いつもと同じ時間に起き、

 

 

いつもと同じ「おはよう」を言って、

 

 

いつもと同じ朝ごはんを食べる。

 

 

そして、いつもとはちょっと違うけれど、

 

 

その日、受験する学校の試験に合わせた最後の不安を取り除くための勉強をする。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに本番直前の娘は、

 

朝5時に起床して、

 

最初の45分は漢字の書き取り。

 

次の45分は、算数の計算問題をタイマーをセットしてやっていました。

 

 

いつも漢字の書き取りや算数の計算問題をやるというわけではありません。

 

あくまで前日と、2月1、2、5日の当日の朝だけです。

 

 

 

 

 

それは娘なりの、試験前の工夫でした。

 

 

「止め跳ねを意識して、丁寧に書く。すると心が落ち着いてくる。何も考えなくなって、ただ書くことに集中できる」

 

 

「タイマーをセットして計算問題を解く。眠たい頭が一気に目覚めるし、考えるスピード感が出てくる。テンションも上がる」

 

 

そう自分で分析してました。

 

 

 

 

そして、1時間半の集中を終えると、

 

「よし!わたしはできる!」

 

そう自分に言い聞かせることができたのだそうです。

 

 

 

 

これは、あくまで娘の試験の前日、そして、当日の心の整え方でした。

 

 

 

 

 

で、今度は親であるわたし。

 

 

わたしは仕事で5日しか付き添うことはできなかったのですが、1日の朝は、普通に一緒に起きて、

 

「おはよう。どう?よく眠れた?」

 

たしか、それが第一声だったと思います。

 

「よく眠れたよ」

 

「それは良かった」

 

「じゃあ、勉強するね」

 

 

そんな会話で娘はすぐに勉強に集中しました。

 

 

 

朝ごはんの時は、

 

「いよいよきたね〜」

 

そんなことを言いました。

 

 

余計なことは言わないようにと思っても、思ってしまったことは普通に口に出る性格なので、普通に言ってましたね。

 

「そうだね〜。きちゃったね〜」

 

「緊張してる?」

 

「いや。でも、会場に着いたら緊張するかもね」

 

「誰でも緊張するよ。本番だもん。みんな条件は同じだよ」

 

「そうだね」

 

「ところで今晩は、何食べるの?」

 

「疲れ切って食べる気がしないんじゃないかな〜」

 

「そうかもね〜。明日もあるしね」

 

 

 

なんてことを、普通のトーンで話してました。

 

 

そして、準備が整って娘と奥さんが家を出ます。

 

わたしはその二人を見送ります。

 

「じゃあ、行ってくるね」

 

「行ってらっしゃい。頑張ってね〜」

 

「うん。頑張る!」

 

「じゃあね〜」

 

 

 

そういう感じです。

 

そして、玄関が閉まった途端、一人でウルウルしてました。

 

 

「あ〜。こんな日に仕事に集中できるか〜!!」

 

って、思いましたよ。

 

 

 

 

そして、娘も案の定、会場に着いた途端、ものすごく緊張して顔がこわばっていたそうです。

 

それを見た奥さんも、

 

「テンちゃん、相当緊張してたよ。わたしも一気に緊張してしまったわ。見送りした後は泣きそうになっちゃった」

 

なんて言ってました。

 

 

 

そうです!

 

 

2月1日は普通の日じゃありません。

 

特別な日です。

 

 

平常心でいられない。

 

 

当たり前です。

 

 

平常心でいようなんて思わなくて、心の赴くままに素直に従っていれば良いと思います。

 

 

どんな状態であれ、

 

 

家族の思いは一つなんですから。

 

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

 

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