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ナショナル・バードドッグ・アソシエーション以下N・B・Aと略す


N・B・A及び会員又は、その連合体の開催するフィールドトライアルは、以下の規則に準拠して施行する。


第1章 フィールドトライアル開催規則

第1条 フィールドトライアルを開催せんとするNBA及び会員又はその連合体の、その大会の名称、日時、場所、種目、申込み方法及び期限、賞典、審査長並びに審査員の氏名、大会責任者の住所氏名を開催1ヶ月前に告知し、尚且つN・B・A事務局に届け出なければならない。


第2条 フィールドトライアルに出走し得る鳥猟犬は、次のものでなければならない。
「1」全猟登録犬
「2」全猟未登録であっても登録し得る事が確実であると、競技運営者が認めた者。
「3」外国籍の登録犬であって、全猟登録未済の者。


第3条 出走犬の所有者、ハンドラーの所属は不問とする。但し、開催するクラブの趣旨により、或いは特定の種目について制限を付する事は差し支えない。


第4条 出走犬の所有者は、本規則により開催されるフィールドトライアルの審査に対して、異議を申し立てる事は許されない。


第5条 N・B・Aの承認するステークは次のものである
「1」パピー・ステーク (生後1年6ヶ月迄の犬)
「2」ダービー・ステーク (生後3年0ヶ月迄の犬)
「3」ガンドッグ・ステーク (生後3年0ヶ月以上の犬)
「4」シューティング・ドッグ・ステーク (年齢不問の犬)
「5」チャンピオン・シップ或いはウィナー・ステークは、NBA及び会員連合体、或いは単独クラブにても開催し得るものとするも、その内容等につき予めNBAと検討の上、承認を得るものとする。


第6条 競技会の入賞犬は、特定の場合を除き、1位より3位までとし、場合により演技賞犬、或いはレザーブ犬を選出する事が出来る。チャンピオンシップに於いては、チャンピオン並びにランナーアップを選出するが、審査員が不適と認めた場合は、これを留保する事が出来る。


第7条 協議会を開催した会員、又はその連合体の会長は、競技会終了後30日以内に各ステークに於ける入賞犬の名前、年齢、性別、毛色、所有者の氏名を遅滞なくNBA事務局に届け出なければならない。


第2章 フィールドトライアル出走規則

第8条 競技時間は次の通りとする
「1」パピー・ステーク (15分以上)
「2」ダービー・ステーク (15分以上)
「3」ガンドッグ・ステーク (15分以上)
「4」シューティング・ドッグ・ステーク (30分以上犬)
「5」チャンピオン・シップ或いはウィナー・ステーク (30分以上)
但し、会員の判断により、状況に応じて、これを延長または短縮する事が出来る。


第9条 競技会は特別の予告の無い場合は、1回戦制を原則とする。但し、審査員の判断により必要があれば、特定の犬を指名して2回戦を行う事が出来る。


第10条 予め、予選及び決勝を行なう事が確定している場合は、その詳細を前もって告知しなければならない。


第11条 出犬は2頭1組競技とし、出走順は遅くとも競技の前日までに、抽選により定められ、且つ発表されなければならない。


第12条 抽選の行なわれた後には、特別の事情のある以外、出走犬を交代し、或いは新規の申込みを受けてはならない。


第13条 発情犬は抽選の如何に拘らず、審査員の指示に従い出走しなければならない。


第14条 特別の事情ありて、審査員の指示があるもの、或いは第12条の規定に該当するもの以外にありては、全部抽選通りに出走しなければならない。


第15条 同一のステークに、同一のハンドラーによる二犬が出走の申込みをした場合は、その二犬が同一の出走にならないよう、組み合わせが出来る。


第16条 組み合わせ抽選により、単独となった犬、或いは組み合わせ決定した後に、競技当日、相手犬の事故等により単独となった犬は、審査員の判断により、1頭で出走させ、或いは審査員の指定した犬と一緒に出走させるものとする。


第17条 同一組の出走犬は、必ず同時に同一コースを走らなければならない。


第18条 ハンドラーは、自己の最良と思う方法で犬を導く事が出来る。声府、口笛、笛及び、手振りを用いて、犬に指示を与えて良いが、不要な音、動作を入れ、競技の進行を妨げ、或いは相手犬及びそのハンドラーの迷惑となる場合、審査員はこれに注意を与え、従わない場合は失格とする事が出来る。


第19条 競技中、その出走時間の大半以上を失跡し、審査員の要請により当該犬ハンドラーの呼び戻しに応じない犬は、審査員の判断で失格とする事が出来る。


第20条 競技中、不測の事故等により、競技の続行不可能な犬が生じた場合、当該犬ハンドラーより棄権の申し出が無くとも、審査員の判断により、これを棄権させる事が出来る。


第21条 全てのハンドラーは、競技中審査員の指示に従わなければならず、競技に不正を行い、或いは他の出走犬及びハンドラーに対して、妨害してはならない。


第22条 前条に違反があった場合、審査員はこれを失格とする事が出来る。


第23条 他の出走犬を威嚇し、或いは闘争を挑み、或いは追跡して競技を妨げる犬は審査員の判断により、これを失格とする事が出来る。


第24条 審査員、リポーター、出走犬の所有者、その他協議の進行上に必要と、運営者が認めた最小限のもの以外は、ハンドラーに同伴する事は出来ない。


第25条 何人もハンドラーに対し、審査員の許可なくして加何なる助言、助力をも与えてはならない。


第26条 競技の進行中、審査を妨害する者は、直ちに退去を命ぜられる。


第3章 競技対称猟鳥及びフィールド規則

第27条 フィールドトライアルの対称とする猟鳥は、雉、山鳥、小寿鶏、鶉、山鴫の自然鳥が望ましく、養殖鳥等を置き鳥とし、或いは競技前に放鳥して用いる場合は、予めNBAと充分な打ち合わせをなし、指示を受けるものとする。


第28条 競技コースは充分な自然鳥の生息する複式コースを原則とし、ワン・コースを使用する時は、予めその使用方法、ステーク等に付き、NBAと打ち合わせ、指示を受けるものとする。


第4章 表彰者選考規則

第29条 N・B・Aの役員及び会員の中で、特に貢献したと認められた者


第30条 N・B・Aの大会運営に対して、特別に貢献したと認められた友好団体


第31条 前条については、理事会の承認を得て、総会で表彰する。


第5章 除名

第32条 N・B・Aの大会運営に対して、妨害をしたと明らかに認められた者は、理事会に於いて、過半数の承認を得るものとする。