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グータラ婆が気ままに、日々の出来事や思ったこと、感じたことを、適当に書き綴っています。なんでも有りの備忘録的雑記帳です。

今年もあと11週間で終わるというのに、今さらだけど――

 

今年最初に視聴終了した韓国ドラマは、2月1日の「王の女」(SBS、03年10月~04年3月、全42話)テレビ

 

第14代国王・宣祖のもと、次期王位の座をめぐって宮廷内の権力争いが激しくなりつつあった16世紀の朝鮮王朝時代。

第一王子・臨海君、第二王子・光海君を差し置いて、宣祖の寵愛を受ける後宮ヤンファダンは長男・信城君を王位に就かせるべく暗躍していた。
そんな折、幼少の頃から慕っていた光海君と再会した女官・ケトン(後の金尚宮)は、彼が国王になることを願いながらも彼の父・宣祖の後宮となる。
光海君のためにその身を犠牲にするケトン、そんな彼女に惹かれていく光海君の二人は、大きな時代の流れに飲み込まれていくのであった―。
陰謀と野望がうずまく16世紀の朝鮮王朝、第二王子・光海君(クァンヘグン)が国王になることを願いながらも、彼を一途に愛する宮女・金尚宮(キム・サングン)はその身を別の男性に捧げた―。
権力争いに巻き込まれていく聡明な君主・光海君をチソンが演じ、イ・ヨンエが演じたことでも知られる金尚宮をパク・ソニョンが好演!激動の時代を生き抜いた二人の半生を、新しい解釈と豪華キャストで描いたラブストーリー。(BS朝日「あらすじ」より)
 
暴君として廃位されたため、第10代国王・燕山君と同じく廟号・尊号・諡号・陵名のない第15代国王・光海君。
しかし、彼は本当に暴君であったのだろうか。時代の潮流に溺れ流された、悲劇の王だったのかも…。
 
現代では、そんな視点で光海君を見直す歴史学者も少なくないようだが、このドラマも、聡明で温厚で勇気もある光海君(チソン)と、彼の幼馴染で生涯愛し合った女官ケトン=カヒ(パク・ソニョン)との悲劇的純愛物語に、壮大な歴史を絡ませたストーリー展開で、見ごたえのあるものになっている。
ただ、ちょうど「宮廷女官チャングムの誓い」と放送時期が重なって視聴率が伸びず、当初予定の80話を約半分の42話に削って放送終了となってしまったためか、前半に比べて後半は話が淡白となってしまったことは否めない。
光海君が何故暴君と呼ばれることになったかの答えだから、この時期をもう少し丁寧に描いてくれたら、もっと面白くなっただろうに、残念だ。
 
もともと、正室に王子が生まれなかったことが混乱の原因だが、第14代国王・宣祖(イム・ドンジン)が側室ヤン・ファダン(イ・ヘスク)に溺れて彼女の子・信城君(キム・ヨンチャン)を世子にしたいなんて思ったことが諸悪の根源だ。
庶子ではあるが第1王子の臨海君(キム・ユソク)がいるのに、父王に対しても遠慮せず苦言を呈し武に力を入れるなど傍若無人に振る舞う彼を嫌い(恐れ?)、なかなか世子を決めないエロ爺が国王じゃぁ、国民が哀れだわ。
 
日本から豊臣秀吉の軍が攻めてくると、戦争時の国王には指揮をとらねばならない責任があるし負けたら命がないからと、信城君を諦めて光海君を世子に任じて戦場に送り出し、自分ら(王や側室ら王宮の者たち)は都を捨てて逃げ出すなんて、信じられない無責任な連中だよ。
それでいて、倭軍に勝利したと国民から称賛を受ける光海君に嫉妬し、親思いの光海君の性格を知ってて嫌がらせの数々。
 
そんな王や宮廷の連中に、‟光海君命”のケトンが知恵と度胸で反撃。
しかし、ケトンにもエロ王の手が伸びて、「王の女」にされてしまった。
生涯光海君とは結ばれない身となってしまったケトンは、体は宣祖に抱かれながら、心は光海君に預け、光海君を国王にすべく策略の限りを尽くす。
しかも宣祖は、懿仁王后が崩御すると32歳も年下の仁穆王后を迎えた。
仁穆継妃に王子が誕生したことで、光海君の王世子の座が怪しくなってきたことを知ったケトンは……。

 

そんな折も折、宣祖が亡くなって(ケトンが毒殺したとの噂も!)第15代王になった光海君は、荒廃した国を立て直すべくケトンや重臣たちの助言を受けながら政を行っていく。

しかし、光海君の国王の座を揺るぎないものにしたいケトンらは、光海君の実兄・臨海君を殺害し、仁穆王后を幽閉し、その子・永昌大君(カン・サン)を流刑先で焼殺してしまった。
 
光海君、つまりはケトンらの施政に反発した反光海君派は、ヤン・ファダンの孫(次男の子)・綾陽君(アン・ホンジン)を担ぎ出して謀反を起こし(仁祖反正)、光海君は廃位されて流刑となり、済州島で生涯を終えた。
済州島は今でこそ風光明媚な観光地で賑わっていて、John-Hoonの日本デビュー12周年記念プレミアムイベントも開催されたりする土地だが、当時は流刑地だった。たしかチャングムも済州島に流されたんじゃなかったっけ?
一方ケトンは公開斬首刑となって生涯を閉じ、朝鮮王朝の歴史の中で「三大悪女」の1人とされている。
 
臨海君のキム・ユソクが良かった~。
繊細さに欠け、傍若無人の直情型、しかし心の底では弟・光海君を愛していて、甘んじて殺される。
もう、メッチャ格好良いんだよなぁ^^
 
そんな臨海君に惚れて(?)、命懸けで臨海君を守る山賊の棟梁イ・ハンミン=ポルボクのイ・フンも、格好良かった。
寡黙で危険な男。それでいて、愛しい人に告白もできない純情で初心な奴^^
 
なお、綾陽君は光海君廃位によって第16代国王・仁祖となるが、親明反後金政策で、後金(後の清)に服属せざるを得なくなり、人質として清に長期滞在した長男の昭顕世子との確執も、いろんなドラマになっている。
歴史ドラマは、時代順に見たら、もっともっと面白いだろうなぁ。

 

 

 

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今日14日(土)も14/17℃。雨が降ったり止んだりで、涼しい。
 
朝から「箱根大学駅伝予選会」をTV視聴テレビ
長距離と高低差が特徴の箱根駅伝だけど、この予選会のやり方がユニークで、箱根に負けず劣らず面白いのだエヘ
 
明日はJohn-Hoonの「Exhibition&Party in済州」開催日。
すでに済州島入りした人たちが、インスタでアップしてくれた「ようこそ済州へ」と歓迎するJohn-Hoonの写真が可愛いニコ
参加の皆さんとJohn-Hoonは、明日は夢のような幸せな時間を過ごすことだろう。
うん? 今夜は多分、眠れなくて夢見るどころじゃないかもねぷぷッ(笑)
楽しんでくださいね~ニコニコ