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昔の名前ででています

なんか昭和な匂いのするタイトルですが、
昔の名前(当時の芸名で出演者掲載されてました。)で出ておりました(^_^;)

レミゼラブル30周年特別カーテンコール

と、それを語る前に、もう既にSNS系では歴代レミッズで賑わっておりますが確かにそれぞれにとってこの作品は特に思い入れ深い作品なんだと思います。

勿論自分も紛れもなくその一人です。

現役キャストにおいてはこの一週間毎日同窓会気分の(^_^;)OBOGが押し掛け、我々のリハにも付き合ってくれ、レジェンドな先輩がたのただならぬ緊張感の中、本公演もこなさなきゃいけないという怒涛の一週間だったと思います(^_^;)
本当にお疲れ様でした。

まあ、もう二度と無いだろうと思っていた過去の瞬間を少しでも垣間見れたこの奇跡に、興奮しないOBOGはいないと思います。
きっといつか同じ気持ちを感じるはずということで、束の間のこの興奮をあたたかくみまもってくれていたらありがたいです。


16日、17日と特別カーテンコールに立たせていただきました。


感謝です。

それもとてもありがたいことなんですが、これを機に色んな事をあらためて思い出させてくれた事に一番感謝したいのです。

もう色々ありすぎてきっと一度ではかききれないかもしれない。きっとどの歴代キャストも本当にそうだと思います。

とにかく長くなりそうなので、誰にあてるものでもなく、自分の人生のヒトコマを整理する意味で書いてみたいと思います。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

レミゼラブルの音楽を知り作品を生でみてみたいと、足繁く当時の大阪、飛天劇場(現梅田芸術劇場)に通うこと6回。

その期間中に偶然であった94年のマイレジェンドレミッズ。

石井かずさんはじめ、シャンディさん、蔵元ひろみさんらと劇場近くの居酒屋で偶然であった。思わず急に声をかけてしまったにもかかわらず、快くみなさん手帳の切れ端に(いま思えばなんて失礼な話だ(^_^;)反省)サインをしてくれ、またみにきてくださいね!ときさくにはなしてくれた。

そんなお二人と20年以上も時を経て、帝劇9階で再会でき、なにより、あの時のことを覚えてくださってたのが嬉しすぎて。。。涙。




今回も、共演はしていないのにきさくに話してくれた。あの時のような一レミファンだった頃に戻っていた自分(笑)

この舞台に立ちたい!!と願いつつみていた94年のレミッズのみなさん。宮川さんや留守さんの少しハスキーなマリウス、アンジョもかなーりカッコよかったし、長身で美声であまりにもカッコよすぎて眩しすぎた岡様アンジョ!石井マリウス!わすれらないマイレジェンドたち。

この日、一同に集まったこの瞬間が本当に奇跡的だった。

そんな中、石井さんとお会いできなかったのは残念。


そして、99年~01年ミレニアムの年に出演がかない、その時のメンバー。

同期メンバーと岡さん。一緒にバリケードで闘った有志たち。
そして、アンジョルラスとして最後のバリケードにたったときファイナルアタックで遠くを見つめる岡さんの瞳がわすれられない。


ほのかさんは我々の時はファンティーヌとして。現在またマダムテナルディエとしてレミッズに!これまたレジェンド!


この方はレミに入って一番お世話になった先輩。同じクールフェラック役ダブルキャストの高野絹也さん!早替えの段取りから汚しメイクのコツ、体調悪かったときのスタンバイまでなにからなにまで世話になった人。30周年記念パーティーで写真はとれたけどもっとゆっくり話したかった!



そして、同期メンバー。同じ5階大部屋で人一倍暴れていた祐木鎧と。ここにいたら一番興奮していたやつかもしれない!また皆で帝劇これたねって!この日は形見分けのリングを着けて参加した。きっと一緒にばかでかい声でピープルズソングを歌っていたとおもう!

他にこのミレニアム組としては大浦さん、美奈子さん、晴彦さん、わすれらないメンバー。

大浦さんの初日は本当に今でも鮮明に覚えてる。そして一緒に初めて組で歌稽古したときのことも。かっこいいマダムだった!

晴彦さんにはリハ中、叱ってくれたのを思い出す。宿屋のシーンで、ベストにお金を仕込んでおいてテナルディエにすられるという段取りがあったのに、小道具のお金を仕込み忘れて、その段取りがふめず、晴彦さんにそのシーンが終わってから注意された。まだ稽古中だったけど、いいよいいよで許して貰ってたらきっと同じ失敗を本番でしてしまっていたと思う。
小道具も役者の一部という、当たり前のことを教えていただいた。

美奈子さんは、あまり沢山おはなしできなかったけど、とにかく本番直前は声をなるべく出さず、舞台袖の隅っこで小さくなってスタンバってじっとしていたのが印象的だった。
最初は元気がないのかなと思っていたがそれが後に消耗品である喉の温存であることを知る。とにかくプロ意識の高い方だったのが印象的。

そんな色んな事を学ばせてくれたレミゼラブル。


ここでこうして色んな人が入り交じってるのが不思議な感じ。


スーパーマンで共演した三人。エポニーヌ、入江加奈子さんと、直人。


ピュアラブ、レベッカで共演した、ファンティーヌの伊藤弘美さん!


ムジカラメンバー!


洗足チーム!


なんかよくわかんないくくりの次世代のこいつら!(笑)
染谷洸太が、一緒に帝劇たてて嬉しかったと。
それはこちらのセリフ。父(かつて親子役だったので)は嬉しいよ。君が帝劇にいて!


モーツァルト初演からなにかと共演したテナルディエのKenちゃん、そして我々と同じミレニアム組のフイイ、中山君!
どちらも歳は先輩だけど同世代が現役でバリバリやってる姿は本当に嬉しいし励みになる。


そして、海宝直人。
彼をマリウスに。そして絶対売れる!と現事務所社長にかけあい、本当にその通りに。
出会った時は二十歳そこらの青年だったけど今や立派な俳優に。頼もしいかぎり。

まさか、こんな大切な作品で一瞬でも同じ板の上にいるとはその頃は想像もしなかった。
自分も当初からずっとマリウスでオーディションを受けていたけど結局叶わなかった。
その夢をたくした直人がこうして立派にマリウスをつとめていることが感無量。


今回会えなかった人も沢山。参加できなかった人しなかった人も。

でもこういう機会があって会えなかった人のことも思い出したり、また再び縁があればなと感じれたり。貴重な瞬間。

本当に感謝。



もうまだまだあるけどきりがないので一旦終了。



怒涛の一週間、本番をこなしながらのモリクミさん、そして現役を気遣いながらもOBOGをアテンドし司会をつとめた岡さん、本当にお疲れ様でした!




とにかく30周年おめでとうございます!

そして、ありがとう。