テンちゃんは今、
大好きな絵描きに没頭しています。
ほぼほぼ、よほどのことがない限り、
絵を描かない日はありません。
休日もほぼ1日部屋に篭り、
ずっと絵描き。
大好きな音楽を大音量で流しながら、
部屋から出てこない。
部屋をノックすると、
「は〜い」
の返事の後、慌てて机の上をガサガサっと片付けてドアを開ける。
制作途中の絵は決して見せてくれません。
勉強?
おそらくしてるのでしょうね〜。
全くわからんけど。
今、彼女の中では、
「もっと絵が上手になりたい」
「もっと絵を勉強したい」
と、いう思いがすごく強くなっています。
画材道具が高く、
お小遣いを貯める必要もあるので、
友達に遊びに誘われても、お金のかかる遊びには行きません。
中学受験の時、最後の半年間、絵描きを中断しました。
絵を描き始めたら「1時間だけ」といくら念を押してもオーバーしてしまうからです。
その時に描けなかった半年というのが、
彼女には、
「受験勉強はツラい」
そう思わせたのだと思います。
中学受験を終え、
「もうこれで絵だけを描いていられる」
と、思ったわけではありません。
やりたい絵を徹底的にやるためには、
「勉強もスポーツも、最低限やらなきゃいけないことはある」
と、いうことに気付きました。
そして、今、
「やりたいことをもっと追求するためには、高いレベルのところで勉強をしなければいけない。そのためには絵ばかり描いていてもダメだ。いろんなこと、いろんな分野を勉強して、いろんな経験をして、その結果、自分は何が描きたいのか?を、もっともっと探求したい」
と。
「絵を描きたいから芸大に行きたい」
これは、小学生の頃のテンちゃんの夢でした。
でも今は、
「絵を描くということで、何ができるのか?工業デザインもできる。ロボットの開発にだって携われる。もしかしたら、全く違う新しい分野のアートを生み出せるかもしれない。その可能性をどんどん広げたい。中3からはそういうことも意識していろんなことを勉強したい」
と、言ってます。
そういう話を学校の先生ともしているそうです。
と、言いつつ、家では、ただひたすら絵を描いています。
やりたいことにとことん没頭できる。
少なくとも、大学受験勉強が始まるまでは今の生活リズムが続いていくでしょう。
下手したら、大学受験が始まってもこの生活リズムでいくかもしれません。
中学受験の時のような過度なストレスを感じることは、これからもしばらくはないでしょう。
やりたいことをじっくり時間をかけて、
自分のリズムで探すことで、
また違う発見があるかもしれません。
子供が何かに没頭している姿を見るのは、親としては、とても嬉しいものです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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