どうも、平賀です!

 

この連休よりスタートした夏のハロコン。どうにもこうにも我慢できず、完全に勢いで大阪オリックス劇場まで行って参りました。どうしても行きたくなったきっかけは、7/15に自分で書いて公開させて頂いた記事。

 

ハロプロ20周年目前に新時代突入! ももちがアイドルシーンの未来に残したもの“アイドル=素晴らしい文化” | Daily News | Billboard JAPAN http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/53311

 

ハロプロは純粋。ゆえに傷つきやすいし強くもなれる。そんな後輩たちにももちが残したもの。苦難続きのハロプロ~ももちラストライブ~新体制お披露目~これからと長文ですが、よかったらご覧下さい。

 

とツイッターでも紹介させていただきましたが、これの「新体制お披露目」の部分はオフィシャルレポートを参考とさせていただいてまして、結果的に詳しく書けないことが物語のエピローグ感を醸し出すことになったので良かったのですが、ももちや℃-uteといった先輩たちの背中を見てきた後輩たちが苦難や変化の連続に翻弄されながらも、あんな風に意気込んでいると知ったら直接この目で耳で心で体感したくなるじゃないですか!

 

という訳で、チケットもないし、取材申請もしてないし、入れるかどうか分からなかったんですけど、とりあえず大阪へ行こうと。そしたら大阪の愛すべきハロヲタが自分の分の当日券も先んじて確保してくれていて(本当にありがとう!)、1430~の【Hello! Project 2017 SUMMER ~ HELLO! MEETING ~】を観る事が出来ました!

 

大阪~名古屋の新幹線の中で書いているので、時間の許す限り印象に残ったシーンをピックアップすると……(ここからはネタバレ要素満載になりますので、今回のハロコンの内容をまだ知りたくない人は読まないで下さいね!)

 

これはももちの記事を書き終えたばかりだったからそう感じたのかもしれないのですが、カントリー・ガールズに対するファンのみんなの「俺たち(私たち)が見守ってるぞ!」感、まずこれにグッと来ました。5人でカントリーとしてパフォーマンスしているときも、モーニング娘。'17やアンジュルム、Juice=Juiceの新メンバーとしてパフォーマンスしているときも、あの日ももちが「今までのように私はメンバーの近くで見守ることは出来ないから、ファンの皆さん、どうか、5人をよろしくお願いします!」と深く頭を下げたあの瞬間、その約束をしっかりと果たそうとしているムードに改めてハロプロという文化が好きになりました。

 

モーニング娘。'17、アンジュルム、Juice=Juiceの新体制、めちゃくちゃ見ごたえありましたね。5人じゃないJuice=Juiceを受け入れられるのか、しかもあんなにコッテコテのカントリー芸人だったやなみんがストイック丸出しのJuice=Juiceにハマるのか、ぶっちゃけ心配していたんですが、しっかりJuice=Juiceでしたね。やなみん、痩せてすごく大人っぽい美人さんになってて、その適応能力の凄さにファンになってしまいました。アンジュルムは最初は船木結と川村文乃が既存メンバーたちから離れた場所でパフォーマンスしてて……

名古屋着いてもうた!続きはまたあとで!

 

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はい、名古屋着きまして、取材も終わりましたので、続き書きます!

 

アンジュルムは最初は船木結と川村文乃が既存メンバーたちから離れた場所でパフォーマンスしてて、でも最後にその2人が合流するドラマティックな構成になっていたんです! これまでも人間ドラマを曲やパフォーマンスに反映させてきたアンジュルムらしい見せ方だなと、素敵だなと思いました。そして、モーニング娘。'17。昨夜、森戸知沙希が加わった「ジェラシー ジェラシー」のパフォーマンスを『音楽の日』で観させてもらいましたが、あれの何倍もちぃちゃんに目が行く構成になっていて、このまま行くとセンターは彼女になるんじゃないかなと思ったほどです。これは彼女に限ったことじゃないですけど、カントリーの面々はビジュアルもキャラクターもそれぞれに別々のベクトルでインパクトがあるんですよね。それを今回の一件で再認識しました。個々の魅力が新しい体制で存分に伝わった頃、再びカントリーで勢揃いしたとき、Buono!じゃないけど、SMAPじゃないけど、物凄くスペシャルな集団!という見え方に変わっているかもしれないなと思ったりもしました。

シャッフルコーナーでは、なっちにあやや、タンポポ、真野ちゃん、メロン記念日などなどハロプロの歴史を感じさせる楽曲のオンパレードだったし、組み合わせもどれも濃かったし、研修生昇格メンバーによる「誤爆」って新曲には久々にハロプロらしいピーキーさを感じたし、今回のハロコンは新体制の各グループに対してポジティブな印象を受けるだけでなく、こんなときだからこそ改めてハロプロの伝統だったり個性みたいなものに気付いてもらおうという意思も感じ取れて、休日も睡眠時間も返上して観に来てよかったなと心底思いました。かりんちゃんさんもすげぇ良い表情と動きを見せてくれたし(かりんちゃんさんが絶好調だと、ハロプロは大丈夫と安心するんです。超個人的な感覚のバロメーターですが笑)。

 

で、何より「観に来てよかったな」と思わせてもらったのは、最後の全員集合で歌ってくれたあの曲ですよ。モーニング娘。の「I WISH」。今回のハロコンが最後になる工藤遥がセンターでソロで歌い始めて、もうこれだけでも泣ける演出なんだけれども、前述のももちの記事でも書いたように、今年のハロプロは本当にいろんなことがあってさ、そのひとつひとつに賛否両論が巻き起こったりもして、今後のハロプロを不安視する声もたくさん目や耳にしたし、ということはメンバーもいろんな葛藤や焦燥があったと思うんです。そんな状況下で、ハロプロ全グループ揃い踏みで歌われるこのフレーズ、

 

晴れの日があるから

そのうち雨も降る

全ていつか納得できるさ

 

もう堪らなかった。その上で「人生ってすばらしい」とみんなが満面の笑顔で歌うんだよ。これぞアイドル。これぞハロプロ。メンバーがこんなに前を向いて歩いていこうとしているのに、そんな彼女たちの姿をもうずっと見てきた自分たちが何をブツブツ言ったりくよくよ悩んだりしてるんだっていう話でさ、そんな恥ずかしさというか、情けなさを浄化してもらえた感覚を覚えると共に、みんなを愛おしく思えて仕方なくて、目頭が熱くなりました。

 

で、最後にフクちゃんが「でも笑顔は大切にしたい」って、あやちょが「愛する人の為に…」って歌って締めくくるこの流れ。

歌うべき人が歌ってくれたなって。


これからのハロプロを先頭に立って引っ張っていくこの2人が、それぞれの生き様や性格やストーリーにも重なりすぎるワードを気持ちを込めて歌ってくれたとき、ハロプロは大丈夫と思いました。2人に限らず、このメンバーたちがここからまた作り上げていくハロプロを観ていきたいと、応援していきたいと強く思いました。そういう人が今回のハロコンでひとりでも多くいてくれたらなと思いました。あー、また書きながら涙ぐんでるよ(笑)。

 

早くまたハロプロのみんなにインタビューしたいな。
工藤さんの卒業までの日々もしっかり見届けたい。
まだまだ今年はいろいろあるかもしれないけど、何があってもこの娘たちの音楽やパフォーマンス、言葉を信じて追っていきます!

 

2017年7月17日(月)

平賀哲雄