ずるずると床から這い出てみたら一日が半分終わっていた。


これは非常にまずい
充実した大学生たるもの勉強せねばと自らを奮い立たせ、大学図書館へと歩みを進めた。

 

図書館に人影はまばらであった。
そもそも夏休みにもかかわらず大学にいるのは意識の高い人間か、

私みたいな妙ちくりんな輩しかいないようだった。

わざわざこの暑い日差しを切り抜けてここに来たということもあり、妙ちくりんなりに残り一日を生産性の高い時間を過ごしてやると意気込み勉強を始めた。
これは5時間は行ける。まだ巻き返せる。

 


はずだった。

寒い。明らかに寒い。室温がおかしい。シベリアかよ。
なんで周りの人はへっちゃらなのかしら。
なんでタンクトップのおじいさんがいるの。幻覚?と頭を情報が駆け巡る。

二時間、これが限界だった。

自分の中で理想の5時間コースという城が瓦解する音が聞こえた。

くやしい。
普段は三千院のお地蔵様くらいの平常心を自負している私も、

シベリアの寒さには勝てなかったようである。
あそこにいた人たちに精神力で敗北した気がする。
タンクトップおじいさんに関してはフィジカルでも負けた。

 

一日の計は朝にあり
朝顔のような人間になってやる。