FLS
フロントライン・スプレー 250ml( 動物用医薬品)

用途:犬猫に寄生するノミ、マダニの駆除

評価:★★★★★

使用法:

容器を犬・猫から10cm~20cm離してスプレーする。 毛並みに逆らい毛の付け根に向けてスプレーする。 ノミ対策の場合は約2ヶ月に1回、ダニ対策の場合は約1ヶ月に1回の投与で効き目があります。フロントライン スポットでもフロントライン スプレーでも簡単に投与する事が出来ます。


フロントライン プラスは犬・猫ともに生後8週齢から、またフロントライン スポットオンは、生後10週齢からの犬(体重2kg以上)、12週齢からの猫(体重制限なし)に投与する事が出来ます。体重が上記未満で、犬・猫とも2日齢以上ならフロントライン・スプレーをお使い下さい。 フロントライン・プラス 犬、フロントライン・スポットオン 犬は体重別に4種類あります。

犬の体重に合ったサイズを、獣医師の先生に処方して頂いて下さい。 対象動物以外、特にウサギには投薬する事が出来ません。

フロントラインの持続性と効果
フロントラインは投与後24時間以内にノミを、48時間以内に寄生するダニをほぼ100%駆除します。犬用フロントラインはノミに対して1~3ヶ月、マダニに対して1ヶ月効果があり、猫用フロントラインはノミ・マダニに対して1ヶ月の効果があります。

フロントライン スポットはノミ・ダニ駆除のみの効果を持ちますが、、フロントライン プラスの方はノミ・ダニ駆除+ノミの卵の孵化阻害の効果を持ちます。また、24時間で体全体に成分がいきわたり、その成分はシャンプーや風呂、雨や雪にもほとんど影響を受けたないため、24時間以降の定期的なシャンプー(2週間に1回程度)であれば効果を維持する事が出来ます。

※投薬の際は、用法・用量を守り、使用上の注意をよく読んでお使い下さい。


フィプロニル (FIPRONIL)とは?

短期暴露の影響中枢神経系に影響を与え、神経過敏、痙攣を生じることがある。眼、気道を刺激する。中枢神経系に影響を与え、機能低下を生じることがある。許容濃度をはるかに超えると、意識を喪失することがある。 また、これらの影響は遅れて現われることがある。

長期または反復暴露の影響肝臓に影響を与え、組織障害を生じることがある。また、フロントラインに使われている基剤のアルコールはイソプロピル・アルコールで、イソプロピル・アルコール暴露の経路体内への吸収経路:蒸気の吸入。この液体は皮膚の脱脂を起こす。
吸入の危険性:20
で気化すると、空気が汚染されて、やや遅く有害濃度に達する。しかし、噴霧あるいは拡散するとかなり急速に有害濃度に達する。


※フィプロニルの副作用について

フロントラインの主成分であるフィプロニルは、生体内に入ると神経細胞のガンマアミノ酪酸(GABA)受容体に作用し塩素イオンチャネルを阻害します。塩素イオンチャネルが阻害されると、塩素イオンが神経細胞内に流入しなくなり神経細胞は異常な興奮状態となります。この作用は、脊椎動物の体内では殆ど起こりません。従ってフィプロニル自体が哺乳類に神経症状を起こすことはないという事です。また、幾つかの副作用が報告されていますが、大きく分けて犬の副作用は皮膚に出ています。猫の副作用は流涎と脱毛です。これは、全てフィプロニルの基剤に使われているイソプロピルアルコールが起こしているものだと考えられます。


薬品成分:100ml中フィプロニル 0.25g
効能・効果:犬猫用ノミ・マダニ駆除

製造元:仏メリアル

販売元:日本全薬