「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」 | てこの気まぐれ雑記帳

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グータラ婆が気ままに、日々の出来事や思ったこと、感じたことを、適当に書き綴っています。なんでも有りの備忘録的雑記帳です。

毎日毎日韓国ドラマを見続けているので、感想メモを書くのが追い付かないあせる

すでに視聴終了ドラマが7本分溜まってしまっているので、感想メモを書いてしまおうという気持ちが萎えて…なかなか筆(でいいのかな?)が進まないけれど、備忘録を残しておかないと、忘れてまた録画してしまう可能性があるので(; ・`д・´)

今回も、放送局のHPと画像付きキャスト一覧にお世話になって、うろ覚えの記憶を手繰り寄せながら書いています(^_-)-☆

 

5月3日(火)、韓国ドラマ「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」(KBS、21年2~4月、全20話=NHKBS全22話)視聴終了テレビ


私は戦う 守るものがあるから。

6世紀半ばの高句麗(コグリョ)。国王の長女、ピョンガン王女は、聡明で正義感が強く、将来は父の跡を継いで君主になり国を守るという夢を持っていた。一方、国境を守る順奴(スンノ)部族のオン・ヒョプ将軍の息子オン・ダルは、父に憧れる無邪気なわんぱく少年だ。朝廷では強大な力を持つ桂婁(ケル)部族のコ・ウォンピョが他の2部族と結託し、王座を奪おうとしていた。ヨン王妃はピョンガン王女を連れ、ひそかにオン・ヒョプ将軍に助けを求めに行くが、敵の陰謀により、王宮に戻ることなく殺されてしまう。逃亡中にオン・ダルとはぐれたピョンガン王女は行方不明に。そしてオン・ヒョプ将軍は部族の民を守るため、王妃を殺した逆賊の汚名を着せられ命を落とすことに。

8年後、記憶を失っているピョンガン王女は、「カジン」という名で、高句麗の王族を襲う刺客集団の一員になっていた。やがて、カジンに、国王を暗殺しろという命が下される。そのころオン・ダルは、目立たぬように「バカとなって生きろ」という父の遺言に従い、山奥で養母とひっそり暮らしていた。やがて偶然再会した2人は強くひかれあっていくが…。(NHK「概要」)

 

 

 

*私のドラマ視聴記事は評論ではなく、あくまで備忘録、完璧ネタバレですm(__)m

 

 

三国時代(高句麗、百済、新羅)の高句麗で、国を守るために戦う王女と純朴な青年の真実の愛と絆の物語――韓国に伝わる有名な伝説「ピョンガン王女とバカのオン・ダル」の純愛をモチーフに描く、戦乱時代の若者たちの姿。

 

桂婁(ケル)部族長コ・ウォンピョ(イ・ヘヨン)は国王の座を狙い、虎視眈々と朝廷内の実権を拡大していっている。

これに危機感を持った高句麗第25代平原(ピョンウォン)王(キム・ボプレ)の妃ヨン王妃(キム・ソヒョン)は娘ピョンガン王女(キム・ソヒョン2役/ホ・ジョンウン)を連れ、順奴(スンノ)部族長オン・ヒョプ将軍(カン・ハヌル)に助けを求めに行く。

 

王妃の動きを察したコは、王妃になりたいチン・ジャギョン妃と図り、王に「王妃は恋人に会いに行った」と疑わせる。

激怒した王は、ヨン王妃の処罰をコに命じ、王妃は殺されてしまった。さらに、王妃殺害の逆賊としてオン将軍を死刑に。

政治的に力が弱いばかりか妻の愛情まで疑う愚かな王によって、コは邪魔な王妃とオン将軍を始末でき、チン妃は王妃の座をせしめた。

コの部下に襲われた村から逃げ出したオン将軍の息子オン・ダル(ナ・イヌ/ソ・ドンヒョン)とピョンガン王女だったが、途中ではぐれてしまい……。

 

それから8年後――

韓ドラあるある‥記憶をなくしたピョンガン王女は暗殺集団・天誅房(チョンジュバン)のヨム・ドゥク(チョン・ウンピョ)に助けられてヨム・ガジンと名乗り、頭トゥ・ジュンソ(ハン・ジェヨン)によって最高の刺客に育てられていた。

トゥ頭は、ピョンガンの正体を知っていたのかなぁ、実の娘に殺されるという王の地獄を企んだのだろうか。それは、記憶を取り戻した時にはピョンガンの地獄にもなるのだけど。

王殺害のために王宮に向かう途中の山中で、ガジンとダルは再会するも、気が付かないまま2人は別れ、ガジンは宮殿へ忍び込む。

ピョンガンそっくりのガジンに驚くピョンウォン王に迫ったものの、コ・ウォンピョの息子でピョンガン王女の剣の師匠でもあったコ・ゴン(イ・ジフン)に阻まれ、逃走中に大怪我をしたところをダルに助けられた。

大怪我や養父ドゥクの話などから記憶がよみがえったピョンガン王女。

亡き父の遺言で穏やかに生きてきたオン・ダルへの恋心と、幼い頃から心に誓った「国を守る」使命感。

北周や新羅との戦いに苦戦を強いられている高句麗……ピョンガンは王女として「国のため」に戦うことを選んだ。

オン・ヒョプ将軍の指示に従い、ヨン王妃殺害現場の村から脱出して幽霊村に隠れ住んでいるスンノ部族だが、村長サ・ウナム(チョン・ウク)はピョンガン王女支持を表明。オン・ダルはじめサ・プンゲ(キム・ドンヨン)、天誅房から抜け出したタラ・サン(リュ・ウィヒョン)とタラ・ジン(キム・ヒジョン)の双子の兄妹らは、ピョンガン王女の下、戦場へ。

もともと大将軍の血を引くダルは、武芸にも天性の素質がある。

歴戦続く戦いの場で、ピョンガンを助け獅子奮迅の活躍をするが、戦嫌いの本質は変わらず、いつも故郷の山で薬草取りながら穏やかに過ごしたいと願っている。

ピョンガンはダルの気持ちは分かっても、国難を切り抜けるにはダルの助けが必要で……。

 

子どもの頃からピョンガンを愛していたコ・ゴンが哀しかった。

父ウォンピョはピョンガンの敵であり、自分もコ族の長になる立場。ひそかにピョンガンのために動いても、ピョンガンにとっては父王に対する謀反を起こしたコ族の後継者で、敵の1人なんだよね。

しかもピョンガンの傍には常にダルがいて……。

ウォンピョの反乱軍を制圧し、ピョンウォン王は退位、ピョンガンの弟ウォン太子(パク・サンフン)がヨンヤン王(クォン・ファウン)となり、高句麗に平和が訪れたか??

 

コ・ゴンを愛してしまったヘ・モヨン(チェ・ユファ)も可哀そうだった。

実は新羅から送り込まれたスパイ。高句麗宮廷の情報収集が役目だったが、ゴンのために祖国を裏切ってしまう。

モヨンの恋心を知りながら、モヨンに心傾けながら、それでもピョンガンへの愛を貫いたゴン。そんなゴンに命を捧げるモヨン。

2人に平安な日々が訪れてほしかったなぁ。

死んだと思われたダルが、記憶こそなくしたものの生きていて、今度こそ刀を捨てたピョンガンが傍に付き添うシーンで終わったのは、良かった。

でも、文句を言わせてもらうと、ピョンガンの「国のため」に具体性が見当たらなかったんだよね。サ・プンゲやコ・ゴンなど大勢が死んだけれど、大義は何だったんだろう。

領土を守ることが「国のため」なんだろうが、だんだん「父王のため」「王女という地位のため」…のように見えてきてしまって。

 

ちょうど我が国は参議院選挙があるけれど、候補者の皆さんには、ただ抽象的な「国のため」ではなく、この国をどうしたいのか、この国の民にどんな未来を見せたいのか、具体的に語ってほしいものだ。