ただただ褒めてもらいたくて頑張る受験生もいます。
やはり、まだ小学生なんですよね。
学校の先生に褒めてもらいたい。
塾の先生に揉めてもらいたい。
親に褒めてもらいたい。
友達から「すごいね」って言われたい。
その言葉をもらいたくて頑張る受験生はいます。
「それだけじゃダメなんだよ。自分のために頑張らなきゃ!」
思わず、そう言って励ましているつもりでも、
それを言われた子供は、ショックを受けます。
だったら、どう言えば良かったの?
悩みますよね。
褒めてもらいたいが欲求の一番なってしまっている我が子に気づいた親は、
じゃあ、褒めてあげるだけで良いのか?
それはそれで、あまり良くないんじゃないか?
本当に悩んじゃいます。
まず、そういう子供って、基本的に頑張り屋さんなんですよね。
それだけでもちろん褒めるに値するんので、
その部分に関してはもちろん褒めてあげていいんです。
ただ、承認要求の強い子は、
自分自身、頑張っているって自覚が強い。
その頑張りのわりには評価が低い。
だから、
もっと褒めて励ましてもらいたい。
その頑張りのわりには、周りと比べて成果が出ない。
だから、
もっと褒めて励ましてもらいたい。
その頑張りのわりには評価も低ければ成果も出ない。
だから、
自分をすごくダメな人間だと思ってしまう。
だから、せめて褒めて励ましてもらいたい。
大体、こんな感じですよね。
中には、
対して頑張ってもいないのに、
周りを自分より下に見ることによって、
頑張っている気になって、
それを承認してもらうために褒めてもらうことを要求してくる人もいますが、
まあ、これが一番厄介なんですけど、
そういうタイプは受験生にはあまりいませんかね。
あと、親ができすぎるというのもあるかもしれませんね。
親を頼らなくても自分でできる。
と、いう部分が増えてくれば変わる可能性は大いにあると思います。
例えば、
うちの娘。
小さい頃から自信のない子でした。
で、一人っ子なのでやはり甘えん坊。
で、何か一つでもできたら、
「すごいでしょ?ね?すごい?偉い?頑張ったでしょ?」
承認要求が凄かったです。
でも、
彼女が私たち夫婦に承認要求してこない事が二つだけありました。
それは、
絵と算数。
絵に関しては、
私も奥さんも画才が一切ないので、
書いた絵を私たちに見せて、
「どう?上手い?」
なんて聞いてきたことはありません。
小学5年生の時、
自分は算数が得意だって気づいてから、
一度も、
「この問題解けたよ。すごい?」
と、聞いてきたことはありません。
この二つに関しては、彼女は、
「もっと絵が上手に描けるようになりたい」
「もっと算数の順位をあげたい」
頭にあるのはそればかり。
だから、こっちが、
「この絵、上手いよ」
「数学の成績上がったじゃん」
と、言っても、
「まだ上には上がいる」
そう言って、喜ぶことすらしません。
つまり、
受験もそうなんです。
本当に入りたい学校、
本当にやりたい勉強、
中学に入って本当にやりたいことが見つからない限り、
「褒めて」
と、なります。
だから、
それまでは褒めてあげて良いと思います。
もちろん、
「頑張ったな〜」
と、本気で思った時だけですけど。
そのうち、
秋あたりになると、
そういう要求はなくなると思います。
「もう親を超えたな。すごいな」
そういう言葉を子供に言えるようになったら、
「褒めて」
とは、言わなくなります。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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