1月16日、大宮地区の学校を受験するエデュコ生たちのため、大宮駅構内の約束の場所に立ちました。1月10日を皮切りに6回目の朝立ちです(毎年どの場所でも、午前6時30分から待っています)。この日の受験生たちは、1回目の合格に届かなかった子、すでに一般合格は果たしているものの、特別クラスでの合格を果たそうとする子等、思惑は様々ですが、一様にニコニコの笑顔で走り寄って来てくれました。

 一人ひとりの性格や得手・不得手を念頭に「…すれば、きっとうまくいく」というアドバイスを送るのですが、健気に頷きながらキラキラ輝く瞳で答えてくれるのです。

 

 ある保護者様から、「連日大変ですね。本当にありがとうございます」と、労いを頂いたのですが、咄嗟に「いいえ、『やりがい』なんです」と答えました。そのご家族が宇都宮線に向かう背中を見送りながら、「『やりがい』という言葉を使ったのは何年ぶりだろうか?私がここに立ち続けるのは『やりがい』だったのか…(エデュコ創設前を含み38年間、朝激励を続けてきました)、そもそも『やりがい』とは?」と自問自答を繰り返しました。

 

 思えば、コロナ禍で各私立学校から「校門前激励の自粛要請」が示されたことをきっかけに、大手塾の中学受験生激励風景もすっかりなくなりました。さらには、駅近辺でこっそり、指導してきた生徒をはげます塾講師や家庭教師らしき姿も見かけなくなってきました。

 「やめてくれ」と言われて「やめられない」のはどうしてか、「居ても立っても居られない」からです。子どもたちは、雨が降っても(まれに雪が降っても)、寒くても、暑くても水筒をぶら下げて走って(常々、走らないでと指導はしていますが)、エデュコにやって来てくれたのです。この場面でこそ、一緒に走ってきた「伴走者」として、子どもたちと走り切らなければ気がすみません。冗談めかして、「エデュコは、日本で一番子どもへの感情移入が強い塾です」と言い放つのですが、本気の自負でもあります。

 

 では、その勝手とも一方的ともいえる思いは子どもたちに通じているのでしょうか?通じている気がします。毎年、12月・1月になると卒業生たちが「受験生激励」にやって来てくれるのですが、今年も、数十名の方(数え切れません)が「対面激励」に訪れ、25名の方が「激励メッセージ」を寄せてくれました。

 「心配だと思うけど、乗り切れるから大丈夫だよ。私たちもそうだった」、「自分のできることをやれば、結果はついてくるよ」、「第一志望校への合格ではなかったけど、今の学校にはとても満足、だから不合格を恐れないで」等、受験生の気持ちを慮る優しい「エデュコ族」です。

 そのような状況においても、特筆したいのがT子さんの後輩たちに対する、「感情移入=思いやり=共感力」です。志木駅前校卒業生の彼女は、志木駅前校33期生28名分の「合格祈願お守り(手作り)」を、折り紙で1名分ずつ幾重にも織り込んで、寄贈してくれました(確かにお渡ししましたよ)。まさにプライスレスの極上価値です。

 いうまでもなく、この様な「エデュコ族」は、エデュコが育てたものではありません。エデュコに信頼を寄せ、エデュコを支えてくださった「保護者の皆さん」の「親業」です。主宰者として、この恵まれた「やりがい」のある運営状況を嬉しく思います。

 

 「やりがい」とは、「誰かのために役に立てて、自らも達成感・充足感のあること」と再定義できます。個人的にも医療的なストップがかからない限り、走り続けますよ(早朝のヒートショックだけは心配、(笑))。

 33期生の皆さん、応援してくれる人はいっぱいいます。中学受験に失敗はありません。みんなで、「自分の生活する中学高校がどこになるか」、楽しみにして走り切りましょう。

 

中学受験 エデュコ