小学4年生から中学受験を目指す家庭が多いと聞きます。

 

最近は、「3年生から」と、いう書き込みをよく目にします。

 

ますます低年齢化が進んでいるのでしょう。

 

それが良いか良くないか?

 

 

一概にいえることではありません。

 

 

 

ただ、中学受験を目指す子供にとって、

 

受験勉強が苦痛であっては決してならないと思っています。

 

 

 

そうならないためには、

 

「じゃあ、3年生から中学受験を目指すためにそれまで何を子供に語ってきましたか?」

 

「子供とどういう会話をしてきましたか?」

 

そういうことをきちんと計画を立ててやってきましたか?

 

 

 

小学3年生になったとたん、

 

「よし!明日から塾に行こう!」

 

そんな始まり方はあってはなりません。

 

 

 

塾というところは、頭を使う場所です。

 

考えて、考えて、考える場所です。

 

 

もっと小さい頃から塾に行っていた子供は塾に行くことには慣れているでしょう。

 

 

出された課題を考えることも苦手ではないでしょう。

 

 

では、

 

「なぜ、自分はこの問題を解いているのだろう?」

 

「この問題を解くことで、何を得られるのだろう?」

 

「そもそもなぜ自分はこんなに勉強しているのだろう?」

 

こういった疑問を常に自分に問いかけているのか?

 

 

3年生、4年生くらいになれば、こういう問いかけもしているでしょうね。

 

 

それに対し、親はどう対処してきたでしょうか?

 

 

つまり、

 

ありとあらゆる事象について、疑問を持ち、その疑問に対する疑問を持ち、答えを求める思考があなたの子供の身についていますか?

 

 

と、いうことが大切なのです。

 

 

 

もし、ゲームを家族全員でやることが日常的な家庭であれば、

 

「このゲームは誰が作ったの?」

 

「どうすれば作れるの?」

 

「自分でも作れるの?」

 

「そのためには最初、なにから始めればいいの?」

 

 

毎朝、牛乳を飲んでいるならば、

 

「どうして毎朝、牛乳を飲むの?」

 

「全く飲まない人もいるのに、どうしてその人は身体が大きいの?」

 

とか。

 

 

 

 

 

常に考えるということが当たり前の生活を送っていますか?

 

 

 

 

 

子供に中学受験をしてほしいと思うのならば、

 

親もそうでなくてはいけないし、

 

家庭内に、そんな空気が当たり前に流れているのが当たり前だと思います。

 

 

 

当たり前だし、

 

そうであれば、子供にとって中学受験というものが、なんの抵抗もなく、

 

スーッと生活の一部となるでしょう。

 

 

それは間違いありませんし、間違いないし、当たり前なのだから、

 

そういう家庭の空気を小さい頃から作っているはずです。

 

 

もし、そうでないのならば、

 

これからそういう雰囲気作りをしっかりやっていただきたいと思います。

 

 

なぜなら、

 

それが、受験成功の最も近道だし、

 

デメリットになることは何一つなく、メリットしかないからです。

 

 

 

世の中にある、ありとあらゆるものに疑問を持ち、

 

自分に関わるありとあらゆる物事の答えを知りたいと思う。

 

 

その中で、特に探求したいと思うことが、やりたいことであって、

 

それを実現するためには、もっとたくさんのことを知らなくてはいけない。

 

 

中学受験は、そのための一つの手段に過ぎない。

 

 

そう親が洗脳するのではなく、

 

自分自身で考えられる子供になってもらう。

 

 

 

それは別に難しいことではありません。

 

 

 

娘はアーティストになりたいと常々言っております。

 

アーティストになるために、

 

「知らなくてもよいことは一つもない」

 

「より多くのことを知っていて、その中で、ちょっとだけ他の人と違う発想ができるようになればいんだよ。そのちょっとの部分では、パイオニアである必要がある。つまり、第一人者であること。これが絶対条件。ただ、それができて、さらに成功できる人は百万人に一人もいない。それくらい厳しい世界。そのためには、今は思考を停止してはいけない」

 

そんなことを小さい頃から何度も言い続けています。

 

 

 

だから、彼女は考えることが大好きです。

 

 

彼女は、

 

「60分の試験よりも120分の試験のほうが好き」

 

そう言います。その理由は、

 

「ずっと考えていられるから」

 

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

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