昨年の今ごろ、ご相談受けた内容です。

 

 

 

 

昨日、同僚から相談を受けました。

 

 

この期に及んでまだ決められない・・・。

 

 

中学受験を控える男の子。

 

 

「共学校か、男子校か。どっちがうちの息子に合っていると思います?」

 

 

そもそも中学受験をやりたいと言ったのは、本人。

 

 

「中学受験して私立共学校に行きたい!」

 

と、いうのがその子の希望でした。

 

 

そこから受験塾に通いましたが成績は一向に伸びない。

 

 

偏差値は平均以下のところで安定しています。

 

「地元の公立じゃ嫌なのか?」

 

親は何度もそう本人に聞きますが、

 

「公立に行く気はない!」

 

断固として拒否。

 

 

「いじめられていないと思うんですけど、頑なに拒否するんですよね。ちゃんとした理由は言わない。学校の先生に聞いても特に理由はわからないって言うし」

 

しかし、成績は伸びない。

 

勉強は一生懸命やっているけれど、偏差値は上がらない。

 

奥さんは最近では、

 

 

「どこでもいいから行けるところに行かせてあげてください」

 

と、塾にお願いしていると言います。

 

同僚は、

 

「モテキャラでもないし、何かやりたいことがある風にも見えない。ただ自分の今の環境を変えたいと言う思いだけはしっかりあるみたいなんです。僕としては男子校で伸び伸びとやりたいことを見つけて欲しいと思っているんですけど、男子校は嫌だって言うし。共学校だけだと選択肢も少ないし。どうすればいいと思います?」

 

「塾はなんて言ってんの?」

 

「子供が共学校がいいと言っているんだったら共学校で探しましょうって感じです」

 

「塾はそう言うわな〜。でも、君は男子校の方が向いていると思うんだよね?」

 

「そう思うんですけどね」

 

「奥さんはどこでも良いと?」

 

「そうですね〜。入れるところだったらどこでもいいって感じですね」

 

「もっと夫婦できちんと相談して、今からでも遅くないから男子校と共学校で候補になりそうな学校をきちんと調べたら?そして、親として、この学校が向いていると思うって3校くらい出して、子供にプレゼンしてあげたら?そういうことやってないでしょう?」

 

「やってませんね〜」

 

「男子校がいいって思ってるだけで調べてあげてないでしょう?学校見学は無理にしても、学校や生徒の登下校の雰囲気を見に行ったり、周辺の街の様子を見たり、商店街の人に聞いたり。したことないでしょう?」

 

「ないですないです」

 

「出願期間が終わるまでまだ時間があるんだから。息子とやってみたら?」

 

「そこまでやります?」

 

「だって悩んでるんでしょう?」

 

「そうか〜。そこまでやらないといけないんだ〜」

 

「一つの方法に過ぎないけど。やらないよりはやった方がいいよ。俺はそういうの楽しくて仕方なかったけどな〜。さすがに女子校の周りはウロウロできなかったから奥さんに任せたけど」

 

「それ普通ですか?」

 

「普通だと思うよ。6年間高い学費払うんだもん。子供の10代がこの受験で決まるんだもん」

 

「まあ、確かにね〜」

 

 

 

最後はお子さん性格や学力から、私から推薦できる学校を3つほど紹介しました。

 

 

 

まだ時間はあります。

 

 

目一杯、悩んで考え抜いてください。

 

 

 

 

 

その子は、共学校に入りました。

 

 

学校生活は楽しく、充実した日々を送っているそうですが、

 

勉強の方は相変わらずさっぱりだそうです。

 

 

「部活が楽しいのは良いことですが、もう少し勉強を頑張っていただかないと」

 

と、面談で言われたそうです。

 

でも、本人は全く意に介さず。

 

 

父親はそれでも毎日が楽しいならいいと。

 

母親は、「そんなんでいいわけないでしょ!」

 

と、いいつつ、妹の中学受験が始まっているので、

 

いずれ兄の方は放ったらかしになるでしょうと、父親は言っておりました。

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

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