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これも2年前に書いた記事です。
学校選びの上で、『校風』は、実はものすごく大切です。
誰もが、自由な校風に憧れると思うのですが、
自由ということは、言い換えれば、学校が自主性を重んじてくれるということです。
事実、
そういう学校には、自主性のある生徒がたくさん集まります。
そんな中で、自分を出すのが苦手な子が入るとどうなるか?
流されてしまいます。
流されてしまっても、それが心地いい環境なら良いのですが、苦痛に感じるようであれば、最初は大変ですよね。
自由な校風というと、わかりやすいところで言うと、
制服がなくて私服。
「めっちゃいいじゃん!」
受験生の頃、女子学院が私服登校オーケーだと聞いた時のテンちゃんの反応です。
「いや、でも、あなたは全然服に興味ないじゃん。毎日、どんな格好で学校に行くか、考えたりできる?」
「・・・・無理だな」
「だよね〜。そう言うのも含めての自主性だからね」
渋幕、渋渋も、かなり自主性を重んじる学校なのは有名です。
なんせ、スローガンが「自調自考」ですからね。
修学旅行先のマレーシアや中国に、
「じゃあ、当日は現地集合ですからね〜」
と、さらりと言ってのけ、最終日には、
「じゃあ、現地解散で」
修学旅行中のスケジュールは、
「じゃあ、グループで考えてくださいね〜」
「あとでちゃんとレポート出してくださいよ〜」
しかも、そのレポートのレベルが半端なく高い。
学校にスマホ持ち込みオーケー。
休み時間中のゲームオーケー。
ただし、授業中に一度でもゲームをやっていたりすると、厳しい罰則が待っている。
自由の中身をしっかり調べてみると、
「自由の方がきつくない?」
そう言う現実が見えてきます。
もちろん、その荒波の中でしっかり自分で考え、行動し、自主性を育むことができたなら、これは社会に出た時に、ものすごい武器になります。
ただ、残念ながら、そんな環境に6年間もいたことで、弾かれてしまう生徒も出てきます。
厳格な校風の方が合うと思って、その学校に通い始めた途端、
「その厳しさは違う・・・」
そう感じる生徒もいるでしょう。
コツコツ努力するタイプの子は、言われたことをこなすことを得意としますから、ある程度、厳しい校則の学校の方が合っていると言われます。
テンちゃんは、まさにそう言うタイプ。
だからと言って、そういう子が全て受け身という訳ではありません。
厳しさの中にも、どこに重点を置いているのか?
例えば、
制服の着方や髪型、日々の挨拶など、集団生活を送る上でのルールに厳格な学校もあります。
その辺についてはそれほど厳しくなくても、カリキュラムや授業の進め方に独特のルールを定めている学校もあります。
完全に、理系に特化した学校に進学したあとで、
「自分は文系に進みたい」
そう思ってしまったら、そこからはその学校とのバランスをどう取っていくか?
それこそ、自分で考え、行動しなければいけなくなるでしょう。
中高一貫校の利点はたくさんありますが、
6年間という長い月日の中には、いろんなことが起こります。
人格を形成する上で、とても貴重な時間であり、濃密な場所なのです。
そこで、入学した途端、
「間違えた・・・」
そう思わないためにも、
学校選びはより慎重に。
そのためにも、何度も書いていますが、
たくさんの学校に足を運んでください。
学校だけでなく、通学路や、学校周辺の環境。自宅からの距離。
街や周囲の評判。下校時の生徒の雰囲気。
たくさん見て欲しいのです。
そして、もっと大事なのが、お子さんとの会話。
中学校に行ったら、どんな学生生活を送りたいのか?
どんな勉強をしたいのか?
恋愛はしたいのか?(これ、すごく大事だったりします。中学時代はそんなこと思っていなくても、高校生になった途端、異性を意識するようになりますし)
将来は、何をしたいのか?
そういう話を勉強の合間の休憩時間のたびに、しつこいくらいしても良いと思います。
そういう話をしている間に、
受験生は自分に向いている学校のイメージが、
親には、子供に向いている学校のイメージが浮かんでくると思います。
何よりも、そういうイメージが浮かんでくるようになると、本当にワクワクしてくると思うのです。
よろしくお願いします。
最後まで読んでくださってありがとうございました。