柴田かな「富士山麓 乙女組」歌詞&その経緯 | KOTOBUKI PROJECT

柴田かな「富士山麓 乙女組」歌詞&その経緯

「富士山麓 乙女組」


作詞・作曲 KOTOBUKI 編曲 Rs&Harmony


乙女かな? 少女かな?

淑女かな? 天使かな?

富士山麓の女の子


富士山のふもとの 朝霧高原で

お嬢様みたいに 菜の花を摘みます

高原の美少女 気取ってみたけれど

牛さんに見つかり 追いかけられます


富士花鳥園から 白糸ノ滝

美しい風景に 心 癒(いや)されます

あなたと過ごしたい この街


富士山は毎日 表情を変えます

ウラハラな私の 気持ちと同じです

市役所の7階 展望フロアから

流れてく雲を 眺めています


浅間神社から 湧玉池へ

お参りをした後は 焼きそばを食べます

みんなに来てほしい この街


世界遺産センター 水面(みなも)に映る

富士山がきれいです ツイートします

私が大好きな この街


乙女かな? 少女かな?

淑女かな? 天使かな?

富士山麓の女の子


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柴田かなオリジナル第3弾です。

前2作と同様、ラブリーでメルヘンチックな曲にしようと思ったのですが…。

毎日、観光客であふれる世界遺産センターの前を通るうちに、「新しい富士宮市の象徴を織り込んだご当地ソングにしよう」と方針を変更。

観光地や名物を散りばめ、「かな」の名前も配置。

いつものように計算高い(笑)曲になりました。


ベース曲は柏原よしえ「乙女心何色?」(1981)

この曲で印象深いのは、作者の近田春夫(ハルヲフォン)が

「ラジオでこの曲を流す時、間奏で交通情報を入れやすくした」

と言っていたこと。

当時、大学生の私は「一体何を考えているんだ!」と、非常に感銘を受けました。

なので、この「富士山麓 乙女組」の間奏も 出しゃばらない滑らかなメロディーを展開させています。

2番の「ウラハラ」は、井森美幸「乙女心ウラハラ」(1985)です。


80年代が似合う柴田かなには、価値ある曲になったのでは、と思います。

前2作同様、応援していただければ幸いです。