御三家の一つで東大合格者数全国1位を誇る開成中学は、
JR西日暮里駅を降りてすぐ目の前にあります。
昨日、その前の通りを車で通ったら、校舎の解体工事をしていました。
正門から見えるこの景色。
なのですが、この四月から建て替えのための解体工事が行われていたらしく、
正門は閉じられ、
写真のような大きな重機が入って、
体育館は、完全に解体されていました。
この場所には、新しく教室棟が建てられ、地下に体育館が作られるようです。
たまに目にしていた程度とは言え、
古い校舎がなくなってしまう光景というのは、
とても寂しい気持ちになります。
ちなみに、今年の中学受験の時の光景がこちら。
来年からは、こちらの門は使えないので、今思えば、この光景は最後だったわけですね。
- 2021年9月 新校舎での授業開始
- 2023年7月 Ⅱ期工事竣工。学生ホール,小体育館などすべての施設が使用可能に(ホームページより抜粋)
(訂正前の原稿では、高校生は仮校舎で3年間勉強することになると書いてましたが、読者様よりご指摘があり、間違えておりました。高校生は仮校舎ではなく、今までの校舎と変わらないそうです。訂正してお詫び申し上げます)
そう言えば、テンちゃんは、
小学1年生の1学期だけ旧校舎。
そこから3年間は仮校舎。
残りの2年半を新校舎で過ごしました。
親にとっては、面倒臭いことこの上なかったのですが、
子供にとっては、変化に富んだ6年間だったようです。
ただ、建て替え工事や移転でもない限り、中高一貫校の6年間は、ずっと一つの校舎の中で生活するわけです。
人間は、環境の生き物でもあるので、
そこに流れる空気というのはとても大切です。
空気は、建物とそこにいる人が作り出します。
そういう意味では、
建っている場所や、建物の雰囲気、広さ、緑や空間の量は、
案外軽視できません。
例えば、
歴史的な建造物の学校だってあります。
外観もとてもレトロで、敷地にも緑が溢れている。
特に歴史のある学校は、当時、そのエリアで良いと言われた場所に建っているので、立地も最高だったりしますよね。
その反面、中に入ると規則に縛られていて、意外と閉鎖的だったり。
一方、新しい学校は、
校舎もオフィスビルのようで、見た目も全然学校ぽくなかったり。
校庭もほとんどないから、運動するにはマイナスだけど、
勉強に関しては最新の設備が整っていたり。
広い敷地を確保しようとすれば、どうしても郊外になったり。
通学には不便でも、一歩敷地内に入ると、学生にとっては最高の環境が整っていたりもします。
それもこれも、全てを考慮して決めていただければ良いと思うのですが、
先ほども言いましたが、
中に流れる空気というのは、
建物と人が作り出しているものなので、
ぜひ、
生徒のいる環境での見学をお勧めします。
最後まで読んでくださってありがとうございました。