mentawai boat→trip 2009 chapter 18 Just relax
1月24日
朝起きるとサライナはすでに動き出していた。
昨日の凄まじい夜がすぐに記憶によみがえってきて笑ってしまう。本当、すごいパーティーだったなぁと思いながら「おはよう」とすでにリビングにいたいっぺいくんに挨拶する。
話題は早速昨晩のパーティの話に。いっぺいくんに「ひでやくんまだ顔の落書き落ちてないよ」と笑いながら言われた。
鏡を見ると、昨晩海で泳いだ後そのままシャワーを浴びて顔を洗顔したはずがぜんぜん落ちきれていない事がわかった。ただ今日もここサライナで過ごすのだからサーフィンしたときに自然に落ちるだろうというくらいの気持ちでいたし、このふざけた顔をみるのはサライナのみんなだけだから気にしない。
朝から笑いながらもどうしても意識してしまう事実、それはこのサライナの上での旅が今日を入れてあと2日で終わってしまうということ。
メンタワイに来る前、自分が船の上で何日間も生活するということが
想像しづらかった。でも1月16日には俺は船の上に間違いなくいるんだと思いながら12月の繁忙期を1日も休まず働き、1月に入ってもお正月(三箇日)過ぎてから出発の前日まで働き続けた。
そして旅が始まり、想像していたものが実感となり、今はもうサライナでの生活が当たり前となっている。日本にいた現実とサライナにいる現実。
2つの現実。
自分がサライナでの生活に溶け込んでいけばいくほど、だんだん日本での毎日がずいぶんと前の事のようになり、日本での現実が頭の奥の奥にいっていたけどあと数日後には日本で1ヶ月半働き続ける毎日が待っていると気づき当たり前になっていたこの時間を改めて最後まで楽しもうと思った。
そのうち船はとある島の前で止まった。
サイズはあまりなさそうだけどとりあえず風もあっているしここでやろうということに。ただしインサイドは浅めなのでやはりリーフブーツは必要ということだった。昨日完全にノーサーフだっただけにどんな波でも残りの2日は思いっきりサーフィンするぞと意気揚々とポイントへサイズは腹~胸あるかないかのインサイドブレイクでつかまりやすい短めの波だった。
ただしいいセットが入ってくるとリーフの上で割れる力のあるブレイクで手術台や、こないだのモンスターバレルのポイントと比較してしまうとどうしても印象が薄くなってしまうが
ホレていて俺の好きな波質だった。
少しだけやっただけでたかさんが移動しましょうとみんなをあがらせた。
風やウネリの大きさを考えての事だったみたいで、ここでも充分楽しめそうと思っていたけどたかさんの経験と読みを信用してサライナに戻った。
また動き出すサライナ。
たかさんが「明日の夕方はパダンに向け出発です。明るいうちにサーフボードを
ケースにしまったりして帰る準備をある程度しないといけないんで日が暮れるまでサーフィンできるのは今日で最後ですよ。」
聞きたくない言葉・・・。
夢のような素晴らしい日々がもう終わる。次のポイントに向かう間、今のうちにできる程度の荷物を整理した。
昼ごはんを食べてまだ時間がかかるのかなと思いながら船室の方を見ると、たかさんが船室の前にあるスペースでくつろいでいたので俺もそこにいっていろんな話を聞かせてもらった。
いままでどんな客がいたとか、今回は入ることのないメンタワイの他のポイントについてなど。たくさんのボートトリップにガイドとして同行してきた今までの話は面白く、俺もいろんな質問をした。
その中でたかさんは一貫して信念をもってこの仕事をしているのを知った。
コアなサーファーにとって少しでもメンタワイにくるチャンスを与えてあげたいという気持ちと何もわかっていないサーファーがひっきりなしにメンタワイに来てこの島の守るべきたくさんの素晴らしい景色や文化や人の気持ちを壊してしまうような事は避けなければならない。
それには自分がフィルターになる必要性を感じていた。
メンタワイでいかに金儲けできるかしか考えていないようなヤツとは正反対の志の高いたかさんの考えに聞き入った。そしてたかさんを見ていると本当に旅を楽しんでいるのがわかる。
だからみんなたかさんをガイドとしてだけではなく一人のサーファーとして同じ旅仲間として兄貴のように慕っていた。本当にサライナでたかさんと出会って旅ができて良かったなぁと思った。
時間がたち今まで遠くに見えていた小さな島がだんだんと近くなってきた。

スッキリと均一な高さで横に延びる島。
「これからあの島でサーフィンするんですよ。メンタワイがオフシーズンに入り波が小さくなろうともここには必ず波があります。」
一体どんなポイントだろう。さっき入ったようなポイントかなぁと思いながらデッキに行き早々と用意を始めた。
ポイントは島の端にあった。

ゴツゴツした岩がありその後ろには生茂る木々が。ロケーションは最高だった。そして誰もいない。
メンタワイに来る前にたかさんのブログでなんとなく見たことのあるような景色でもあった。
波を見てすぐにいい波だとわかるくらい、岩の横から肩くらいのレギュラーの波が綺麗に割れていた。風は弱いオフショア
「おおっ、いい波ーっ」とみんな興奮気味。慣れて地形がわかってくればリーフブーツは必要ないという事だったが、初めてなのでリーフブーツを履いた。
早速用意してディンギーで送ってもらう。
波数は結構あってみんなにどんどん順番がまわってくる。ピークは二つで沖で割れるセットで頭オーバーかミドルで割れる肩~頭くらいの波
しかもはじめにこのポイントで印象付いたのが基本的に凄くテイクオフがイージーであるということ。緊張感などなくブレイクしてから落ち着いてテイクオフしリラックスして技に入れる。そしてウネリの向きと強さがちょうどいい具合になるとびっくりするくらいロングライドできる。
しかもワイプアウトしても全然浅くなくそれがまたリラックスしながらサーフィンできる大きな理由だった。
ひとつのポイントなのに来る波によって波質は様々で大きくて厚めだけど形よく力のある波やミドルのピークからは、はじめからバレルになるようなほれた波もあり
と思ったら厚すぎず、ホレすぎず調度いいスピードで割れてスピードをつけたあたりからだんだん巻いてきてバレルになる波があったりとひとつのポイントでいろんな波質があり笑っちゃうぐらい楽しいポイントだった。
どちらかというとみんなはセット狙いで沖のピークで待ったり、乗った後アウトに行く途中に誰も手を出さないいい波が来るとすかさずまた乗っていたけど俺ははじめから小さくても早めの波が来るミドルで待った。
みんなは昨日サーフィンできなかった思いやこのいい波のせいもあったのか生き生きしていて楽しんでいた。特にあいちゃんは今までみたいにワイプアウトしてリーフにぶつかることを注意し気にしなくてすむので、今まで以上にいい動きをしていた。
リーフブーツまで取っていたのだから相当リラックスできていたのだと思う。
みんなのライディング写真を撮ってくれたたかさんも入ってきていいセットをどんどん捕まえていた。
風は大きく変わることも無くずっといい波で日が暮れる前には男塾以外のみんなは充分波に乗ったからか次々にあがったが俺は手術台やあのモンスターバレルのポイントとは全く違った意味でテンデーな場所でこんなにも楽しいサーフィンが最終日前日でできるとは思っていなかっただけに日が暮れるギリギリまで波に乗り続けた。
タカツグもいっぺいくんも波に乗りすぎて疲れている体を
無視して最後は気持ちでサーフィンしていた。
満たされた俺達はディンギーで迎えに来てもらいサライナに
戻った。「テンデー!だったね」と言いながら笑顔で。

ここでは夜の間停泊できないのでサライナは島を背にして穏やかな安定している停泊場所へ動き始めた。
シャワーを浴びた後、夜飯の前にベッドにある物を取りに行った。俺がしのさん、あいちゃん、たかさんに差し出したのは出会い帳だった。
出会い帳というのはオーストラリアにワーホリで行ったときに知り合った友達が持っていて1年しかないビザでたくさんの人と知り合う中では先にビザが切れる者から自国へ帰らなければならないので仲間と別れる前には必ず連絡先と名前そしてメッセージを書いてもらうという物だった。
それを知り自分もと思い持っていた出会い帳はその後、旅に行くときは必ず持っていく俺の必需品となっていた。
明日の最後の夜は荷物の整理におわれたり、残りの時間をゆっくりとみんなで飲みながら過ごしたかったので今のうちに書いてもらおうと思った。
この作業は旅がもうすぐ終わるという実感によりつながるので寂しいのだけどでも、離れても今後日本でもつながっていける仲間になれたという嬉しさもあった。
みんながみんな連絡先をお互い交換して、ビンタン&おいしい晩御飯タイムへ

1日のエネルギーを使い果たした体に染み渡るビンタン今日もたくさんのいい波に乗れたなぁと充実した1日を振り返る。
気持ちよく酔いがまわってきたところで船尾を見ると見慣れないローカルが。
また近くの島から遊びに来たらしい。たかさんが「デディの兄弟もいますよ」
思えば昼の移動中たかさんがデディはこの近くの出身なんですよと言っていた。サライナのオーナーデディのふるさと、そしてデディが近くに
来ていることを知り遊びに来る仲間や兄弟。


みんないい笑顔で、楽しそうで、いい人そうだった。それはデディの人柄を物語っていた。
そして今夜もライブがはじまる。旅がはじまった頃はかみ合わなかったあいちゃん歌とダイちゃんのギターも今ではかなり合っている。
もともとあいちゃんが好きな歌を替え歌にしてサライナのこの旅に合うように詩を考えていたのでそれを書いていた紙を見ながらローカルな歌をデディが歌い、ペリーが歌い、ダイちゃんが歌う、
そしてあいちゃんが歌い合わせてギターや誰かが適当にそこら辺の物を楽器にしてサライナがひとつになる。あいちゃんは「明日最終日だから、明日の晩までにもっと完璧にせなあかんな~」と言っていた。みんな笑顔で、みんな満たされる。


明日で終わってしまうという思いはいつの間にか消え、ただただ素敵な時間がゆっくりと流れていた・・・。

朝起きるとサライナはすでに動き出していた。
昨日の凄まじい夜がすぐに記憶によみがえってきて笑ってしまう。本当、すごいパーティーだったなぁと思いながら「おはよう」とすでにリビングにいたいっぺいくんに挨拶する。
話題は早速昨晩のパーティの話に。いっぺいくんに「ひでやくんまだ顔の落書き落ちてないよ」と笑いながら言われた。
鏡を見ると、昨晩海で泳いだ後そのままシャワーを浴びて顔を洗顔したはずがぜんぜん落ちきれていない事がわかった。ただ今日もここサライナで過ごすのだからサーフィンしたときに自然に落ちるだろうというくらいの気持ちでいたし、このふざけた顔をみるのはサライナのみんなだけだから気にしない。
朝から笑いながらもどうしても意識してしまう事実、それはこのサライナの上での旅が今日を入れてあと2日で終わってしまうということ。
メンタワイに来る前、自分が船の上で何日間も生活するということが
想像しづらかった。でも1月16日には俺は船の上に間違いなくいるんだと思いながら12月の繁忙期を1日も休まず働き、1月に入ってもお正月(三箇日)過ぎてから出発の前日まで働き続けた。
そして旅が始まり、想像していたものが実感となり、今はもうサライナでの生活が当たり前となっている。日本にいた現実とサライナにいる現実。
2つの現実。
自分がサライナでの生活に溶け込んでいけばいくほど、だんだん日本での毎日がずいぶんと前の事のようになり、日本での現実が頭の奥の奥にいっていたけどあと数日後には日本で1ヶ月半働き続ける毎日が待っていると気づき当たり前になっていたこの時間を改めて最後まで楽しもうと思った。
そのうち船はとある島の前で止まった。
サイズはあまりなさそうだけどとりあえず風もあっているしここでやろうということに。ただしインサイドは浅めなのでやはりリーフブーツは必要ということだった。昨日完全にノーサーフだっただけにどんな波でも残りの2日は思いっきりサーフィンするぞと意気揚々とポイントへサイズは腹~胸あるかないかのインサイドブレイクでつかまりやすい短めの波だった。
ただしいいセットが入ってくるとリーフの上で割れる力のあるブレイクで手術台や、こないだのモンスターバレルのポイントと比較してしまうとどうしても印象が薄くなってしまうが
ホレていて俺の好きな波質だった。
少しだけやっただけでたかさんが移動しましょうとみんなをあがらせた。
風やウネリの大きさを考えての事だったみたいで、ここでも充分楽しめそうと思っていたけどたかさんの経験と読みを信用してサライナに戻った。
また動き出すサライナ。
たかさんが「明日の夕方はパダンに向け出発です。明るいうちにサーフボードを
ケースにしまったりして帰る準備をある程度しないといけないんで日が暮れるまでサーフィンできるのは今日で最後ですよ。」
聞きたくない言葉・・・。
夢のような素晴らしい日々がもう終わる。次のポイントに向かう間、今のうちにできる程度の荷物を整理した。
昼ごはんを食べてまだ時間がかかるのかなと思いながら船室の方を見ると、たかさんが船室の前にあるスペースでくつろいでいたので俺もそこにいっていろんな話を聞かせてもらった。
いままでどんな客がいたとか、今回は入ることのないメンタワイの他のポイントについてなど。たくさんのボートトリップにガイドとして同行してきた今までの話は面白く、俺もいろんな質問をした。
その中でたかさんは一貫して信念をもってこの仕事をしているのを知った。
コアなサーファーにとって少しでもメンタワイにくるチャンスを与えてあげたいという気持ちと何もわかっていないサーファーがひっきりなしにメンタワイに来てこの島の守るべきたくさんの素晴らしい景色や文化や人の気持ちを壊してしまうような事は避けなければならない。
それには自分がフィルターになる必要性を感じていた。
メンタワイでいかに金儲けできるかしか考えていないようなヤツとは正反対の志の高いたかさんの考えに聞き入った。そしてたかさんを見ていると本当に旅を楽しんでいるのがわかる。
だからみんなたかさんをガイドとしてだけではなく一人のサーファーとして同じ旅仲間として兄貴のように慕っていた。本当にサライナでたかさんと出会って旅ができて良かったなぁと思った。
時間がたち今まで遠くに見えていた小さな島がだんだんと近くなってきた。

スッキリと均一な高さで横に延びる島。
「これからあの島でサーフィンするんですよ。メンタワイがオフシーズンに入り波が小さくなろうともここには必ず波があります。」
一体どんなポイントだろう。さっき入ったようなポイントかなぁと思いながらデッキに行き早々と用意を始めた。
ポイントは島の端にあった。

ゴツゴツした岩がありその後ろには生茂る木々が。ロケーションは最高だった。そして誰もいない。
メンタワイに来る前にたかさんのブログでなんとなく見たことのあるような景色でもあった。
波を見てすぐにいい波だとわかるくらい、岩の横から肩くらいのレギュラーの波が綺麗に割れていた。風は弱いオフショア
「おおっ、いい波ーっ」とみんな興奮気味。慣れて地形がわかってくればリーフブーツは必要ないという事だったが、初めてなのでリーフブーツを履いた。
早速用意してディンギーで送ってもらう。
波数は結構あってみんなにどんどん順番がまわってくる。ピークは二つで沖で割れるセットで頭オーバーかミドルで割れる肩~頭くらいの波
しかもはじめにこのポイントで印象付いたのが基本的に凄くテイクオフがイージーであるということ。緊張感などなくブレイクしてから落ち着いてテイクオフしリラックスして技に入れる。そしてウネリの向きと強さがちょうどいい具合になるとびっくりするくらいロングライドできる。
しかもワイプアウトしても全然浅くなくそれがまたリラックスしながらサーフィンできる大きな理由だった。
ひとつのポイントなのに来る波によって波質は様々で大きくて厚めだけど形よく力のある波やミドルのピークからは、はじめからバレルになるようなほれた波もあり
と思ったら厚すぎず、ホレすぎず調度いいスピードで割れてスピードをつけたあたりからだんだん巻いてきてバレルになる波があったりとひとつのポイントでいろんな波質があり笑っちゃうぐらい楽しいポイントだった。
どちらかというとみんなはセット狙いで沖のピークで待ったり、乗った後アウトに行く途中に誰も手を出さないいい波が来るとすかさずまた乗っていたけど俺ははじめから小さくても早めの波が来るミドルで待った。
みんなは昨日サーフィンできなかった思いやこのいい波のせいもあったのか生き生きしていて楽しんでいた。特にあいちゃんは今までみたいにワイプアウトしてリーフにぶつかることを注意し気にしなくてすむので、今まで以上にいい動きをしていた。
リーフブーツまで取っていたのだから相当リラックスできていたのだと思う。
みんなのライディング写真を撮ってくれたたかさんも入ってきていいセットをどんどん捕まえていた。
風は大きく変わることも無くずっといい波で日が暮れる前には男塾以外のみんなは充分波に乗ったからか次々にあがったが俺は手術台やあのモンスターバレルのポイントとは全く違った意味でテンデーな場所でこんなにも楽しいサーフィンが最終日前日でできるとは思っていなかっただけに日が暮れるギリギリまで波に乗り続けた。
タカツグもいっぺいくんも波に乗りすぎて疲れている体を
無視して最後は気持ちでサーフィンしていた。
満たされた俺達はディンギーで迎えに来てもらいサライナに
戻った。「テンデー!だったね」と言いながら笑顔で。

ここでは夜の間停泊できないのでサライナは島を背にして穏やかな安定している停泊場所へ動き始めた。
シャワーを浴びた後、夜飯の前にベッドにある物を取りに行った。俺がしのさん、あいちゃん、たかさんに差し出したのは出会い帳だった。
出会い帳というのはオーストラリアにワーホリで行ったときに知り合った友達が持っていて1年しかないビザでたくさんの人と知り合う中では先にビザが切れる者から自国へ帰らなければならないので仲間と別れる前には必ず連絡先と名前そしてメッセージを書いてもらうという物だった。
それを知り自分もと思い持っていた出会い帳はその後、旅に行くときは必ず持っていく俺の必需品となっていた。
明日の最後の夜は荷物の整理におわれたり、残りの時間をゆっくりとみんなで飲みながら過ごしたかったので今のうちに書いてもらおうと思った。
この作業は旅がもうすぐ終わるという実感によりつながるので寂しいのだけどでも、離れても今後日本でもつながっていける仲間になれたという嬉しさもあった。
みんながみんな連絡先をお互い交換して、ビンタン&おいしい晩御飯タイムへ

1日のエネルギーを使い果たした体に染み渡るビンタン今日もたくさんのいい波に乗れたなぁと充実した1日を振り返る。
気持ちよく酔いがまわってきたところで船尾を見ると見慣れないローカルが。
また近くの島から遊びに来たらしい。たかさんが「デディの兄弟もいますよ」
思えば昼の移動中たかさんがデディはこの近くの出身なんですよと言っていた。サライナのオーナーデディのふるさと、そしてデディが近くに
来ていることを知り遊びに来る仲間や兄弟。


みんないい笑顔で、楽しそうで、いい人そうだった。それはデディの人柄を物語っていた。
そして今夜もライブがはじまる。旅がはじまった頃はかみ合わなかったあいちゃん歌とダイちゃんのギターも今ではかなり合っている。
もともとあいちゃんが好きな歌を替え歌にしてサライナのこの旅に合うように詩を考えていたのでそれを書いていた紙を見ながらローカルな歌をデディが歌い、ペリーが歌い、ダイちゃんが歌う、
そしてあいちゃんが歌い合わせてギターや誰かが適当にそこら辺の物を楽器にしてサライナがひとつになる。あいちゃんは「明日最終日だから、明日の晩までにもっと完璧にせなあかんな~」と言っていた。みんな笑顔で、みんな満たされる。


明日で終わってしまうという思いはいつの間にか消え、ただただ素敵な時間がゆっくりと流れていた・・・。
























