん)を目の前で殺そうとしますからね(笑


でも本当は誰かと心を通わせたいだけで、誰にも理解されない孤独を埋めたいだけで、その為に誰より強くなろうと世界中が恐れる国王になる訳ですが、お調子者の付き人(羽賀ちゃん)以外は誰も心開いてくれず。


そんな中、敵国のお姫様(ちぇる)と偶然出会い(お互い身分は隠した状態で)、お互いの孤独を埋め合うように相思相愛となるのですが、酩酊しているところを家臣に騙され、唯一、心優しい自分を見せることができた彼女を自らの手で殺めることになってしまう。


その絶望の後の姿は言わずもがなです。


娘。としては最後の主演舞台となる彼女が、そんな喜怒哀楽に振り切れるだけ振り切らなきゃいけない演技を求められ、ステーシーズ、ごがくゆう、リリウム、トラアイングル、続・11人いる!等で観てきた多種多様な役の集大成のように、自由自在にエモーションを爆発させながら、舞台の上で生きる姿は圧巻でした。


卒業後はドラマや映画も含む女優活動を目指していくのだと思いますが、こと演劇に関しては現時点でどこに出しても恥ずかしくないですし、モーニング娘。及びハロプロの舞台を、アイドルを超越した凄みある表現物へと引き上げた立役者として誇りを持って演技の道へと突き進んでほしい。そう心から思わせてくれました。


鞘師里保がダンス、鈴木香音が笑顔で、卒業後のモーニング娘。の概念になったとするならば、工藤遥は演技で、この先のモーニング娘。にも影響を与え続けると思います。


もしかしたらくどぅーにジェラシーを感じさせまくるメンバーも出てくるかもしれないし。だから後ろ髪引かれることなく、女優の世界でモーニング娘。時代以上の輝きを放てる存在になってください。


メンバーにもファンにもスタッフにも関係者にもいつだって優しく、誰かの為に本気で泣いたり笑ったり怒ったりすることができる、工藤遥の女優としてのソロデビュー、


今度は僕らが本気で応援する番です。

 

2017年6月10日(土)

平賀哲雄

 

 

 

 

 

………あれ?

ファラオの墓について書いていたはずが、気付いたら工藤遥へのメッセージに(笑)。続きは、また時間見つけて書きます!