Costa Rica その消えそうな記憶 PAVONESの波
pavinesの地図
夕方、日が暮れるギリギリで海を発見した俺たち。
しかしテンションは上がっていいやら、なぜなら海を見ても湖のように静かだからだ。
波らしい波は全く見当たらない。
それもそのはず、パヴォネスはポイント自体東に半島があり、南東方向にも陸が続いているので、うねりが入ってくる角度がある一定にしかなく、自分たちが見た海はパヴォネスよりもっと北に位置し、そこではより湾の奥なので波がないということだった。
本命のポイントへは海沿いを南下すれば着くので
波あるかな~~、頼む~~、と俺はたかつぐの横で神様、仏様、波様 状態になっていた。
すこし走ると小さなレストランが見えてきて、さらに走ると小さな小さな町ともいえないくらいの建物の集まりが見えてきた。
ここがパヴォネスに違いない。
車を適当に止め、まず波どこ!????
と海へ。
この日は南のスェルがまだ大きく入ってきていないはずだったが、夕焼けに照らし出された
パヴォネスの波は肩くらいはあった。
サーファーは5,6人というとこだろうか。
きっきた~~~~!!!!
とテンションガチ上がり。
下手したら腰、腹くらいかと思ったがそれ以上だったし、明日はもっとでかくなる予報。
俺もタカツグもホッとして宿を探そうということに。
3か所の宿を歩いて見て回って、
値段、立地、部屋の設備を考え
ウィリ、ウィリスというところに泊まることにした。
荷解きをして、隣にあるレストランでパスタを食べ、その後早くも就寝。
------------------
2月3日
次の日の早朝、たかつぐは俺より少し早く起きて海を見に行った。
戻ってくると「できるよ、頭オーバーのいい波だよ」
いい波を探し当てるのは、まるで宝探しのよう。
過去の先人たちの経験や、情報、そして旅先で会ったやつからそいつの過去の波の情報
、体験談などを聞きそして今はインターネットがあるのでそれらをすべてふまえ自分なりに考えどの時期にどこに向かうかを判断する。
それが一日ずれていただけでいい波を逃したり、読み通りにいけばそれはそれは宝石のような美しい波に出会える。
もちろん期待せず、なんとなくで動いた結果いい波だったという事もある。
そうやって旅人サーファーは世界中をあちこち動き、そんなやつらが今日もどこかで宝石のような波を追い求めている。
たかつぐから聞いた俺は、すぐに用意して海へ向かった。
パヴォネスは玉石のブレイク。
ここは世界で2番目にロングライドできるレフトのポイントで、うねりの方向と風向、サイズがドンピシャで合った時、1,6キロメートルの波になったという。
学校の校庭8周分って・・・・・
恐ろしい。
その波に乗ったサーファーはまたピークに戻る体力が残っていただろうか。
海に向かって左奥にある岩の横あたりが一番奥のピーク。
といってもウネリの角度で奥から狙いすぎれば抜けれないので、手前、その手前と
4つから5つに間隔を置いてピークがある。
実際俺が入ったときはオバケセットはダブルはあったが誰の位置からでも乗れないくらい波の切れ目がずれるので実際はセット頭半くらいの波だった。
これ以上書いてもきりがないので写真を載せる。
当然写真には一つの波の端から端までは写せないので写真の波がその後まだまだブレイクしているということ。
撮ったのは一ラウンド終えてからなので少し風が入っているが入り始めはオフショアでビビるくらいいい波だった。
といっても1,6キロメートルの極上ではなく俺が乗った一番長いのでも200メートルくらいか。
自分でもよくわからないくらい長かった。
この日見た中でも一番長そうなので数百メートルくらいだろうか、それでも十分というか、相当長い。
なんせバックサイドでとにかく早い波、技を入れる余裕がないくらい早い。
俺のレベルではフローター気味にスープにのって次のセクションに行くのがやっと。
だからスピードつけるのが遅い奴は捕まってしまう。
そうなればその波には誰もいないので、2、3、4番目のピークのヤツでそれを取り合う状態。
走ってばっかで飽きたらその先にいけないのをわかっていても当てにいったりした。
当然手前で待っている奴は待ってましたとばかりにテイクオフ。こんな調子である。
パヴォネスは一昔前までは本当に人も少なく極上のポイントだったがインターネット、携帯電話が普及してどのタイミングでいい波になるかが簡単に解りいち早く情報が周るので今は北からも南のパナマからもサーファーが多く訪れるポイントになっている。
だから正直波の取り合いは避けられない、サイズが小さくなれば余計にだろう。
ま、俺もそのインターネットを利用して来ているわけだから文句など言えないのだ。
そして、この日何本もいい波に乗せてもらったので、パヴォネスの素晴らしい波を堪能することができた。
りょうたくんがここは小さかったとしても行く価値はあるといっていた理由が解ったし、ウネリの角度がまた違っていれば何発入れられるんですか状態の波だったに違いない。
結果、ここで3日間サーフしたなかでこの日が一番サイズがあり、次の日は頭オーバーくらいで人もさらに増え、パヴォネスに来たタイミングはベストだった。
グーフィーフッターなら一度は訪れるべきポイントだ。













