“チャレンジ校”って言葉が正直、好きになれません。

 

 

 

 

チャレンジって、良い意味で使われる言葉だと思うんですけど、

 

中学受験に関して言えば、どうしてもネガティブに聞こえてしまうのです。

 

 

それって、わたしだけでしょうか?

 

 

 

 

 

チャレンジとは、単純和訳は、「挑戦する」です。

 

最近、よく聞くチャレンジは、スポーツ中継です。

 

審判の判定に対して不服がある場合、チャレンジ(異議を唱える)して再検証を提案するシーン。

 

 

で、結果は、

 

例えば、昨期のメジャーリーグベースボールでは、1172回中、589回の成功(判定変更)。

 

成功確率は、50.25%。

 

ちょうど半分。

 

 

テニスの場合だと、45~30%。

 

かなり低いです。

 

 

でも、

 

「初マラソンにチャレンジします」

 

なんて言葉をよく聞きますよね。

 

つまり「初マラソン」は、イメージとして、「チャレンジ」なんですよね。

 

この場合のチャレンジ、完走する確率はかなり高いと思います。

 

 

70パーセントは優に超えているでしょう。

 

 

ちなみにわたしは27歳の正月に今年中にフルマラソンを完走すると決めて、元旦に走り始め、最初は2キロ走れませんでした。

 

そんなわたしでも、その年の11月の河口湖マラソンで、4時間20分で完走できました。

 

 

 

スポーツでのチャレンジは、わたしのイメージですが、トータルで成功確率は大体50パーセントは超えているんじゃないでしょうか?

 

 

そう考えると、チャレンジのハードルは結構低いと思うのです。

 

 

 

 

では、中学受験でのチャレンジは?

 

 

その前に、

 

「適正校」(正直、この言葉も好きになれません)

 

と言う言葉があります。

 

 

これは模試などの結果、偏差値の平均とほぼ同じ偏差値の学校を言うそうです。

 

それに対しての「チャレンジ校」なので、大体5くらい上の偏差値の学校を「チャレンジ校」と言うらしいのですが、

 

では、そのチャンレンジ校の合格率は?

 

 

いろいろ調べてみましたが、その統計をとったデータはないようです。

 

 

しかし、

 

チャレンジ校ではなく、第1志望校の合格率に置き換えてみると、大体40パーセントくらいだそうです。

 

 

50パーセントに満たないのです。

 

 

て、ことは、大半の受験生が第1志望校をチャレンジ校にしているということになります。

 

 

 

 

だったら、もうチャレンジ校って言葉、無くしません?

 

 

 

例えば、テンちゃんの場合、

 

第1志望校は全然チャレンジ校じゃありませんでした。

 

不合格だったので、結果、チャレンジ校という位置付けになるのかもしれませんが、

 

本人的には全然チャレンジ校じゃない。

 

 

なぜなら、テンちゃん曰く、

 

「チャレンジ校は、合格する可能性が極めて低い学校を受けるイメージだけど、わたしは第1志望校には絶対に合格するって思ってたから」

 

 

「じゃあ、テンちゃんにとってのチャレンジ校ってなかったの?」

 

「あったよ。今、行ってる学校だよ。今行ってる学校の方が偏差値は低かったけど、第1志望校と入試の傾向も学校の雰囲気も似てるから塾の先生からもママからも『チャレンジしてみたら?』って言われ。12月に最後の学校説明会に行って気に入ったから受験したけど、第1志望校じゃなかったから、わたしの中ではそれがチャレンジ校だね」

 

「そっちも挑戦してみたら?ってことか」

 

「そうそう」

 

 

 

そうなんです。

 

 

だから、我が家では、チャレンジ校の位置付けは、全然偏差値じゃなかったんですよね。

 

 

 

ネットでの質問とかを見ていても、

 

「チャレンジ校を受験すべきかどうか悩んでいます」

 

と、いう書き込みがありますが、

 

正直、それ悩むところ?

 

と、思ってしまうのです。

 

 

 

 

そもそも、中学受験は、

 

 

「受験をするぞ!」

 

て、決めた時に、最初から行きたい学校が決まっていて、偏差値は全く関係のないところで選んでいるのであれば、その学校を目指した勉強だけをずっとやっていれば良いのですが、

 

 

大抵は、まずは自分の実力が今、どの位置にあるかを見極めます。

 

そのために、いろんな模試を受けて偏差値で自分の位置を確認します。

 

そこから、1年後、2年後の目標を設定します。

 

当然、今の偏差値より高い学校を選ぶわけで、そこから始めて、1年を切り、半年を切り、現実が見えてきたところで目標となるべき学校の姿も見えてきます。

 

半年前から、今ある位置と同等の学校を第1志望にする受験生は少ないと思います。

 

 

もっともっと頑張れば届くかもしれない学校に設定するわけです。

 

 

そこを目標としていくわけだし、そこを受けたくて猛勉強をするわけです。

 

 

だから、

 

チャレンジ校じゃなくて、目標校

 

 

 

最終的にそこが適正校になって、それ以上の偏差値の学校に行きたいと思わなければそこが第1志望校になるわけですが、

 

第1志望校合格率40パーセントという現実を目にした時、

 

ほとんどの受験生が、やはり、

 

「もっと上の学校を目指したい!」

 

と、願っている現実が数字に現れています。

 

 

 

そして、最終的に受験する学校が決まったら、

 

その学校は記念受験校であろうが、滑り止めだろうが、チャレンジする学校です。

 

 

 

 

だから、

 

「チャレンジ校」なんて括りにしなくても、

 

中学受験は誰にとってもチャレンジなのです。

 

 

 

それは、とても素晴らしいことで、決してネガティブなことでじゃない。

 

 

 

 

 

開成中学合格率が常に80パーセント以上の受験生にとっても、

 

100パーセントじゃない限り、受験はチャレンジです。

 

合格して初めてホッとする。

 

 

だから、チャレンジなのです。

 

 

 

 

偏差値が適正校より低い学校に受験するときも、100パーセントじゃない限り、チャレンジであることは変わりない。

 

 

わたしはそう思うのです。

 

 

この考え方、おかしいですかね?

 

やっぱり、おかしいのかな〜。

 

 

 

考えがまとまってないのは確かなんですよね。

 

 

チャレンジ校ってなんなんでしょうかね〜。

 

 

 

どの学校もチャレンジ校じゃん。

 

って、思ってしまうわたしの感覚、おかしいんでしょうかね〜。

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

 

 

 

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