mentawai boat→trip 2009  chapter 17 サライナバカ運命共同体 |  transit

mentawai boat→trip 2009  chapter 17 サライナバカ運命共同体

どれくらい眠っていただろうか誰かに起こされて「着いたよ」と言われた。

リビングに戻るとみんなが集まっていて「パスポートを見せなきゃいけないから持って来てだって」と言われさっきの酒が残っていて気持ち悪かったけどフラフラになりながらも取りに行った。サーフィンをしないと思ったら気が抜けていたみたいで酔いがまわってしまったみたいで、やっとの思いでみんなのあとに付いて行った。


着いたこの島はメンタワイ諸島の中でも中心になる島だった。
サライナは大きなボートに横付けされていてそこから細い小さな橋へとつながっていてそこを渡り、
島に上陸する。

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橋を出て少し歩きなだらかな坂をあがりながらあたりを見回す。
街の雰囲気もさっきの村とは大きく印象が違い、メンタワイの中心といっても道路は整備されてない中でバイクやトラックがせわしなく走りそれによって埃が舞い、視界がわるくなる様な感じで、そこを人々がそれぞれの目的地へ歩き、行き交うといった感じでただいるだけで疲れてきそうだった。

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俺達はビンタンなどをクルーが買い出しに行っている間自由行動になった。
といってもたくさんのお土産屋さんや面白そうな店が並んでいるわけではない。観光地でもなんでもないのだから。
一番初めに目に留まったお店に行きみんなは全く興味を示さなかったけど、俺は太陽の形がくりぬかれたステンレス製の指輪を50円くらいで買った。


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そこから少し歩き、雑貨屋さんなどを見てへんてこりんなサングラスを買った。みんなも同じようなサングラスや日用雑貨を買い、たかさんは電池で点滅しながら光る赤や青の鬼の角みたいな飾りを買っていた。


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なんだか船でのとにかく楽しむテンションが抜けず街中でも独特な雰囲気を出してる俺達・・・。


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俺はいっこうに気持ち悪さが抜けず、バイクが走り去った後の煙を吸い込んでは体の調子なっ
いった。でもここも二度と来ることの無い街かもと思うととりあえず歩こうと、あたりを散策。


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たかさんに聞くとこれ以上進んでもたいして何もないと言うので雑貨屋までもどり座ったまま目の前を通り過ぎる人々や、バイクなどをぼーっとみていた。

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おそらくなんだこの変な外人というふうに見られていたかもしれない。

そこらへんにいた鶏をみてタカツグが悪ふざけしたりするのを見ながら
笑うみんな。

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地元の人間も俺達にかかわらないほうが良さそうだというふうな感じで。



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ひとり道の真ん中にたたずむ子供、泣きべそをかいたあとなのか、話しかける俺が怖かったのか
困ったような顔のまま止まっていた。



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そのうちクルーの買い出しも終わったということなのでサライナに戻ることに。



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俺は頭が痛く、早くサライナに戻りたくて少し早歩きで戻った。
サライナに戻ると自分の家に戻ったみたいでものすごくリラックスしてそのままベッドへ行き横になった。

そのうち自分で起きたのか、誰かに起こされたのか、覚えていないが起きたときにはすでにあたりは真っ暗になっていた。
俺が寝ている間みんなはディンギーで近くの川沿いにあるマングローブの森を見に行ったらしく、凄くよかったと言っていた。


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シャワーを浴びずいぶん酔いが覚めて元気になったところで夕食。今日もまた濃い1日だったとみんなで話しながらビンタンタイムへ。気持ちよくなってきたところで心地いい音楽をかけて今日買ったサングラスを試着したりしてゲラゲラ笑い出し、だんだんみんなのテンションがあがってきた。



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俺は顔に落書きでもして盛り上げるかとマジックを取りに行ったらたまたまあいちゃんがいたので書いてもらうことに。みんなの前に出たとき、それはみんなのスイッチを入れた瞬間だった。


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刺激された、たかつぐ、いっぺいくんも次々に落書きタイムへ


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もう誰かが何か言う度、何かする度に笑いが起こる


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みんなの脳ミソの笑いを感じる部分が麻痺し、笑いエキス垂れ流し状態へ、
違う場所にいたダイちゃんがこのバカの集団に気づき
「クレイジーだよ」といって仰天していた。


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悪乗りしてる俺達はそんなダイちゃんをこっちの世界へ。
いつもクールな感じで、かっこいいダイちゃんも頭の中のピンがはずれ完全に壊れた。



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もう顎が外れんばかりの笑いが巻き起こった。そのままデッキでカードゲームをやっていたクルーにみんなで突撃したらあまりのテンションの差にドン引きされた。でもダイちゃんはこっちの側で楽しんでくれて、おそらくいつものダイちゃんらしくない事をしたのだろうけど一緒にサライナバカ運命共同体になってくれて嬉しかった。

サカタも巻き込み落花生を鼻に詰める。


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そしてスピーカーが割れんばかりのボリュームにのせて踊り狂うバカ達。部屋の明かりを暗くして、踊る、踊る、踊る。頭につける赤と青の点滅ライトがよりトランス空間を作る。
(これ以上ここでの写真はひどすぎて見せられないので自粛します)

最後は踊り疲れ、びっしょりかいた汗を流すべく夜の海へダイブ。いっぺいくんが脱ぎだし、たかつぐも続き、もう後戻りはできない俺も脱ぎ、結局男塾は全裸で。
真っ暗な海はみんながいるから怖くなく、泳ぎながらもただただ笑っていた。(全裸で夜の海を泳いだのは実に10年ぶりになる)

おれ自身ここまでバカになったのはかなり久しぶりで、一生忘れないであろう異常な夜であり、
このレアなおバカの集まりだったからこその夜だったと思うし、何より海の上に浮かぶサライナでだったからこそ何も気にせずピュアなバカになれたのだと思う。最高で、テンデー、な夜だった。

「バカでよかったぁ」「バカってすばらしい」なんて言いながら泳いでクールダウンしながら濃密な充実した時間を過ごした後の笑みを浮かべながらみんなは満たされていた。

たかさんがよく言っていた「バカには2つあって、愛されるバカと、愛されないバカがいるんですよ。」
一体俺達はどちらのバカなのか。少なくとも俺にとってみんなは愛すべきバカだった。
そして散らかり放題のリビングでひと息ついて、

今夜も 幸せだなぁ という気持ちで心は満たされていた。